雪が降った日 ~息子帰還~ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、本当に雪が降りましたね。宿泊学習に出かけていた息子が昼前に帰ってきました。学校へ迎えに行った帰りの写真です。


自閉症スペクトラムの窓-雪景色

昨日は晴れていたので、運動靴で出かけました。たぶん、雪に興奮して雪遊びをしたがるだろうと思い長靴を持って行って正解でした。雪の中、傘もささず、素手で雪をつかみ大はしゃぎ。なかなか家にたどりつきません。


息子「雪食べていい?」 きらきらした目で母を見る


母「食べません、お腹壊すから」


息子「雪食べちゃおうかな・・・」 ニヤニヤ


母「だから、お腹壊すから食べません」 なんとか、雪を食べさせないですみました。


こんなやり取りを繰り返し、家の前に着きましたが、そこでまた車の上に積もった雪で雪玉を作り、母に向かって投げてきます。息子の手は、真っ赤。凍えて痛くなってきたようです。早く家に入って欲しいのに、そこからがまた長い・・・・


息子「お母さん、手が痛い」


母「しもやけに、なっちゃうよ。お家に入ろう」


息子「しもやけになったら、どうなるの」


母「指が痛くなって、かゆくなっちゃうよ」


息子「でも、まだ遊ぶ」 しばらくしてから、再度、声掛け。


母「家に入るよ。しもやけじゃなくて、凍傷になっちゃうよ」


息子「凍傷になったら、どうなる?」


母「指が動かなくなって、ひどいと指切断かも・・・」と言ったら、ここでようやく家に入ってくれました


もう手は、真っ赤。本人もすごく寒かったようです。洗面所にお湯を張って、手を温める為に浸すように言って、母が玄関で濡れた荷物を拭いていたら、洗面所から呼ぶ声がします。


「お母さん、寒いから~、洗面所お風呂にするね~」 ???


洗面所に行って母の目に飛び込んできたのは、洗面所の流しにお湯を張り、その中に裸で丸くなって入っている息子の姿。身長140センチを超えて、体重37キロもある小学生は、どう考えても洗面台には収まりません。


あわててお風呂にお湯を張り、湯船に移動してもらいました。手を洗っているうちに体が冷えていることに気がついてお湯に入ろうと思いついたのでしょう・・・・あかちゃんの頃は、確かに洗面台で沐浴させてましたけどね。


体の成長を考えて欲しかったです。必死でお湯につかろうとする姿はかわいかったですが、洗面台で温まるのは、ちょっと無理がありました(笑)


【今日のいいとこ探し】


学校から帰る時、先生にきちっと「今日は、ありがとうございました。さようなら」と言って教室を出ていました。言うよう促される前に、礼儀正しく挨拶が出来て偉かったです。


おまけ:余談というか愚痴です。


娘は、学校から帰ってきたら、兄がのんびり録画しておいたテレビを見たり、母に色々やってもらっているのが気にいらなかったようです。あからさまに、兄の言動に、ケチ、難癖を付けて言葉での攻撃。あまりに、ひどいので、注意をしたら、今度は逆切れ。


昨日、あれほどしおらしくお兄ちゃんの帰りを待ちわびていたのがウソのようです。たぶん、兄妹げんかは寝るまで続くのでしょう。「はぁ~」ため息出ます・・・・