旦那の闘病期間は約2年。
その間、
幼い子ども2人の育児をしながらの…、
認知症状態の旦那の在宅介護をしていた時期もありました。
とても、
大変でした。
「1年しか生きられない」
もしかしたら、
今日死んでしまうかもしれない…
という不安と恐怖を感じながらの介護と育児…
言葉では表現できないような…、
怒涛の日々でした。
それだけで、
もう十分に苦しかったのに…、
そんな状態の私に対して、
義母は、攻撃をしてきました
「なんなのこの人…」
っていうのが、
本音ではありましたが…、
病と闘い、
いつ死んでしまうかわからない状態の旦那には、
嫁と姑が仲良くやっているように
装いました。
私は隠しました。
言いませんでした。
演じました。
この時以外は…
↑この時は、無理でしたおかしくなりそうでしたから…
そしてまた…、
両親の前でも、
私は隠しました。
言いませんでした。
今、自分が、
とても苦しいこと。
今、自分が、
死んでしまいたいくらい、
限界なこと…。
何一つ…、
話しませんでした。
「まぁ、なんとかなるでしょ。
私は大丈夫だよ」
泣き叫び、
SOSを発している心で…、
口ではそう言っていました
死んでいくかもしれない旦那に、心配をかけたくなかった。
心配ばかりかけている両親にも…、
これ以上、心配させたくなかった。
私のせいで、脳梗塞を発症させてしまったし
↓
だから私は、
旦那と両親の前では、
涙を流さないようにしていました。
しっかり者だと…、
強い女だと思われている私が
涙を流したら…、
みんなに心配をさせちゃうから
旦那が亡くなった時も、
お通夜の時も、
告別式の時だって…、
両親がいる場所では、
なるべく泣かないようにしていました。
それだけ、
我慢してきたのに…、
我慢できたのに…、
たった一度だけ、
私が両親の前で、
泣いてしまったことがありました
どうしても…、
我慢ができなかった
もう我慢の…、
限界だったのかも…しれません
それは…
この時です
父に…、
「再婚の報告は、
義母にちゃんと会って伝えなさい!
それが礼儀だ!」
と…、言われた時に…、
私には、それまでずっと我慢して、抑え込んできたものが…、
一気に爆発し、
弾け出す音が…
聞こえてきました本当に
涙を流しながら…、
「実は…」
と、話し出す私を見て、
厳しく頑固な父が、
一番、驚いた顔をしていたのを、
今でも忘れません。
大切な人ほど…、
心配をかけたくない。
大切な人ほど…、
負担をかけたくない…。
そう強く思ってきた私が、
唯一、堪えきれなかった瞬間でした
その1回かなぁ。
親の前で涙を流したのは……
こんなに辛いことがあったのにね
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私のブログは、
15年前に兄を自死で亡くしたこと…
そして…、
約10年前に旦那が
悪性脳腫瘍グレード4、神経膠芽腫を発症した時からを振り返りながら、その時の状況と自分の気持ちと向き合いながら書き綴っているブログです。
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