どんど焼き | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、夕方5時から近所の公園でどんど焼きがありました。


私の実家では、『どんど焼き』なのですが、公園の入り口の看板が『どんと焼き』となっていました。『ど』と『と』の違いなのですが、娘に「お母さん間違って」と言われてしまいました。どんど焼き、どんと焼き、左義長など地方によって色々な呼び方があるそうです。


「どんど焼き」とは小正月(こしょうがつ)の1/14の夜か1/15の朝におこなわれます。正月に使った松飾りや、しめ縄・子どもの書いた書き初めを持ち寄って、一箇所に山のように積み上げて燃やします。

その残りの置き火で、細い竹にさした団子を焼いて食べると、その1年間は、風邪をひかず健康でいられるそうです。あと書き初めも一緒に燃やして、その灰が天まであがると字がきれいになるなどの言い伝えがあります。無病息災・五穀豊穣を祈る民間伝承行事だそうです。

息子は、けっきょくお飾りも書き初めも燃やすことを嫌がって許さなかったので、お団子だけもらって、それを焼いて食べました。これで、今年1年、習字はうまくならないかもしれませんが、風邪はひかないのではないでしょうか。


自閉症スペクトラムの窓-どんど焼き
 

お団子を火に入れてはいけない、炭のところであぶるように言ったのに、結局丸焦げにしてしまいました。「焦げてる、苦い・・・」と言いながらぺろりと2個食べていました。


【今日のいいこと探し】


10時くらいに外出して、車を降りたら一瞬でしたが粉雪が降っていました。それに気がついた息子は、空を見上げながら「お母さん、見て見て雪だよ」「雪降ってうれしいね」と声をかけてくれました。


これって、自閉症の子が苦手とする、人への共感と自分の気持ちの表出ですね。なんだか母は、ほっこりした気持ちになりました。