BOCAサッカースクールでは、通常レッスン(オフライン)と並行してオンラインでのレッスンを週5回開催しています。主な科目は「フィジカル」、「戦術」、「スペイン語」の3つ。
今回は、この3つの中のうちの「戦術」クラスについてご紹介したいと思います。
当初、オンラインで実施する科目について考える時、「低学年の生徒たちには難しいのではないか?」、「戦術を教えることにより、型にはめてしまうことになるのではないか?」などと正直、少し悩みました。
しかし、自粛期間中にBOCAスクール生の皆さんと行った一つのチャレンジが、「戦術」を一つの科目に入れる決断をする大きなキッカケになりました。
それは、BOCAスクール生とメキシコの育成型クラブの名門「レアル・アステカ」との合同オンライントレーニング。
実際にオンラインで合同トレーニングを行った時には、彼らが普段オフラインで行っているトレーニングをオンラインの限られた環境下に適した形に落とし切れていなかった為、トレーニング自体は、お世辞にもあまり上手くいったとは言えませんでした(参加したスクール生の皆さんすいません・・・)。
しかし、その前日に行った「レアル・アステカ」のコーチ陣とのオンラインミーティングの意見交換の場で、彼らがジュニア年代(小学生年代)の育成の初期からトレーニングの中で戦術的コンセプトを教え、自分で考え、判断する訓練をしているのを知り、我々もスクール生たちに違う角度からサッカーを見つめなおし、理解を深めることの大切さを感じました。
「型にはめてしまうのでないか」という心配も、私たちの教え方次第だなと。
まぁ、そんな感じでオンラインでの「戦術クラス」をスタートしたわけですが、結論から言うと、数レッスンやってみて、この決断は間違いではなかったと思っています。
※プロのコーチが海外からオンラインで講義してくれています。
まだ、始まったばかりですが、「システムと戦術の違い」、「サッカーにおける4つのシチュエーション」、「シチュエーションに応じた様々な戦術」など、まだ広く浅くではありますが、全体図を理解することで、少しずつ頭の整理ができてきている気がします。
※全体の今、どこの部分のシチュエーションに対する戦術を学んでいるのかを理解してもらうためのレジュメ
言葉の定義を学び、動画などを通じてイメージを共有し、スクール生たちと共通理解を作る。これは、まるで同じ言葉で話せるようになるのと同じで、サッカーが世界共通言語と言われるのも確かにそうだなと改めて思うわけです。
※戦術で使う専門用語の言葉の定義を学んでいます。
いつか海外でプレーしたいという日が来たならば、サッカーの理解度が高ければ、たとえ、同じ言葉で話せなくても、ピッチの中では分かり合える。そう思うのです。
今後は、広げるだけでなく、一つ一つのテーマを掘り下げて学んでいくことも必要だと思っています。そうすれば、BOCAのスクールの通常レッスン(オフライン)で学んでいる実戦的スキルも共通イメージを持って取り組むことができ、学びの相乗効果が生まれやすくなると考えています。
BOCAスクールが目指す
「戦術(オンライン)」×「実戦的スキル(通常レッスン)の学びの相乗効果
※BOCAの通常レッスンでは試合の様々なシチュエーションをイメージして「実戦的スキル」を磨いている。
※イメージを共有し、目的を理解した上で、個々のスキル強化に取り組む環境を作る。
まだまだ小さな一歩を踏み出したにすぎませんが、その方向性は間違っていなかった。
そして、通常レッスンで学ぶ「実戦的スキル」やオンラインのもう2つの科目である「フィジカル」と「スペイン語」がリンクしてくれば、私たちが描くビジョン「世界に通用する人材を育てる」により確実に近づくことができる。
※動画以外にも図式なども使いながら、動画の動きをコーチが解説してくれています。
新型コロナウィルスの影響で、後れを取った。でも、その間、私たちは止まってたわけじゃない。今度は、「オンライン」という新しい武器を手に入れ、様々な角度から選手たちの強化に励み、更なる高みを目指して突き進むのみ!皆さん一緒に頑張りましょう!
Vamos x Mas!!!
では、また今度、BOCAサッカースクールのその他の取り組みについて、紹介していきたいと思います!
無料体験会も実施していますので、ご興味のある方は是非ご参加下さい!
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