最新のアメトピ掲載記事で「アメリカと日本の教育の大きな違い」について書きました。一番大きい違いは、アメリカは全国的に統一された学校制度ではないため、州や地域によって、小学校が6年までか5年までかが違うことだと言いましたが、高校受験がないことも大きい違いかもしれません。
そして高校に受験がなく基本的にはみんな近所の学校に通うため、同じ高校内の学生間にかなりの学力差があるのもアメリカの公立高校あるあるです。大都市の近郊では、狭い地域にいくつもの学校があり、同じ学区の中で中学や高校が選べたり、学校内でもレベル別のクラスがあったりします。また高校時代に大学(コミュニティカレッジやユニバーシティ)の講座を取って単位に換算する学校も数多くあります。
そのため、大学に入ると一般教養のクラスを取らずにすぐ専門科目のコースを取り始める学生もけっこういますが、それがいいのかどうかは大学教員だった私には一概に言えません。
もうひとつ意外と知られていないのが、日本とアメリカの偏差値の出し方の違いです。
以下の記事は娘が中学の1年目(6年生)の時に書いた記事です。ここに日米の偏差値の出し方の違いを書きました。
娘はこの時から最近まで、SATのような統一試験の成績は常に全米平均をかなり上回っていましたが、学内の平均より低く、かなり落ち込んでいました。TOEFLや日本語能力試験でほぼ満点を取っても、それは単なる語学の能力であり、自分の学力には自信がないようです。
私が勤務していた大学は、州内の高校のトップ10くらいの学生が入ってきていて、最近ではトップ3くらいしか入れないと言われています。そういう学生も大学に来て、周りがあまりにも優秀なため、大学生活が楽しめなくなって落ち込んでしまっているのをよく見てきました。そういう人たちの話をしすぎたのか、娘は「アメリカの大学は私には無理」と考えるようになったのかもしれません。
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