『4月末までにさすがに一相場あるかもっ!』って期待した先週でしたが、結果は前週末との比較で日経平均は87円の値下がりということで、きゅーたとしてもイロイロとやってみたものの資産増減はほとんどなく、まったく面白味のない1週間でした。


まあ、局地戦ではにぎわっている銘柄も散見されるわけで、ピンポイントで成功すれば面白かったりするのですが、東証1部売買代金が10日連続で2兆円に達しないような全体としての盛り上がりに欠けた閑散相場の中では、『一所懸命頑張ってトレードしてみたけど、やっと勝ったと思ったら次の銘柄や追撃分はキッチリ負け。勝ったり負けたりを繰り返して結果的に何も利益にならんかった・・・・・てか、むしろ資産を減らしただけやん・・・・・』なんてことはしばしばあるわけで、今まさにそんな感じですね。



『だったら別に生活に困るわけでもないし、ムダなことをせずにしばらくマーケットから離れて休憩して好きなことをしよう!』ってのが正解と思うのですが、今年は年初と比較して資産を一部削っているってこともあって(本当はだからこそ休憩すべきなのですが)、休憩は専業としては敗北感やニート感が増すので選択しにくい気分ってのもあるので困ったもんです。




今さらですが、もしもTPPの日米協議が妥結に至っていてくれれば、相場は全然違ったでしょうが・・・・・・



ってことで、相場が悪いのでグチをひとつ。




甘利担当大臣は、フロマンアメリカ通商代表部代表と安倍首相とのはざまでハードな交渉をこなし、ある意味一歩も引かずに男を上げたように感じるし、ニュース等を見ていても農林系統の業界関係者はいうまでもなく一般市民にしても、アメリカに屈しなかったという意味でどちらかというと喝采の声のほうが多いように感じるわけですが、マーケットとしては明らかに失望した形ですね。



ただし、マーケットの反応は岩盤規制が破れなかったことへの失望ってことでしょうが、本質的に言えば例えばTPPの代表的分野である農業関係の保護行政って、結果的に日本の農業を衰退させることにしかならないように思うのですがねー・・・・・・



というのが、農業自由化の反対意見で良く耳にするのが、「輸入物が増えると、食の安全が脅かされる!」あるいは「国内農業が弱体化し、食料自給率が下がる!」ってことですが、輸入物が増えようが減ろうが、国内産にこだわりたい人は値段が高くても国内物を買えばいいわけで、選択肢が増えることは消費者にとって悪いはずがないですよね。




そもそも農業従事者の平均年齢は70歳が見えてくるような状況、つまり一般企業ではとっくに定年退職している人たちが支えてるわけだし、農地でありながら作物を作っていないいわゆる耕作放棄地は毎年〃〃広がって、今では日本全体で40万ヘクタールにもなっているわけで、じゃあこのまま行って10年後の農業従事者の平均年齢は?20年後は?って考えると、今のままでは食料自給率はドンドン下がるってことは容易に想像がつくし、もっと言えばこのままでは将来的に日本の農業って成り立たなくなって壊滅するんじゃない?思ってしまうわけです。





40万ヘクタールってちょっとピンときませんが、埼玉県が37.97万ヘクタール、大阪府が19.01万ヘクタールらしいので、日本の耕作放棄地を説明する時は「大阪の2倍を超える広さやね。え、東京の人間なので大阪はよく分からない?えーっとね、関東でいえば埼玉県より少し広いくらい。分かった?」って感じですね。




TPP以前からも、食の安全、国内農業保護の大義名分のもとに、例えば法人の農業参入等に対して高い障壁を作って厳しい規制を課し、既得権益を保護し続けたわけですが、その結果今のような状況になったとも考えられます。



あるいは保護していなかったらもっと悪化していたという意見もあるかもしれませんが、農業を一つの産業と考えた場合、保護され続けた産業の未来は非常に暗いような気がします。





円高不況の時に、輸出企業に補助金を出し続けて損を埋め続けたとしたら、競争力維持のための工夫をする必要がなく、円高対応力を高めることもなされなかったように思うわけです。



まあ、農家の苦労も知らない勝手な意見ですが、国内産農産物が将来も生き続けるためにも、キノコとかだけではなくて農業全体として、産業としての競争力を持つための援助を政府には期待したいし、それはTPP交渉で譲らずに頑張ったと満足することではないような気がしますね。



