作家 吉井春樹 366の手紙。 -1549ページ目

[元気]動く勇気を。

止まったまま、

思い込むのはやめたらどう?

考えたつもりで、

身勝手に答えを出して何になる?

動きもせずに、ダメだったなんて

言い訳にもほど遠い子供だまし。

あなたはその人の、

何を知っているというのですか、

あなたはその人に、

何を伝えられているのですか。

考えただけでは、

辿り着くことができない真実。

あなただからこそ、

見えてることもあるかもしれない。

でも、

あなただからこそ、

見せられないこともあるかもしれない。

わかったようなこと言うのはやめて、

わからないなんて逃げるのもやめて、

ぶつかって、見える、

あたらしいその人らしさや、

あたらしい自分らしさが、

見えてくるのかもしれません。

ネガティブだろうが、

ポジティブだろうが、

それは、ただの想像。

100考えても、1000想像しても、

たった1度の勇気にはかなわない。

[恋文]守りたいもの。

守らなきゃならないもの、

ちゃんと、しっかり、守らなければ。

たとえ、

いくら考えても、

コタエは出ないし、

失ったものと、

同じものなんてない。

もっと早く、いつも常に、

守ってるという意識と、

それに伴う行動と。

僕らが生きてる場所は、

何があるか、ほんとにわかりません。

尋常じゃないことばかり。

深く考えると、

怖いから、足すくむから、

自分はだいじょうぶだ、

自分だけは、なんて

思っちゃうのですね。きっと。

100%相手が悪いことは

わかってたとしても、

そして、その相手に

どれだけの制裁を加えても、

元には戻れません。

僕らも時間も生きています。

大切であれば、大切であるほど、

かけがえのない、

そのものの大きさを痛感する。

ああすればよかった。

こうしなければよかった。

いくつもいくつも、過去の自分を、

さげすみ、追い込み、責めるのですね。

でも、でも、やっぱり、

コタエは出ません。

時間のチカラを借りなければ。

借りても出ないかもしれません。

コタエが出ないことを受け入れるほかに、

もしかしたら、

次に進むすべは残されてないのかも。

今、僕には守りたいものがあります。

守りたい「人」と言ってもいい。

たぶん、誰にでもあると思います、それは。

それを、守るために、何をしてるのか。

何があるかわからないから、と、

怯えて閉じこもってしまうのか、

敵も味方も関係なく、やみくもに攻撃するのか。

自分自身とにらめっこしたままか。

「しょうがない」からといって、

しょうがないですむことなんて、

実は、ひとつもありません。

確かに便利な言葉だけど、

とてもやるせない逃げ言葉です。

守るべきものを、ちゃんと守ります。

方法なんて、いくらでもあるハズ。

取り囲んだ防壁を、

壊されたとしても、

すりぬけられたとしても、

越えられたとしても、

それでもまだ、

何度でも守り抜くという、

これでもか精神と、

取り越し苦労を惜しまぬ意思。

持ち直します。今すぐ。

思い出になんか、させたくないから。

[元気]全力。

いちばん悲しいときに、

いちばんのチカラを出し切って、

踏んばれる人になりたい。

今は無理でも諦めずに。

あらゆる全力に、

いつだって全力で、

こたえられる、

ジブンでいたい。

すべて出し切れるのは、

いつでもできるわけじゃない。

出し切れる相手。

出し切れるジブン。

もう一度みつめなおして。