視点をかえることの大切さ・・・ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、みぞれ交じりの寒い雨が降りましたね。空気は潤いましたが、寒さが厳しくなったせいか、インフルエンザが猛威をふるい始めたようです。近くの小学校で学級閉鎖がでました。息子の小学校でも流行らないか心配です。


今日は、自閉症の勉強会へ行ってきました。そこで聞いた話です。「視点を変えることの大切さ・・・・発想の転換」です。子どもの問題行動を肯定的に考えてみるというワークをしました。


『問題行動』                         『肯定的にみると』


・2時間砂場で遊び続けて、帰れない。    →  2時間物事に取り組める

                                集中力がある


・ガラスを割る                   →  ガラスとそれ以外の区別がつく

                            →  ガラスを割る、スキルがある

                               (どうすれば割れるかわかる)


・冷蔵庫から勝手に食べ物を出して食べる →  食物のある場所を知っている

                            →  食べることが大好き

 

問題行動を、このように肯定的にみると、その後、手だてが見えてくるものです。問題行動だから、禁止して止めさせようと思ってもなかなか止めることは出来ません。


例えば、冷蔵庫から勝手に食べ物を出して食べてしまうという問題行動は、食べ物が入っている場所をしっているのだから、冷蔵庫に「ジュース」「チーズ」「プリン」などの絵カードを貼って、その絵カードを見せたらそのものが食べられるという、コミュニケーションへとへつなげていく。


また、それだけ食べ物が好きなら、ご褒美や、モチベーションを上げるのに使うなど、プラスに使うことができるそうです。


親や支援する側が、問題行動と見ず、肯定的に考えるという「視点をかえること」の大切さを学びました。目から鱗、ピンチはチャンスの考え方ですね。息子の行動もそういう風にみてみようと思いました。


あとは、氷山モデルの考え方も為になりました。海に浮かぶ氷山は、海上に出ているのは、ほんの一部分で、残りの大部分は海中にあるそうです。問題行動もこの考え方で、上に出ているほんの一部が、問題行動でその原因は、海面下の見えないところにあるというものです。


その海面下の理由を色々考えて対応すると、海上の問題行動がなくなるというものです。視点をかえることを実践してみようと思いました。


閑話休題


今日、息子がガイドヘルパーさんと上野駅に行って撮ってきた写真です。なんの写真でしょう。


自閉症スペクトラムの窓-連結Ⅰ


答え「E4系マックスやまびこ」の連結部です。息子は、電車の連結部が大好き。写真は、全体写真より、連結部分の写真を撮ってくることが多いです。これは、何線でしょうか。


自閉症スペクトラムの窓-連結Ⅱ


正解は、小田急線です。


【今日のいいとこ探し】


みぞれ交じりの寒い雨だったので、最初は日暮里に電車を見に行く予定だったのですが、日暮里は、橋の上から電車を見るので、外で屋根がありません。自分から「今日は、雨だから上野駅にする」とお天気を考慮して行き先をかえられました。