弘法大師 空海が 表した

東寺の立体曼荼羅


昨日の文章にもうすこし補足を

させていただきます。


服部真澄さんの「最勝王」の中の

空海は、いろいろなコンプレックスを

抱え、悩み、模索しています。


フィクションですから

史実とは違うかもしれませんが、

「最勝王」の中で

空海が京に来たころは

偶像崇拝が始まったころで

観音様の絵などが世間に広まり始める

ころだそうです。


誰しも最初は、優しい雰囲気の観音様に

ひかれ ありがたく思い、あがめる気持ちは

よくわかります。


でも 人間ってそれだけじゃありませんよね。

悩み、妬み、怒り、いろいろな気持ちがあるのが

普通だと思います。


もちろん その頃の人たちは

日々の生活だけで精いっぱいだったかもしれませんが

逆に、学校や、娯楽もなく

もしかしたら いろいろ考える時間が

あったかもしれないのです。


きれいごとだけじゃない日々の生活

でも 

それでいいんだよと

みんな同じなんだよと

難しい言葉ではなく、

一目見てわかるように表現されている

弘法大師の立体曼荼羅は


密教の教えを表現したものらしいですが


わたしには

人間の心をあらわしたものに感じられ

それを 平安時代に作ったということに

本当に感動しています。ドキドキ


そして その時代の人も後の時代の

人も この立体曼荼羅を大切に

してきたことの証に

立体曼荼羅の中の一番大きな大日如来さまは

違うのですが、

それ以外の 如来さまや観音様、不動明王様

数多くの像が火災の度、

それらの人々に助け出され、

今なお

弘法大師が作った時と同じ像が

あるということに 一層の感動を覚えるのです。ラブラブ


大日如来さま以外の像も

とても大きな像です。

それらの 像を火災の中助け出すのは

本当に大変だったと思います。

ぜひ 実物をみてほしいところです。


これらの像は 国宝なのですが

えらい方が決めた国宝というよりは

国民みんなで守ってきた国宝という

感じがして、先人を誇りに

思う気持ちがますます強くなるのです。


子供も この立体曼荼羅をきっかけに

お寺などにも、より興味を持ち始め、

二人で時々、お寺巡りを始めるようになりました。

門前町のグルメも目的ですがべーっだ!


わたしは 日本史にも興味を持ち

次は 服部真澄さんの「海国記」です。






昨日の続きです。


日本史の苦手な私ですが、ある夏

東寺の写生会に子供と一緒に参加します。


それまでのわたしの東寺の知識は

弘法大師の建立された五重の塔の有名な

お寺 という感じでした。


写生会では、子供と付添の保護者は中に入れます。

子供が写生をしている間、希望した保護者は

講堂や金堂を案内してもらい、説明が聞けます。

(説明は、一般の拝観の時も希望すればしてもらえるそうです。)


講堂に入り、弘法大師 空海があらわした

立体曼荼羅は、1200年後に見ても

すごすぎて、どんな本よりも、どんな芸術よりも

今まで見た中で、人間が作ったものとしては、

断トツのすごいものでした。


東寺のサイトにも 説明されていますが

ぜひ 実物を見てほしいところです。


説明の一部は、


立体曼荼羅の中心に大日如来が座しておられ、

東側に観音菩薩 西側に不動明王です。

慈愛に満ちた観音菩薩ですが

まだ悟りを開ききれず着飾っています。

不動明王は 怖い顔で立っています。

四隅に四天王が餓鬼を踏みつけて立っています。

餓鬼は、人間の欲を表しているそうです。


やさしい観音菩薩も怒りの不動明王も

実は、大日如来さまが、人と接するときに

その人に合わせた姿に化身したとも

考えられているそうです。


この話が、宗教っぽくなくて

ほんとに人間ぽくて、

また その日が写生会だったので、

そこかしこに その情景があり、

暑い中、うちわで子供をあおいであげている

保護者や、

飽きてきて あそびだした子供を叱りつける

保護者がいて


1200年前も今も同じということに

あらためて感心したのです。


わたしの文章力の拙さから

全然 伝えられていません。


こうして 弘法大師空海に興味をもった私ですが

大好きな服部真澄さんの著書に「最勝王」が

あり、ここにも運命を感じたのです。


そして 「最勝王」を読んで

弘法大師 空海のすごさは

私の中で ますますパワーアップするのです。


子供の好きな本にも餓鬼というキャラが出ていて

餓鬼って1200年前からいたんだよと

2人でびっくりするやら 感動するやらでした。


服部真澄さんの著作と最初に出会ったのは、

数年前、家がほしいなあと家族で盛り上がっていた時に

見つけた


「骨董市で家を買う―ハットリ邸古民家新築プロジェクト」です。

もう 楽しくて、めちゃくちゃ引き込まれました。


この本をきっかけに他の著作を探して、

「竜の契り」「鷲の驕り」なども

読みました。

ぐいぐいと引き込まれる面白さは圧巻です。


中でも初期に気に入ったのは、

「清談 佛々堂先生」シリーズです。

ちょうど同じころ、

木村秋則さんの「奇跡のリンゴ」の話を

NHKの本で読みました。

フィクションとノンフィクションの話なので

全く違うのですが、

佛々堂先生と木村さんは、

あたりまえですが、全く別人なのに

私の中では、御二方の世界感が

重なってしまってますね。


このころは、まだ日本史苦手意識があったので

「最勝王」「海国記」は読んでいませんでした。


お寺を見たりするのは、嫌いではないのですが

京都に住んでると、なかなか足が向きません。


その頃、東寺にて夏休みの写生会があり

わたしは、子供と一緒に参加しました。


そこで運命の出会いをするのです。


その話は、明日以降のブログで書きます。