カラオケ初体験!! | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、冬休み最後の日です。明日の学校の準備をしていますが、息子にぜんぜん学校が始まる緊張感がありません。明日の朝は、バタバタしそうです。


今日は、今度グループ療育で『カラオケ』に行くので、下見を兼ねて家族でカラオケに行ってきました。息子は、カラオケ初体験です。


初めてものに弱い息子は、行く前、「カラオケ嫌い。行かない」と言い張って、乗り気ではありませんでした。こんな時にとる方法は、『情報を与える』、『見せる』、『気分を盛り上げる』、『ご褒美を用意する』です。今回もこの作戦でカラオケにいったら大成功でした。


『情報を与える』

まず、行くお店のホームページなどを見せる。今回行ったシダックスは、TVCMをしていたので、ラッキーでした。「なでしこジャパン出ているカラオケレストランだよ」と言ったら、興味を示しました。


『見せる』

行くお店の住所を調べて、お店の前の道を通り実際のお店を見せて「今度ここのお店にくるよ」と予告しておきました。話をするより、具体的に見せることがイメージをわかせるために有効です。また、当日のスケジュールを細かく紙に書いて本人に渡しました。息子は、視覚優位なので、苦手なことでもスケジュールに組み込まれると、受け入れやすくなります。


『気分を盛り上げる』

これは、息子本人でなく、妹を始め、親が「楽しみだね。○○を歌おうね」などと、息子以外の人間で盛り上がることが大事です。また、お昼ご飯は、外食でカラオケレストランで食べるからと宣言し、メニューを見ながら周りが楽しそうにしていました。


『ご褒美を用意する』

カラオケから帰ってきたら、今息子がハマっているWiiを家族みんなでやる約束にしました。これでかなりモチベーションが上がりました。


以上の事をやってから、今日の本番になりました。カラオケを嫌がっていた息子ですが、母的にはたぶん息子はカラオケが好きになるだろうと思っていました。


最初は「嫌いだ」と言いながら、ちょっと様子をうかがっている息子でしたが、ケロロ軍曹の曲目の品ぞろえに気分が盛り上がりました。歌い始めてしまえば、画面の前に立って、ノリノリで歌いながら降り付きで踊ります。家でもテレビの前で大きな声で踊りながら歌っているのですから、楽しくないはずがありません。次から次へと歌いたい歌が出てきます。


自閉症スペクトラムの窓-カラオケ初体験


マイクを使うことと、他の人が一緒に歌うことは拒否しましたが、楽しく過ごせることがわかりました。グループ療育も楽しく行けそうです。


あとは、他の人の歌うのを邪魔しない。自分ばかり歌をいれない、食べながら歌うことを良しとする(口に入れながらでなく、人が歌っている間に、物を飲み食いすること)、人の決めた歌にダメ出しをしないなどのルールが守れるようになるといいですね。また、余暇が一つ増えました。


【今日の笑い話】  ※ いつもの「いいこと」ではありません。でも笑えたので・、載せちゃいました


ブログを書いているときに主人が「俺のスリッパの片方知らない?」とやってきました。リビングや、廊下、台所などあちこち探したのですが、見つかりません。狭い家なので、もう探すところがありません。


「もしや」と思ったのは、今まさに回っている洗濯機。脱水が終わってこわごわネットを開くと、入っていました。主人のスリッパ。ぐっちょりとしていますが、妙にリンスが効いていて、毛足つるつる。陽だまりのいい香りもしました(笑)


洗濯ネットに洗濯物を入れて、洗濯機を回すのは、息子の仕事です。スリッパは、洗面所に脱いでありました。色が紺色だったので洗濯物を分けてネットに入れる時に間違えて一緒に入れてしまったようです。でも普通、洗濯物の中にスリッパあったら気がつくと思うのですが・・・・・


主人と「スリッパ洗濯機で洗うってあり得ないよね。でも、息子ならあり得るかも・・・・・」と大笑いてしまいました。気がつかなかったのでしょう。明日の朝、怒らず気を付けて見るよう言おうと思います。やっぱり息子は、大物です・・・・