「その山丹あり」 阿波にて古代の辰砂(丹)鉱山をめぐる | 紅棗のVストでタカタカ古代里山散策

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ご無沙汰です。

 

「其山有丹 その山丹あり」

 

今から1800年前ごろに日本にあった邪馬台国(ヤマト国)の様子を中国の三国志で有名な魏の国に報告した、魏志倭人伝にある古代史好きには有名な一文です。

 

 

丹、、、古くは神社の鳥居や拝殿の顔料だったり、鬼道祭祀の道具や、顔に塗ったり、ときには漢方薬で使われた赤い鉱石です。

丹といっても、当時もっとも価値があるとされていたのは辰砂(水銀朱)です。

 

 

2200年前の秦の始皇帝が徐福に命じて東の海の向こうの蓬莱にある不老不死の薬を探させた、不老不死の薬とはこの丹だったといわれています。

 

 

また西洋でも賢者の石と呼ばれたりもしています。

 

 

 

 

一時期先祖調査にハマって歴史を追いかけるようになり、大河ドラマなども毎週楽しく見るようになりました。

戦国時代、鎌倉時代、平安時代と、けっこう大河ドラマで勉強させてもらったのですが、

 

最近その興味はどんどん古くなっていき、ついに古代史、とくに日本の始まり、、にはまってしまいました。

 

自分のDNAを調べて男系の遠いご先祖が弥生系渡来人であることを知ったり、そのDNA(Yハプログループ)が四国と関西に多いこと、ということが分かった、などググっと惹かれる情報がどんどん入ってきます。(とくにYOUTUBE)

 

古代史って、”沼”ともいわれているんですが、ほんとうにずぶずぶ深みに入ってしまいます。

 

 

そういった非常に興味深い古代史考察動画を作られている方はときどきオフ会なども催します。

 

 

その中で「阿波から日本が始まった」という動画シリーズを作成されているYOUTUBERの一人、ANYAさんという方が関西在住で動画に感動したのもあり、いきおいでオフ会にいきおいで参加しました。

 

 

 

 

 

 

そのときそのまま飲み会もあったのですが、これが超絶楽しかったわけで。

 

 

これがきかっけで、どんどん古代史仲間が増えていき、そういった繋がりから、先日、

 

 

徳島の阿南への古代遺跡を巡る一日旅にお誘いいただき、これに参加しました。

 

 

実は、阿南は祖母の育った郷であり、私にとってもルーツを追いかける旅のひとつになります。

 

 

そのとき、ツアーを企画していただいた方が動画を作ってくれましたので貼り付けておきます。

 

卑弥呼の朱の遺跡 〈若杉山.家具の岩窟(いわや)辰砂鉱山〉

 

 

 

話されているのは、阿州東洋哲学研究所の土佐野先生です。

 

那賀川流域の若杉山辰砂採掘遺跡、そして津乃峰山のふかんとふという石窟を案内していただいたのですが、なんというか、1800年前の当時、辰砂を粉にすり潰すときに使ったに違いない石臼と石杵の石器がそのまま、山に放置された状態でごろごろと残っています。(すでにそれがあることは数十年前に遊歩道を作ったときに、わかっていたらしいですが、今も放置です。笑)

 

 

津乃峰山の「家具の岩屋」とよばれる石窟は実際に赤っぽい色で(鉄分が多いかも)、本当に水銀朱が出そうな雰囲気たっぷりでした。

 

 

実際にきてみると違いますね。

本当に丹が出ていたといわれる、その場所、実際に見て思ったこと、

 

 

数百人規模の多くの弥生人(ヤマト人)がここで、計画的委に採掘作業を行っていたことは間違いないと思います。

 

 

また、そこに転がっていた石杵は、固いもので、どうやら讃岐にしかない安山岩(サヌカイト含む)や、花崗岩で、海で拾うしかないようなまん丸でつるっつるの石で、これを部分的に意図的に削って手になじむように細工がされています。

#一説には東讃の白鳥の海辺にあるランプロファイヤという特殊な地層の岩石ともいわれています。

 

 

讃岐です。船を使って採掘に使うためにここまで持ってきていたのです。

 

 

少なくとも、讃岐と阿波は邪馬台国(女王国)の一部であった証拠と言えます。

 

 

日本は阿波から始まった・・・ロマンのある作り話のような話ですが、どうやらこれは、事実のように感じられました。

 

 

一応私の先祖が阿波池田の江戸時代、さらには安徳天皇の従者(800年前)までたどれたわけで、、その前はどうだったのか?

これもルーツ探しの一環になりそうです。

 

 

いっきに1000年遡りますが。。笑

 

 

今度はまた讃岐の石拾いにでもいってみようと思います。

 

では。

 

 

 

 

 

 

 

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