先日、日本国領事館から送られてきた「日本人男性が野球観戦の帰りにロサンゼルスのダウンタウンで強盗にあった」という注意喚起のメールをブログ記事で紹介しました。
このように日本人が被害にあった事件が『注意喚起』の目的で領事館が送ってくれるのはとてもいいことですが、この地域に住んでいる日本人がSNSで「こんなところを夜歩くなんて」とか「平和ボケした日本人観光客が...」みたいにコメントしていましたがどうして被害にあった人を責めるようなことを言うんでしょうね。
前の記事でも書いたんですけど、私は40年ほど前にハワイに短期で語学留学した時、やたら『ロコ』ぶって日本から来る知人に「通ぶった」ことを言ったりしていました。若気の至りで今考えると恥ずかしいです。
たまたま運よく危ない目にあわなかった人が、その場所は人が言うほど危なくないとか、危ない目に遭った人は注意していなかったからだというようなことを言うことがありますが、本当にそういう人は「運がよかったんだ」ということを知ってほしいと思います。そして運悪く犯罪に巻き込まれた人を責めるようなことを言うのはやめてほしいとも思います。
日本では同じような犯罪が起こりにくいことは周知の事実ですが、日本でも盗難にあったり、危ない目にあったりすることだってありますよね。もちろん犯罪率が高い地域とか環境はどこにでもありますが、そういうところに行かないようにしていても避けられないことはどこにでもあるということをいつも念頭に置いて他者を労わりたいですよね。