岡山で粋な男と言ったら、私の中では一扇さん。
粋な着物姿で、手をぱんぱんと叩いて
はい、お茶持って来て!
というビシっとした姿が粋、そのもの。
で、もうひと方いらっしゃいます。
仙太鮨の大将も話しをしたら、
粋なお方でした。
やはりお鮨のカウンターは、最初は敷居が高くてソワソワしますし、紹介でないと気軽にお喋りとかできない感じの店もあるらしいのですけど、こちらは通って慣れました。
一見で行くと、やっぱ私などはコモノなのでまごまごしますよね。。
でも、歌に比べたらあんま緊張しませんかな。
先日は大将がずっとカウンターに入ってらっしゃって、今までにない話しを聞かせてくださいました。。
私はいつもの方のさりげない気遣いやお喋りが好きなんですが大将の鮨哲学は深くて勉強になりました。
ここに来ると
何故よそで頂くお鮨と違うのかなと思うんですが、
鮨の美味しさには色々あって、色々なお店の良さがあって美味しいのですが、
こちらのにぎりは
甘すぎず、しょっぱ過ぎずちょうど良いけど、他では出せない味…なんです。
絶妙な技。
大将の話を聞いてそれがよくわかりました。
。。。
私には一生の師と呼ぶ方がいて、その人に追いつきたいとか、その人の思いを汲み取って自分もやっていきたいとか思いながら生きているのですが、
仙太鮨の大将にも、オヤジと呼ぶ師匠がいらっしゃって、それはそれは花形スターみたいなお鮨の達人だったんだそうです。
役者のように存在感があり、華のある師匠だったとか。
その師匠の心意気や仕事を学び、師匠の思いからブレずにやってるんだと伺いました。
技術は、ただテクニックだけではなくて、それに到達する厳しいこだわりがあるものです。
本当の江戸前の鮨を握るという「仕事」の奥深さを色々聞きました。
。。。
以前、オバマがすきやばしに行った時に、すきやばしの値段が驚くほど高いらしいので、ネットで色々と話題になりました。
その時に私は、
鮨をカウンターで頂くとはどういう事なのかを知るべし!
客側にも心得が必要!
と言う事を、何かの記事で読みましたが、
江戸前のカウンターは
「仕事を見せる」のが技の一つで、
包丁さばきやらネタの下処理、握る事には所作の美しさやら、握りの極意がちゃんとあって、
客の方もそれを見て何かを学ぶくらいの心意気を持って行くべしなのかー、と思いました。
大将曰く、そういうのを若いお客様にどんどん知って貰いたい、もっと広くみなさんに江戸前の良さを知って頂きたいとおっしゃってました。
。。。
では、そろそろ頂きます。
お造りを頂きました。
まずはヒラメ。表面がなめらかです。
いつも栄川という酒を頂きますが、
児島のお酒も頂きました。
これは、お!って言ってしまう、
白魚の天ぷら。
特上は中トロから。
ここは醤油が全て塗ってあります。
醤油の受け皿で付けなくていいので、
箸で鮨を転がさなくて良いです。
このたまごはもう、なんだろう。
なんていうか、卵の上にいる卵です。
大将いわく、考えた師匠が偉いんです、だそう。
人生に師と呼べる人がいる事は幸せな事です。
人には、愛と教えが必要です。
師匠と慕われる人は、それを持っているから、良い師に出会えると幸せなんです。。
お鮨を頂いて、
粋だなー。
と思いながら帰りました。










