最後の療育 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、6年半前から、月に1回通っていた療育が最後の日でした。先輩お母さんたちから、アドバイスをもらい、自立課題や親と一緒にやる課題、調理などを、親が組み立ててやっていました。


診断を受けてから、ここで月1回、息子の状況を観察し、普段の生活ではわからない苦手な部分を再確認してきました。ワークシステムや構造化、行動観察、すべてここで身につけました。ここがなくなるのは、不安で、とても寂しいことです。とてもお世話になりました。親も子も成長した、大切な場でした。スタッフの方、一緒に取り組んできた家族の方々、ありがとうございました。


自立課題に取り組む姿。始めた当初の6年半前の時の目標は、「5分間机の前に座っている」でした。小学校へ入学する時の目標は、「15分間机の前に座っている」でした。そんなところから、いろいろ年齢に合わせた課題になり、今日やったのは、自律や中学に向けての、ベルトの仕方や靴ひもの結び方、簡単なパン作りでした。ずいぶん息子も成長しました。


自立課題をやっているところ
自閉症スペクトラムの窓-ラスト療育


根気を付ける(色紙クリップ止め)

自閉症スペクトラムの窓-ひな祭り2


色の弁別と規格外品の検品

自閉症スペクトラムの窓-ひな祭り


最後に、お世話になった方々にコメントを書くようにと息子にカードを渡したら、「いっしょに遊んでくれてありがとう」と書いてありました。息子には、勉強する場ではなく、楽しく遊べる場だったようです(笑)。


親は、この療育でテクニック的なことだけでなく、子どもを見守る親の基本的な心構えを教えていただきました。形はかわりますが、この療育のスピリッツは受け継がれていきます。また、新たな気持ちで頑張っていこうと思います。


【今日のいいとこ探し】


今日は、1日遅れのひな祭りをしました。妹が昨日から、がんばって素敵な手作りお雛様を作りました。お内裏様と、お雛様、三人官女、五人囃子までそろった段飾りです。ダンボールで雛段までつくりました。よく出来ています。今日は、妹のいいとこでした。


自閉症スペクトラムの窓-折り紙