天国の旦那との物語を、
ゆっくり、ゆっくり、
振り返ってまいりましたが…
↓
この続きとして…、
『絶望未亡人、這い上がり物語』
というテーマで、
書き綴っていきたいと思います
これの続きです
そんな絶望未亡人だって…、
少しずつ、明るさを取り戻してきました。
旦那を亡くしてすぐの頃は、
テレビから流れる音声を聴くのすら、しんどかった
テレビのコマーシャルなんて、
幸せな人へ向けたものばかり
家族がいる人、
食べられる人、
帰る家がある人、
帰ってくるパートナーがいる人、
未来が明るい人、
将来が楽しみな人、
ワクワクだとか…、
楽しいものを紹介するものばかり
そりゃそうだよね。
お葬式のCMや暗いCMばかりだったら、
それはおかしいよね
今はそれがわかるんだけどね
テレビを観ても、
何が楽しいのかわからない。
笑えない…。
つまらない…。
怒りの感情さえわいてくる…。
義母の家との往復、
そしてそこでの、
冷たい扱いに…、
自分のことが醜い存在だと感じ…、
人と会うのも怖かった
こんな醜い私と時間を共にする人が、
可哀想…、
失礼…、
申し訳ない…、
そんな気持ちだった
それが少しずつ…、
感情のゆらぎ、
体調のゆらぎを感じながらも…、
やわらいできたのか
テレビが観られるようになったり…、
友人とも会って話をして、
ガハガハと、
笑える時もあった
毎日毎日…、
旦那が居ない朝を迎えて、
その残酷な現実に、
愕然とするも…、
旦那が居ない世界を、
生きていくしかないんだ…。
仕方がないんだ…。
やるしかないんだ…。
落ち込んでいても、
旦那は戻ってはこないんだ…。
と…、
あまり悲しみを直視しないように…、
自分を奮い立たせ、
なだめながら…、
1日1日をこなしていました
そんな生活に、
少し慣れてきて…、
順応してきた頃に…、
またガクンっと……、
落ちるのです
あぁ…私って…、
薄情な嫁だ
私って…、
なんて冷たい人間なんだ
旦那は生きられないのに…、
私が生きていていいのか？
旦那が死んでしまったのに…、
私は笑っていていいのか？
旦那〜
ねぇ、いいの？
私は…、間違っているのか
教えてよーー
ねぇ、旦那〜！！
迎えに来て〜〜〜
と……、
また悲嘆の奈落の底へと…、
落ちていくのでした
笑っている自分が、
許せない。
明るく生きている自分は、
悪いことをしているような
そんな罪悪感に襲われたのでした
でも…、
ちょっと待って……
私は、あることに気が付いたのでした
つづきます
↓
私の物語が本になりました
自己紹介<ご案内>
私のブログは、
15年前に兄を自死で亡くしたこと…
そして…、
約10年前に旦那が
悪性脳腫瘍グレード4、神経膠芽腫を発症した時からを振り返りながら、その時の状況と自分の気持ちと向き合いながら書き綴っているブログです。
現在、
看護師・グリーフカウンセラー
Amebaオフィシャルブロガーとして活動している
かずママと申します
初めからお読みくださる方はコチラ
大切な人を失ったあなたへ
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やさしい旦那が33歳で余命宣告されました～人格を変えた悪性脳腫瘍との闘い
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