土曜参観のこと  | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。秋の味覚の話の続きです。


実家に栗の木があるのですが、木が古いせいか、甘さが今一つです。母に聞かれて、インターネットで甘くする方法を探していたところ、見つけました。


なんでも生のまま、口をあけたビニール袋に入れてチルド室で寝かすと甘みが増すそうです。寝かす時間を長く、半月くらいまで伸ばすと、かなり甘くなるそうです(そんなに待ちきれないですが・・・・)寒さで栗の成分が変化して、甘くなるのだそうです。


今日は、小学校の土曜参観でした。息子の支援級は、みんなで劇をして、その後、親子ボーリング大会をやりました。息子は、いつもは学校にいかない土曜日にいくという事で、朝からハイテンションでした。


心配が的中。ボーリング大会では、勝手に司会を初めて「○○小学校、第43回親子ボーリング大会を始めます」と高らかに宣言。親子ボーリングは、初めての企画なので「第1回」なのですが・・・・・


さらに暴走は止まらず、本当のボーリングを意識しすぎて、たいへんなことになりました。ボーリングには、何回か連れて行った事があったので、こだわってしまったようです。「本物のボーリングでなく、おもちゃのボーリングだよ」と言ったのですが、効き目なし。


息子は、自分のタオルを使って、投げる前にボーリングの玉磨きをみんなに強要し、1本もピンを倒せない子のスコア表に「0」でなく、「G]を書くように先生に言い寄り、2回の合計点数で競うのに、2回目がストライクだった子のスコアに10点を加算するように要求しました。


遊びのボーリングにも、本当のボーリングのルールを求めてしまって、困ったちゃんな息子でした。他のお母さんたちは、笑って許してくれましたが、母は、顔から火が出るくらい恥ずかしかったです。


ボーリング以外の、司会や歌や踊りは全部参加してすごく頑張っていたので、よしとします。


ただ、帰りに、父と母と妹を小学校に残して、1人でとっとと帰宅。自立下校を始めたからって、親をおいてけぼりにするなんて・・・・・・・ちょっと、さびしい土曜参観でした。


【今日のいいとこ探し】


ボーリングで、お子さんが2回とも1投目でストライクを取ったので、お母さんが1回も投げなかった親子がいたのですが、最後に突然「○○ちゃんのお母さんがまだ1回も投げていないので、ここで投げてもらいましょう」とまた勝手に宣言してしまいました(恥ずかしい・・・・)


ルール無視のめちゃくちゃ発言なんですが、お友達のお母さんを気遣かった発言がでたことが、母はうれしかったです。自閉症が一番苦手とする、他人を思いやる事が出来た息子に感激です。