息子の羞恥心 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。家の前のプランターのチューリップがずいぶん大きくなりました。寒い寒いと思っていましたが、春は確実に近くまで来ていますね。昨日いった実家の庭の梅も、ふっくら蕾がが膨らんでいました。



自閉症スペクトラムの窓-チューリップ3


『羞恥心』 辞書で引くと、「恥ずかしく感じる気持ち」となっています。


どうも、息子は、自閉症の例にもれず、この気持ちがうすかったのです。他人から見てどう思われるかは、自閉症の人には、興味がないようです。とにかく自分中心・・・


息子は、人前で服を着替える、ずるずるのゴムのズボンをはく。服のフードを頭からすっぽりかぶる、パンツに手を入れる、などなど。親が見たら恥ずかしくなってしまうことをいろいろやってくれていました。羞恥心ゼロ。


でも、息子には、口を酸っぱくして注意したかいがありました。少しづつですが周りから見た自分を、意識してくれるようになりました。


でも、ここで問題発生。息子は、周りの反応を気にしすぎて、かえって恥ずかしいカッコになってしまうのです。


髪を切った次の日は、学校へ行って帽子が脱げなくなり、授業中も帽子をかぶり続けていました。


今日は、体操教室のズボンを前後間違えてはいていることに途中で気が付きました。どうするのかと思ったら、前にあるはずのマークを周りの子に見せたくないので、片足だけ裾をまくり上げ、パンツぎりぎりになってしまい、すごく怪しいカッコで体操をしていました。


ちょうどいい羞恥心を身につけてもらうのは、なかなか難しいですね。


【今日のいいとこ探し】


母が忘れていたら、自分で小児性乾皮症の薬を、夕飯後に飲んでいました。ちゃっかっり、ご褒美の金平糖まで出してきていました。