食べ物の保管を教える | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、朝、父と母が寝坊しました。計画的に子ども達より遅く起きようとおもったので、テーブルの上にコーンフレークを用意しておきました。


このところ、自分たちで用意して食べてくれるので、休みの日に朝早く「お腹すいた。朝ごはん」と起こされ無くなって助かっています。


しかし、ここで問題が発覚しました。それは、食べかけのコーンフレークの袋を輪ゴムでとめる、新しいコーンフレークやレーズンの袋をあけるスキルが、いい加減だということです。


だいぶ出来るようになりましたが、下の写真で見るとかなり危なっかしく、袋の口が輪ゴムで閉じてあります。レーズンの袋にいたっては、縦にさいてあけてしまい、横からこぼれだしそうです。
自閉症スペクトラムの窓-輪ゴム止め

いつもは、母が食事の準備をします。なので、コーンフレークは、お皿によそわれています。自分で新品の食品の袋を開けたこともありません。一から教えていくことになりました。


≪袋をあける≫


1)指で挟んで開くようにして、手で開ける

2)ダメなら、切り口を探して、切ってあける

3)それでも開かないなら、ハサミを使う


≪袋の口を閉める≫


1)袋の口を折り返す

2)袋の口をジャバラにまとめる

3)輪ゴムをかける

4)輪ゴムをクロスさせる

5)輪ゴムをかける

6)かけられなくなるまで4)と5)の繰り返し


食べ物の種類によって、袋を閉めるは、難しいですね。


あとは、新しいドレッシングをあけてもらう、食べ物の包装をといてもらう、牛乳パックの口をあける、などの生活で使う技術をやってもらっています。


食べ物の保管のスキルとして、食べ残した物にラップをかけることも練習し始めました。一人暮らしをするなら、必要なことですね。あとは、食べ物のストックを切らさないように、使ってなくなったら買い物にいくことなど、少しずつ教えていこうと思います。


食べる、作るだけでない、食に関する家事もいろいろあるものですね。


【今日のいいとこ探し】


いとこのお兄ちゃんとオセロをやっていました。以前なら、負けそうになると怒って騒いでたいへんだったのですが、今日は、終始劣勢でしたが、最後までゲームをすることが出来ました。


以前は、勝ち負けにこだわり、パニックを起こしていたのに、負ける時もあれば、勝つ時もあると思えて、ゲームを楽しめるようになったのには、びっくりしました。