今まで、10回に渡り、これまでのバイリンガル育児でやってよかったこと、と書いてきたのですが、タイトルが長すぎたので、ここからは、同じカテゴリーで順番をつけ、記事のタイトルだけを書きます。

このカテゴリーを最初から読んでくださる場合は、こちらからどうぞ→バイリンガル育児〜12歳までにやってよかったこと[1]

 

娘は2歳半くらいから、言語発達の遅れを指摘され、3歳6ヶ月の時にロサンゼルス学校区の特別教育センターに試験を受けに行きました(その時の様子について書いた記事はこちら)。

 

私は、ジョージアの大学院で特別教育の修士を取り、特別教育の教育実習をしました。その後、ボストンに引っ越し、マサチューセッツ州の小学校の教員免許を取って、博士課程中に小学校の教員養成プログラムのアシスタントをしました。ロサンゼルスに引っ越してからは、近郊の小学校の言語プログラム設立の監修をしたりしています。そのため、今までにいろいろな学校(区)に関わっているのですが、本当に千差万別です。

州によって子どもの発達の検査の仕方や療育サービスが違うのは仕方ないにしても、ロサンゼルス近郊でも学校区によって、まったく受けられるサービスや検査方法が違うのは、親にとって本当に面倒だということには自分が当事者になるまでまったく気づきませんでした。

 

ここに書いていることは、ロサンゼルス学校区(LAUSD)で、私個人が2010-2012年に体験したことなので、アメリカの他地域、またはLAUSDの現在とは状況が違うかもしれないという前提で、お読みください。

 

我が家は、娘が3歳5ヶ月の時まで、ビバリーヒルズ学校区に住んでいたので、通っている保育園(デイケア)がロサンゼルス学校区にあっても療育はビバリーヒルズで受けることになり、ビバリーヒルズ学校区は近隣のカルバーシティ学校区、サンタモニカ学校区を3つ合わせて、1つの特別教育支援センターの管轄でした。そこに問い合わせた時とロサンゼルス学校区に問い合わせた時の内容がまったく違ったので、療育を受けられるなら早い方がいいと思い、ロサンゼルス学校区に引っ越した後、すぐに検査に行きました。そこで療法が必要だという結果になり、IEPを作ってもらい、療育を受けました。

 

そして、前の記事でも書いた通り、Speech Therapy (言語療法)を8ヶ月とOccupational Tehrapy(作業療法)を6ヶ月、週1回、近所の小学校で受けました。

 

娘を初めてOccupational Therapy(作業療法)に連れて行った日、先生と1対1で遊んでいる娘を見て「あ〜、この子はこんなに楽しそうにいろいろなことができるんだ」とびっくりしました。

今まで、いつも周りの子に邪魔されたり、思い通りにできなかったことが、先生と1対1だと安心して思い切りできるというだけでこんなに違うんだと驚きました。それから、家でも同じように「これやって、次はこれで、最後はこれ〜」のように やらなければいけないことと、楽しいことを組み合わせてあげると、スムーズに行動できるようになりました。

数回で「もうやらなくてもいい」と言われたのですが、娘が楽しみにしていたのと、私もテクニックを習いたかったので、熱心に通いました。

 

Speech Therapyは、しょっちゅう先生が変わったのですが、先生によって使う教材やアプローチも全然違いました。このセラピーを受けて、少しずつ発話の量が増えていきました。一人のスピーチの先生は娘が一言でも発話すると、大げさに喜んで、たくさんステッカーをノートに貼ってくれました。娘が今でも何かをもらえると思うと勉強に燃えるのはこの経験からかもしれません。

 

こうして小学校(こちらでは幼稚園年長)に入る前から、様々なサービスを無料で受けられたのはとてもよかったと思っています。

 

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