きっかけがないと変わるのはムツカシイとすれば、本当はよいきっかけになったのかもしれません。






明日は、朝から安そうですね・・・・・・




願わくば、日銀の追加緩和に勝手に期待して勝手に失望するような相場から、ファンダや将来性を評価する相場に早く移行してくれますように(特に、4565と6090と9984ガンバレ・・・・おっとポロリとポジショントーク)






農業に従事しているわけではなく、現実を知らない勝手な意見です。

完全にきゅーた個人の考えであり、不快な思いをされた方には心からお詫びします。




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うーん・・・・


今年2回目の更新ってことで、気が付けば更新を中断して3ヶ月半が経ちましたね。


今年の今までのザックリとした収支ですが、1月と2月は連敗で合計1350くらいのマイナス、3月は100くらいのプラ転で3ヶ月連続のマイナスは何とか回避できたものの、4月は現時点で90くらいのマイナスと、深刻なダメージにまでは至ってないものの不調を極めています。



いやー・・・、ホント厳しい!



負けの内訳イメージですが、優待銘柄等の中長期保有分で2割程度、残りはトレード分って感じなので、日々のトレードでの負けの蓄積という、専業としては非常に情けない内容です。



負けている銘柄を無理に引っ張ることはほとんどなくて、わりと軽いフットワークでキッチリとロスカットもしていたつもりなのですが、相場に対する目線が上であった分“アホみたいに買っちゃ投げ、買っちゃ投げ”を繰り返した結果といえます。



前回のブログで何か偉そうなことを書いておきながら、自分がこのザマなのでビックリしてしまいます。

トレードの調子が最悪なのでブログ再開しなかったわけではないのですが、我ながらそう思えるほどのヒドイ内容ですね。





それにしても、今年の年始頃は多くの人が『去年のようにカンタンにはいかないぞ!しっかりとわきを締めてかからないとね・・・・。』って相場の先行きやトレードについて慎重に考えていたと思うし、きゅーたも今年は去年と比較すると利益を出すのははるかに厳しくなると思ってはいたのですが、正直なところまさかこれほどまでに相場が弱くなるとは予想もしませんでした。




5月以降は消費税の悪影響により大幅な調整となる可能性が大きいとは思っていたものの、それまでは好調な企業業績に支えられて、少なくとも4月後半くらいまでは相場が強いと安直に考えていたのですが、まさか今の時点で日経平均のPERが14倍前後(先週は13.7倍~14.2倍くらいで推移)になるまで株価がたたき落とされているとか(去年の今頃は24倍を超えてます)、今年上場の新規公開銘柄が、今の時点ですでに5銘柄も公募価格を割り込んで初値を付けることになるほど投資家マインドが悪化するとは・・・・・・・



ちなみに、新規公開銘柄の公募価格に対する上場初値ですが、昨年上場の54銘柄のうち初値が公募値を下回ったのはわずかにウィルG(6089)の1銘柄のみで残りは全勝。53勝1敗という圧倒的な勝率で、しかも公募価格比の平均初値上昇率2.2倍と行き過ぎともいえるほどの極めて良好なパフォーマンスだったのに対して、今年はスタートのアキュセラ(4589)から直近上場のジョイフル本田(3191)までの15銘柄の勝敗が10勝5敗と3社に1社は公募価格割れという去年とは比較にならない厳しい結果で、上場後も多くの銘柄が期待を裏切りまくって沈没しています。





参考までに、一昨年である2012年は37勝9敗でした。




・・・・・・つまり、今年の現段階でのIPO実績は、あの民主党政権最後の年(野田首相の解散宣言は同年11月14日、16日衆議院解散、12月26日野田内閣総辞職)と比較しても、勝率が半分ほどしかないということですね。






まあ、野田前首相の衆議院解散宣言の時の日経平均のPERは14倍程度(EPSは当然に大幅に上がっています。念のため)だったので、相場全体としても期待値が元に戻ってしまったといえなくもないですが・・・・・、この先の景気動向に対してここまで悲観的になる必要があるのだろうか?って考えると今の水準はやっぱり売られ過ぎって言えそうなのですが・・・・



政治的にもここ半年ほどは、秘密保護法、集団的自衛権、憲法改正へ向けた動き等々、まるで経済再生や震災復興が完了して軸足が他に移ってしまったかのようでしたが、さすがに日経平均が14000円を割れた先週は、安倍首相と黒田日銀総裁が総理官邸で二人で昼食を取って会談してみたり、麻生副総理兼財務大臣が世界最大の年金基金であるGRIF(年金積立金管理運用独立行政法人)について言及してみたりと、やっと株価を意識したともいえる動きがみられました。




