作家 吉井春樹 366の手紙。 -1551ページ目

[元気]いたみを。

痛いのは怖い。

怖いのは嫌い。

嫌いのはヤラない。

というかヤレない。

これといって不幸話もなく、

これといって成功談もない。

ねたまれるほど金持ちでもなく、

あわれまれるほど貧乏でもない。

モテないってほどでもないけど、

わーきゃーモテるってほどでもない。

ケガも病気も一切ないけど、

宝くじに当たるほどの運もない。

ひとによっては、

しあわせに見えるかもだけど、

ひとによっては

ふしあわせに見えるかも。

もし、傷があるとするなら、

そんなもん傷じゃないかもしれないけど、

そゆところです。きっと。

贅沢すぎるバカかもだけど、

傷がないこと、です。

痛みを知らないこと、です。

[恋文]すきな理由

毎日毎日、

合いたくなって、

毎日毎日、

好きでいたいから。



知りたくて、

知りたくないから。

知らせたくて、

知らせたくないから。


恋しない理由が、

きっとないからですね。





理由がわからないから、

きっと人を好きになるのですね。





僕だからこそ。

あなただからこそ。

ふたりだからこそ。

[五行]まけないの。

どんな人にだって、

何かひとつくらい、

誰かに勝てるものがあるはず。

誰ひとりとして、全戦全敗は

しないようになってるんです。