私のブログは、
約9年前に…
風邪すらひかない
超健康なサーファー旦那が
悪性脳腫瘍グレード４
神経膠芽腫を
発症した時からを書いています。
大切な人を亡くし…、
絶望感に襲われ、
「人生終わった」と感じ、
自死まで考えていた絶望未亡人が…
どうやって生きてきたのかを
赤裸々に綴っている…、
『３０代絶望未亡人
這い上がり物語』です。
初めから読んでくださる方はこちらから…
↓
３３歳旦那の病気、発症！
↓
病名が判明しました
↓
2歳と5歳のワンオペ育児をしながら…
↓
旦那の脳腫瘍が再発しました
↓
そして…
↓
旦那を失う前にも…
↓
これの続きです
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名医には…、
名医
「詳しい検査結果のお話をしたいので、
明日の朝8時までに
ナースステーションに来てください」
と言われました
あ…朝の8時に…
2時間以上かかる病院に…
幼稚園どうしよう…。
電車？
車？
5時出か？
始発で間に合うか？
全国から患者さんが来られる、
お忙しい名医ですから…
仕方がないのですが…、
朝早い時間か、
夜遅い時間に呼び出されることが多く…
2歳と5歳児の母としては…
かなり…
いえ、
相当…
大変でした
大変でしたでも、仕方がないことですからねぇ。
そんなことも、旦那の為なら
なんてことないことでした
しかし
その当日…、
子ども達を連れて、
5時台の電車に飛び乗る予定でしたが…
次女がぐったりしている
熱を測ると…
38.2℃
どうしよう…
誰かに預ける？
いや…
そんな時間はない
行くしか…ない
生きるか死ぬかの状況の旦那の、
手術のタイミングが遅れてしまったら…大変だ…
とにかく…
旦那の元に、
行くしか無い！！
私は2歳になったばかりだと言うのに、90㌢近くある大きな次女を
おんぶ紐でおんぶして…、
朝の5時台の特急に
飛び乗りました
今考えると…
次女には無理させちゃって、
申し訳なかったなぁ…
と、思いますが…、
あの時は、
必死でした。
そして…
無事に病院に到着。
個室に通され、
名医からの話が始まりました。
名医
「詳しい検査をしました。
やはりご主人は……、
グレード4…の神経膠芽腫、
だと思います。
確定診断は、
手術で取った組織を病理検査に出さないと
はっきりとは言えませんが…
おそらく、、、
グレード4です。
グレード4はですね…、
平均余命は14ヵ月…、
と言われています。
私は、
この腫瘍の大きさで、
この年齢の方で、
2年以上生きた方を…
見たことがありません…。
グレード3や、
もう少し腫瘍が小さければ、
余命は変わってきますが…、
とても厳しい状態だと思います。
このまま、
手術をしなければ、
余命4ヵ月以内。
手術をして、
腫瘍を取れるだけ取ってから、
抗がん剤、放射線治療をすれば…
平気余命は14ヵ月。
ただ…、
手術をすれば、
今よりも機能は失われます。
人の名前を忘れたりはしませんが、腫瘍が前頭葉にあるため、
前頭葉の機能が奪われます。
情報を整理したり…
理性を司ったり…
自発的に動くことが…
出来なくなってしまいます。
わかりやすく説明をすると…、
重度の認知症の状態です。
一人で家でお留守番をすることも、不可能になってしまいます。
徘徊をしたり…
水をだしっぱなしにしたり…
ガスも危ないですねぇ。
そして、
こちらから声をかけないと、
1日ずっと横になったままに
なってしまうかもしれません。
そして…
残念なことに…
今の医療では…、
この神経膠芽腫は…
100%再発をする！
といわれています。
（約10年前の話です。）
なので…、
その再発を、
いかに遅らせるかが鍵になります。
ご家族で話し合って決めていただいてもよろしいのですが…
手術をするならなるべく早い方がいいです。
実は、手術のスケジュールは
一杯なのですが…、
○日なら、
なんとか入れられるかもしれません。」
私
「そうですか…。」
私は、あまりにも恐ろしい宣告に…
体が震えてきたのを覚えています。
背中には、
幼い娘が…
その娘の重みが…
ズシンとさらに重くなったように感じました。
でも…
私には迷いはありませんでした。
私
「先生！！
手術…
手術してください！！
お願いします」
私は…、
懇願するように
名医にお願いをしました。
