自閉症の人を誤解している? | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、立春でしたね。確かに、昼間は日がさし、ずいぶんと暖かくなりました。これが、平年のこの時期の気温だそうです。このまま、春になってくれるとうれしいのですが、また来週は、気温が乱高下するそうで真冬日もあるそうです。体調には、気をつけたいものです。


今日は、昼間に講演会、夜に勉強会とダブルヘッダーで、詰め込み過ぎて頭がパンパンです(笑)


勉強会でやったワークが「自閉症の人を誤解していませんか?」というテーマでした。グループで話し合い、いろいろ思うことを模造紙に書きだすというワークです。確かに自閉症は、色々な意味で誤解されているのがよくわかりました。


≪自閉症という呼び方からくる誤解≫


暗い・引きこもり・笑顔なし・人嫌い → そんことはないのに、言葉のイメージが悪い


≪自閉症という障害を知らないが故の誤解≫



治る・成長の途中からなる中途障害・天才なんでしょ・親の育て方・しつけの問題 → 無理解が根底にある。そもそも世の中の人は、それほど自閉症に興味がないのではないか。


≪自閉症を知っているが故の誤解≫


先生や職場など、自閉症にかかわったことのある人は、自閉症というくくりで子どもを見る。自分の過去にみたことのある子と同じに型にはめて対応してしまう。 → でも、本当は、1人1人違う、個別に見てそれぞれに合った対応をしてほしい。


≪親の自閉症の子供に対する誤解≫わかっている様な気がするが、実はあまりわかっていないのかも・・・


① 過小評価 ここまで出来ないだろうと決めつけて、手伝ってしまう。親が出来ないと思いこんでいるだけで、実は出来ることが多い

② 過大評価 もちろんわかっているだろう。当たり前のことと思っている。実は、ルーチンでやっているだけ。理解はしていなかった。


さまざま意味で、私たちは、自閉症のことを誤解しているんですね。正しい理解に基づいて、その子その子に合った支援がしていけるといいですね。


あと、いいなあと思ったこと。講師の先生が、「自閉症という響きがよくないイメージなので代わりの言葉を探してみました。それは、『自由人』です。」と言われました。自由人、確かにいい響きですね。


我が家の『自由人』の息子は、今日は、鉄道模型展にいけて大満足だったようです。いっぱい写真を撮ってきました。その中の1枚です。



自閉症スペクトラムの窓-鉄道模型展


【今日のいいとこ探し】


昼間の講演会で幼稚園の時の先生達に会いました。以前の息子なら、幼稚園でない場所で先生にあうと、こんなところに居る筈がないと混乱して大騒ぎだったのですが、今日は違いました。


母と一緒にいた先生達を見つけると、「こんにちは」と言ってあいさつし、逃げ出しませんでした。さらに、求めに応じて、何人かの先生とハイタッチしていました。そんなこと出来る筈ないと思っていた、母のうれしい誤解でした。