こんにちは^^
ピアノ講師の石田裕美子です。
裕美子先生のないしょ話は
子供の頃のダメダメだったお話。笑
でもこれ、私にとっては
母との大切な思い出でね^^
お友達と遊んでばかりで
ピアノの練習したい日々が続く
↓
堪忍袋の尾が切れた母が
ピアノに鍵をかけちゃった!(◎_◎;)
↓
少しずつ少しずつピアノが気になり始める
↓
レッスンに行ったら
ピアノを弾きたい気持ちが
もっともっと溢れてきて…
↑
今 ココ。
お時間あったら、第1話から
読んでみてくださいね^^
3話目は、いよいよクライマックス⁈ 笑
早速、続きを書いていきますね!
* * *
お母さん、ごめんなさい
ちゃんと練習するから…頑張るから…
ピアノの鍵、開けてよ。
何度か謝って
お願いしてみたと思うんですよね。
その時の母の反応を
覚えていないのですが…
まぁ、開けてもらえなかったんですね^^;
祖母には
ピアノさんは まだ
口きいてくれへんのかいなー! とか
からかわれたりして
もうね、本気で頭にきちゃって 笑
ベッドに潜り込んで、わんわん泣きました
こうなったら もう
自分で何とかするしかない!って
母が外出してる間に
タンスとか鏡台とか、思い当たるところ全部
探しまわったりもしましたよ。
ホント、やな子供ですねー笑笑
このままピアノ弾けなくなったら
どうしようーっていう焦りと
早くしないと お母さん帰ってきちゃうー
っていう焦りと
ダブルでアワアワしちゃってるから 笑
そんな状況では、見つかるわけもなく…
撃沈。。
きっと探った痕跡も たくさん残ってて
母にはバレバレだったことでしょう!笑
鍵は見つけられなかった・・・
目の前にピアノがあるのに
弾けない。
どうしようもなくて
途方に暮れて
また泣く。
そして、ふと出てきた言葉は
ごめんね。
ピアノさん、ごめんね。。
* * *
学校へ行って、お友達と過ごしていると
楽しくて、忘れていられるんだけど
もう遊びに行くような気分にはならなくて
授業が終わったらすぐに帰るように。
お家に帰っても、今日もピアノ
弾かせてもらえないんだろうな・・・
そう思っては、ため息ついて。
学校の帰り道も、切なかったなぁ。
* * *
そんな ある日
帰宅して 自分の部屋に戻ったら
机の上に、白い小さな箱が見えました。
近づいてみると
小さなカードも添えられていて
そこには、母の柔らかな文字。
こんなメッセージが
綴られていました。
大好きな裕美ちゃんの手で
開けてあげなさい。
もしかして・・・!!!!
慌てて箱を開けてみると
そこには、ピンクのリボンで飾られた
ピアノの鍵が入っていました
。・゚・(*/□\*)・゚・。
嬉しくて
心の底から ほっとして
ここでも大号泣!!
お母さん、ありがとう!!!!
ピアノ弾けるよ〜✨.°(ಗдಗ。)°.
* * *
ひとしきり泣いて、落ち着いたら
ピアノの部屋へ行って
鍵を開けようとしたんだけど
ふと、不安な気持ちが過ぎりました。
大好きな裕美ちゃんの手で…
母は そう言ってくれたけど
ずっと弾いてなかった
練習、頑張ってなかった
ピアノさんは
私を好きでいてくれるのかな・・・
そんな気持ち。
それでも、弾きたいからね
震える手で、鍵をまわして
開けてみる。。
久しぶりに見る 白と黒の鍵盤は
キラキラ輝いて見えて
まるで笑っているようにさえ感じました。
とっても前向きな感性の持ち主です。笑
* * *
外出先から戻った母に
たくさんの ごめんなさい!と
ありがとうを
そして
思う存分、ピアノを弾きました!
これまでに習った曲、全部弾いちゃうぞ!
くらいの勢いで。笑
ずっとずーっと。。
長く弾いてなかったから
そりゃもう たっくさん間違えるし
ミスタッチの嵐なんですが
そんなの無視!!!!笑
ただただ 嬉しくて、楽しくて♪
音楽の道へ進もうと決めたのは
もう少し後のことだけど
私、こんなにピアノが大好きだ!!
かけがえのないもの だと
深ーいところで気付いたのは
あの日だったんだろうなと思います。
母に。
見守っていてくれた父や妹、
祖母にも。
どんなに感謝しても
足りないくらいですね
それからというもの
もちろん波があって
苦しい時もたくさんあるんだけど
でも!頑張りましたよ!!^^
めでたし めでたし♪^^
…と、一度は まとまるのですが。
実は このお話
まだ続きがあるんです。
10年後
大人になってから ようやく
私は母の真意を理解したのです。
長い長い ないしょ話。笑
あと もう1話
お付き合い頂きけたら嬉しいです。
* * *
台風が接近、上陸している地域に
被害が出ませんように。
今日も最後まで お読みくださり
ありがとうございます。