また、GRIFの次期委員長に以前から株式投資による年金運用利回り改善を主張していた米沢康博早大教授を起用することが検討されているようで、さすがにこの先しばらくは強気で良いのでは?って思ってるのですが・・・・・・・





…といっても、4月30日には開催後に極端な相場急落がここのところ毎度〃〃繰り返されている日銀政策決定会合があって、その後はいよいよ“Sell In May”・・・・・



やっぱり強気は今月いっぱいかも・・・・・



まあ、強い材料を探せばいくらでも見つかるし、弱い材料を探せばこれまたいくらでも見つかるのがマーケットってものなので、相場に対する思い込み(きゅーたの場合、5月までは強いと思っていたため、強い材料を過大視していたこととか・・・)は、あらためてしてはダメってことを思い知しらされた3ヶ月でした。






久しぶりなのに図々しいですが、

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明日の大発会を前に、長い長ーい独り言を・・・・




あらためて、昨年はマーケット環境に本当に恵まれた一年であったと思います。



当然ながら、アクセルを踏んだ時期によっては手痛い仕打ちを食らい、それが一年間尾を引いた方もおられるわけですが、日経平均が年初から56.7%も上昇したのは紛れもない事実であり、基本的には専業、兼業問わず多くのトレーダーが大なり小なり利益を蓄積した年であったはずで、きゅーたも例外にもれず、ある程度の満足がいく利益を上げることができました。




多くの方は、一年を通して結果的に一定の利益を上げることができた場合、マーケット環境に助けられたと思いつつも、「自分のトレードスキルは、この一年でズイブン向上したよな。以前と同じような失敗は、あまりしなくなった!」と、大きな自信をつけることになるのですが、これは大切である反面で、単なる勘違いである可能性が否定できません。




前と同じ失敗をしないのはスキルが向上したわけではなくて、環境が助けてくれただけっていうことが上昇相場では往々にしてあるのですが、“自信”が“うぬぼれ”につながっていた場合、評価損を抱えた、あるいは評価益が一時に比べて大きく削られた自分のポートフォリオをにらみつけながら、「ここは踏ん張りどころだ!もう少しすれば必ず切り返してくるはず。自分は間違っていない!」「そうだ。ここは焦ってバタバタするよりも、放置しておけば気が付いた時には事態は好転しているはずっ。“果報は寝て待て!”で大丈夫だ。」って風に自分を納得させて、結果的に退場への道を選んでしまう・・・・・なんてことがあったりします。



上昇相場では、損切りしたポジションは多くの場合、その後買値を上回ってきます。

あとでチャートを眺めながら、「ここは、損切りなんかせずにやっぱり我慢して持つべきだったんだ。株は簡単に損切りなんかしてはいけないものなんだね。だって、ほっておいたらちゃんと戻ってくるのだから。」って自分で納得し、損切りを悔やみ、それが自分に刷り込まれていくわけです。




これはきゅーたの持論なのですが、『いくら投資経験を積んでもトレードスキルなんて上達するものではなくて、人は何年やっても初心者の時と同じ失敗を繰り返すもの』で、だからこそ『常に謙虚に相場に向き合うことこそが重要』なのだと思っています。




多くのトレーダーが自信を付けた可能性がある去年の日経平均上昇率は、1952年の118.4%、1972年の91.9%、1951年の63%に次いで過去4番目の記録となります。



1位と3位は、1945年の第2次世界大戦終戦後の復興特需の本格化と、1950年に起きた朝鮮戦争の戦争特需によるものであり、2位は、日本が今ではとても考えられない2ケタ成長を毎年繰り返し、世界第2位の経済大国に躍り出て、日本の今後の成長をすべての日本人が疑わなかった1954~1973にかけての高度経済成長期のピーク、首相になる直前の田中角栄による日本列島改造論が発表された、まさにその年に記録したものです。




インターネット社会の幕開けとともに夢の上昇となったネットバブル期や驚異の外人買いにより爆発的に上昇した小泉構造改革の時の上昇、更には1980年代後半のバブル景気の最盛期すら凌駕した昨年の上昇は、言い換えれば“常識を超えたともいえる上昇”だったことを忘れてはいけません。




これが当たり前と考えると、今年は手痛いしっぺ返しを食らうことは想像に難くないわけで、今年は一層脇を固めて相場に臨むことが重要と考えます。





一年前にインデックス型の投資信託を買った人は、一年間寝ていても57%のパフォーマンスがあったわけで、大げさに言うとサイコロを振って出た目で適当に何銘柄か買っても、数割程度は儲かったと考えられるのが去年の相場です。



