LADです。実家から、極早生(ごくわせ)ミカンが送られてきました。
極早生ミカンは、少し酸味があって甘さは「まだまだ」ですが、私にとっては、秋を感じさせる故郷の味ですね。
今日は、自閉症の映画の話を書きます。先日「海洋天堂」を見に行ってきました。韓国の自閉症映画は「マラソン」などもそうですが、自閉症のことを理解した監督さんが丁寧に撮っているのがわかります。
平凡にして偉大なるすべての父と母へー。
という、副題にふさわしい、自閉症の親の気持ちを映像化した素晴らしい作品でした。涙なくしてはみられない、父一人、子一人の親子の切なくも心温まる素敵なお話でした。
ジェット・リーがアクションなしに、誠実な1人の父親を演じていました。お子さん役の俳優さんも、とても演技が自然でひきこまれました。
テーマは、おそらく親の死後、のこされた自閉症の子ども達は、どうなるのか、その時までに何をしておくべきかということだと思います。私も心配に思っていることでした。
勉強会にでたり、先輩お母さんからの話を聞いて、成人した時にどういう生活を目指すのかが少しづつ見えてきました。
住居は、グループホームで、支援を受けながらでいいので自律した生活をおくり、平日の昼間は、作業所や職場へ通い、休日は、電車に乗る・電車の写真を撮るなど、自分の余暇にあてて過ごす。そんな落ち着いた生活ができたらいいのではないかと思っています。
そんな将来像に向けて、今すすめていること。
・身辺自立をすすめる
・年齢、気候にあった服装をする
・料理を作る、片付ける
・1人で買い物、切符の購入
・金銭感覚を育てる(お手伝いの報酬制)
・困った時に、人にヘルプをだせようにする
・独り言を小さい声で話すようにする
・挨拶が、誰にでもできる
・お礼が言える
・携帯電話を使いこなす
・体調不良を人に伝えられる
以上、いろいろ身につけて欲しいスキルがあります。すぐに出来ることではないので、大人になるまでに、少しずつ積み重ねて身につけていければいいと思います。
【今日のいいとこ探し】
妹が、学校の帰りに、兄と一緒になったそうです。兄は、なんでも1番好き。自分が先に家に帰りたくて仕方がありません。
それで、いつも競争になって、お互いに「先に行って、ずるい」とケンカしながら帰ってくるのですが、今日は、妹がお兄ちゃんに先頭を譲ったそうです。
ニコニコ穏やかに帰ってきた兄と、兄への気づかいを見せた妹の姿に、母はうれしくなりました。今日は、妹の「いいとこ」を見つけました。