発達障害の子は、脳の活動場所に違いがある? | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今朝の地震は、揺れが長く大きかったですね。最近地震が多いですが、小さい地震がおこっているうちは、プレートの落ち込みのエネルギーが発散され大地震はこないという話を聞いたことがあるのですが本当でしょうか。


今朝、NHKで「発達障害の子どもは、脳の活動場所に違いがあることが確認できた」というニュースをやっていました。金沢大学と、島津製作所を始めいくつかの会社が共同研究で、幼児向けの脳内の電磁波を測定する機器のMEG(脳磁図形)を開発したそうです。


その日本に2つしかない機器を使い、3歳から7歳までの子どもを対象に、発達障害のある子を35名、そうでない子35人を検査したところ、神経細胞の活動場所に違いがあることがわかったそうです。


発達障害のある子の神経細胞の活動は、35人中30人(85.7%)が、空間を認知する能力をつかさどる『右脳』を中心に行われていたそうです。一方、発達障害ではない子の神経細胞の活動は 、35人中32人(91.4%)が言葉やコミュニケーションをつかさどる『左脳を中心に行われていたという結果がでそうです。


これは、幼児期の発達障害ではない子は、大人と同じ『左脳』を使っているが、発達障害の子は、『右脳』を使っている場合が多いということが、数値で示されたわけです。


この結果がどんな形になるかわかりませんが、診断に実用化されることも考えられます。今まで、発達障害の診断は、医師の問診によりつけられていましたが、これにより、数値に裏打ちされた早期診断がつく日が来るのかもしれません。


自閉症のDNAの解析もすすんでいるそうです。自閉症や発達障害の研究もどんどん進んできていますね。自閉症、発達障害を取り巻く環境は、5,10年後どんなふうになっているのでしょうか。期待が膨らみます。


【今日のいいとこ探し】


息子は、今日もう1度病院へ行って検査したところB型インフルエンザでした。イナビルを処方されて、だいぶ落ち着きました。寝るときに、「アイスノン、体温計、アクエリアスの水筒」と確認しながら、枕元に置くグッズを自分でそろえていました。病人なのに、自分のことは、自分で準備できて偉かったです。