意地の7イニング目 | やっぱり青が好き

やっぱり青が好き

”しなやかな蒼き刃”岸孝之投手を中心に、
その仲間たちや野球についてつづっています。

 5/12、1年ぶりに岸くんの登板を現地で見られる機会がやってきた。所はベルーナドーム。でも、相手先発はなぜか中7日の今井くん。イーグルスは2021年9月を最後に勝てていない。なぜこの日にぶつける?負け確定の試合を見に行くのは憂うつだった。岸くん何とか最少失点で粘って、負けないでほしい…。

 

 開場時間に到着。岸くんが外野の客席の目の前で遠投してる!!興奮。遠投の後はダッシュなどして、12時15分にベンチへ。早く来てよかった。

 

 しばらく練習を眺めて、お昼買いに行って、食べてトイレに行って戻ってくると、もう岸くんがブルペンでアップを始めていた。ああ、久しぶりだなあ、この光景。遠投して、ブルペンで投球練習。やっぱり見とれてしまう。これを見るだけでも来た甲斐があった。

 

 1回表あっさり三者凡退。1回裏、岸くんはワンナウトからヒット打たれたものの、後続を抑えた。2回表、何と先制。2回裏、ヒット2本打たれるもゲッツーで抑えた。1回、2回と三振も取れてるし、まあまあいい感じなのかな。

 

 ところが3回裏、ヒット2本と四球でツーアウト満塁に。ここでおかわりくん…怖い…打ち取った、外野フライ!と思ったらセンター前にポトリで同点。えええ…なんで…。次はボテボテの内野ゴロ。岸くんがグローブ伸ばすも捕れず、こぶちゃんのカバーも遅れ、もう1点。打ち取ってるのになあ…。

 

 今井くんは球が荒れていて、チャンス作るも追加点取れない。あさむが沈黙じゃなあ。

 4回裏、先頭ライトフライを、小郷くんが落球。そりゃないよ、頼むよ…。ヒットが出てツーアウト1、2塁。ツーアウトだしあと1人!いい所に投げられますように、と祈る。でも、祈りなんて届かない。打球はレフトスタンドへ。5対1。悲しすぎる。そりゃ「味方のエラーをカバーする」のがピッチャーなんだろうけど。私が見に来ると岸くんあまりよくないんだよ、来るべきじゃなかった、と思ってしまった。

 

 もう降板かなと思ったけど、ベンチ前に出てきた。(ベルドの内野席はブルペンもマウンドもベンチ前キャッチボールも見えて素晴らしい)5回も続投。別人のようなピッチングで、8球で終えた。

 6回も続投。11球で三者凡退。たくさん失点してしまったけど、その後よく立ち直っていい投球も見られた、お疲れさま…。

 

 ところがその後、ブルペンで誰も投げていない。え、100球超えたのにまだ行くの?負け試合なのに。

 岸くんは7回もマウンドに上がった。志願したのかな。意地を感じた。ワンナウトからツーベースを打たれ、おかわりくんを打ち取った所で、監督が出てきた。岸くんはいつも丁寧にマウンドの土を足でならしてからベンチに戻るんだけど、今日はあまりやらず、不満そうな表情に見えた。そうだよね、ここで降りるのはいやだよね。でも113球、仕方ない。いや、7回投げたいといっても止めてほしかったかな…。

 火消しの桜井くんがタイムリーを打たれて6点目。これは岸くん悔いが残ると思う。

 6回2/3、113球、被安打10、奪三振4、与四球1、失点6(自責3)。

 

 打線は6回にもう1点取ったもののそこまで。あさむが全然なんだもん、きついよ。

 やっぱり勝てなかった。ベルドで負けるのはことさら堪える。

 

 うっかりSNSを見てしまい、ヒット打たれすぎ、衰え、二軍に落とせ、といった投稿に落ちこんだ。誰もが通る道、覚悟しなきゃいけないとはわかってる。でも、できないんだ。

 

 岸くんのコメント

「(内野安打について)自分のつまらないミスから逆転された」

「(内容は)悪くはなかったと思います。(ホームランについて)カーブが駄目というわけではなくて、自分の投げた球が中途半端だった。もうちょっと意識を持たないといけない」

 

 サンスポの記事「4敗目を喫したが、それでも7回途中まで113球を投じ、先発の意地を示した。今江監督は『本来は休ませたい』とも話したが、ローテーションから簡単に外せない」

 

 なんか泣けてくる。休ませてほしいと私も思う。大事に使ってほしい。

 どんな時も応援するって決めてるのに、ダメだなあ。

 次は報われるよう願ってる。