LADです。今日は、成人式のところが多かったようですね。息子の成人式は、どうなるんでしょう。先輩お母さんの話を聞くと、障害のある子の成人式は、地域でやる成人式には出ず、作業所や職場などでやってもらうことも多いようです。
また、地域の成人式に出る場合も、成人になったという意味で親が付き添わず、ガイドヘルパーやボランティアさんと参加される方もいるそうです。まだ先ですが息子の成人式どうなるんでしょう。想像が膨らみます。
今日は、息子の髪の毛を切りに美容院へ行ってきました。年末から髪が伸びてしまって、息子も気にしていました。学校が始まる前に行きたかったので、予約が取れて良かったです。
親カットかだと、トラ刈りになるので、美容院でやってもらえるようになって、髪型がかっこよくなりました。ビデオを見ながらカットをさせてくれる美容院なので、今日も大好きな電車のビデオを持って行きました。
≪髪を切る前≫ ※ 手鏡を持参して、耳には毛染め用の耳カバーをしています
≪髪を切った後≫ さっぱりして男前です
息子は、小さいころ髪を切るのが大嫌いで、大人3人がかりで切っていた時期がありました。2人がかりで動かないように押さえて、もう1人がカットしていました。嫌がって暴れて「助けて~殺される~」「○○先生助けて~!!」と叫んでいたのが思い出されます。
親がカットするので「お母さん助けて~」とは、言えなくて幼稚園の先生の名前を呼んでいました。今住んでいる住宅地では、虐待と勘違いされて警察に通報されそうだったので、叫んでも聞く人のいない田舎の実家へ行って髪を切っていました。
なぜそんなに髪を切るのが嫌なのでしょう。その理由は、だいぶ後になって、自分で話ができるようになってわかりました。上の写真にもヒントがあります。
それは、髪の毛を切るときに何気なく私たちが使う言葉がけにありました。「耳のところを切るよ」「首のところを切るよ」そう言って髪の毛って切りませんか。美容師さんや床屋さんも使います。
実は、この言葉がけが、息子を恐怖に陥れていました。ある時「僕の耳を切らないで~」「首切ったら、血が出ちゃう~」そう叫んで、泣いたんです。
そうなんです。息子は、「耳・切る」「首・切る」しか、意味がわからず、ハサミを持った大人に怖い声掛けをされて、髪をきるのが怖かったんです。言葉の受け取りが違う、自閉症の特性そのものの勘違いです。
それがわかってから、声がけは「耳の周りの髪の毛を切ります」というか、手鏡で見せながら、具体的に「この髪の毛を切ります」と確認をとってからカットするようにしました。
あと、耳のまわりが触覚過敏なのですが、毛染め用のビニール耳カバーをすることで、カバーがあるから「耳は切れない」と安心してカットさせるようになりました。
ただ嫌なのではなく、自閉症の子なりの理由がありました。それを、払拭した今、自分からカットに行くといいます。ちゃっかり「ここもう少し切ってください」なんて、注文もだしたりします。本人が納得できるように、そこを見つけてあげるのが親の役割ですね。
【今日のいいとこ探し】
美容院でバリカンを使って、モミあげと襟足を剃ることが出来ました。音が怖くて前回までは、使うことが出来なかったんのですが、今日は我慢できました。