サンタさんは、いるの? | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。明日から、12月ですね。昨日、妹のバレエ教室のある教会へ行ったら、クリスマスイルミネーションが飾ってありました。


息子は、イルミネーション大好きです。この時期になると、車の中からイルミネーション探しが始まります。あっちに1つこっちに1つ車を降りるまで何件あったか、妹と競争して数えます。キラキラ、チカチカ、ライトの灯りが息子の心をくすぐるようです。


近所の住宅地に、毎年かなり気合の入った電飾をする通称「クリスマスハウス」があります。今年は、節電と言われているのでどうなるんでしょう。気になります。


クリスマスが近くなって、妹が今朝、突然「サンタさんっているの?」「居ないって言う子がいるんだけど」と言い始めました。そろそろサンタがいないと気づく子もでてくる年頃です。


さあ、困りました。妹は、居なくても納得するでしょう。父と母に、クリスマスプレゼントのリクエストをして、その物ズバリが毎年届いているのですから、当然です。


ただ、息子はどうでしょう。今年のプレゼントをサンタさんにお願いしてしまった後です。信じて疑っていないので混乱するかもしれません。変更に弱い子です。


サンタを信じさせるために、父と母が毎年工夫をしていました。ある年は、チャイムが鳴って外へ出るとポストの横にプレゼントがありました。それは、父が縁側からこっそり外へ出て、チャイムを押していたのです。


またある年は、実家の母(おばあちゃん)に頼みました。電話を子ども達宛てにかけてもらって、サンタさんから伝言で「プレゼントは、2階のベランダに置いてある」と言ってもらいました。


去年は、フィンランドのサンタよりと書かれた手紙が、切手も貼って、子ども達宛てに届いて、封を切ると「縁側にプレゼントが、おいてあるよ」と書いてありました。


父と母の準備が功を奏して、今までサンタを信じてくれていました。でも、それで信じてもらうのも、妹には、もう難しそうです。


でも、もう少し息子には信じたままで居させてあげたい気がします。今年は、妹には、本当のことを話して、お兄ちゃんには黙っててもらおうと思います。


来年は「サンタさんは、今年からプレゼントをくれないことになりました。代わりに、お父さんとお母さんがクリスマスプレゼントを買ってあげます」と宣言してしまおうと思っています。いつまでも、子どもでいてほしいんですど・・・そうもいきませんね。


【今日のいいとこ探し】


犬が大嫌いな息子。でも、お友達の家のワンちゃんが車に乗っていたら、こわごわ近づいて窓越しに手を出していました。勝手に出てこないから、大丈夫なんでしょうか。母は、犬が大好きなので、もっと慣れてくれるとうれしいです。