キビシイ言い方をすれば、投資金額に対して年初からの資産増加が2~3割程度にとどまったり、信用取引等で、ある程度のレバレッジをかけているにもかかわらず、4~5割程度の資産増加しかできずに日経平均の上昇すら超えることができなかった投資家は、資産が増加したと安心したり自信を持ったりするのではなくて、手法の何かが間違っていたとあらためて考えることが重要かもしれないし、もしも下落相場になったとすれば資産を守ることは困難で、ひとたまりもなく敗れ去ることになったのかもしれません。



別に慎重にトレードをすることをお勧めしているのではなくて、『相場が自分の考えと反対に動いたときは、相場がおかしいと思ってはいけない。常に正しいのは相場で、間違っているのは自分である!』と負けを認めて、躊躇なく損切りすることを徹底することを忘れないように・・・・・ってことを、肝に銘じることと考えています。





1月3日の日経新聞によると、経営者が占う2014年の株価予想は、高値予想は圧倒的に12月で、安値予想は6月が一番多く、次いで1月。また高値の平均は18625円で、安値の平均は14465円。


多くの経営者の方は、消費税増税の影響で6月ごろに安値を付けるものの、調整が一巡した後は年末にかけて株価は力強く回復し、12月頃に年初来高値を付けるという昨年と似たような展開を予想されていました。



まあ、どうなるかわかりませんが、きゅーたは今はあまり重要視されていないようにも感じる消費税増税の悪影響は、想像を超えるような気がしてなりません。




日本のGDPのザックリ6割が個人消費であり、3月までの駆け込み需要による個人消費増加によるGDP押し上げと、その後の落ち込みによるギャップは実需、マインドともに非常に大きく、予想以上にGDPを下押しして、日経平均は5月以降は下落せざるを得ないと考えているのです。



きゅーたの当たりもしない相場観では、企業の上方修正と日銀の追加緩和期待で1~2月は相場が堅調、3月に日銀が追加緩和を行なって4月頃まで相場は上昇するものの、5月からは消費増税の影響が顕在化、夏にかけては去年と同様に激しい調整が来て、8月以降は底ばい、11月頃から年末にかけて上昇するものの、3~4月に付けた高値はとうてい奪回できずに、結局は年初水準程度で終了?って感じです。




きゅーたが質問されたら、高値は4月で18500円、安値は8月で14500円くらいって答えそうな気がしますね。



まあ、前述のとおり、先のことを予想してトレードしてそれが外れたら、こだわらずに切ることは何より重要ですが・・・・・





ちなみに今年は午(うま)年ですが、“辰巳天井、午尻下がり”の格言もあるようにアノマリー的には弱い年とも言われているし、実績的にも十二支のなかで最弱です。




前回の2002年は、2000年のITバブル崩壊の爪痕が残る中で、2001年の9.11米同時多発テロの影響やエンロンの破たん、2002年のワールドコムの破たんで会計疑惑が拡大、信用収縮が進み18.6%の下落。

前々回の1990年は、前年の歴史上にさん然と輝く日経平均の史上最高値38915円の大納会からの急落、いわゆるバブル崩壊により38.7%の下落と、確かに弱い年といえますが、今年はどうでしょうかね?



大納会は、ペガサスミシン(6262)の14%を筆頭に、天馬(7958)5.5%、東京都競馬(9672)5.2%、群馬銀行(8334)2.6%、駒井ハルテック(5915)1.5%とそれぞれ馬関連は上昇、これが今年の好調相場を示唆するものであれば良いのですが・・・・・・・






ふー・・・・・、ずいぶん長くなりました。





最後になりましたが、少し考えることがあって、今年は勝手ながら年初からしばらくブログを休憩します。


今まで応援してくれた皆様、本当にアリガトウございます。


コメントを頂いた皆様や応援クリックを頂いた皆様、特に感謝します。




コメント欄を開いてる以上はコメントは本当にうれしかったし、ブログランキングに登録している以上、一定の順位の維持は本当に励みになりました。


コメントがなければ、ブログランキングでの応援がなければ、おそらくとっくにやめていたように思います。




初心者の方に指針を示すなんて不遜なことは考えませんが、当たりもしない内容に関心を示してくださったことに、本当に感謝します。



大損食らって退場するわけではないし、何か大きな悩みがあるわけでもありません。


トレードも今まで通りなので、ご心配は無用です。単なる休憩と思ってください。



再開については全くの気分次第で未定なのですが、休憩後も質問等いただければ、今までどおりに返信させていただく予定なので、遠慮なくコメントしてくださいね。





さて、年末年始の海外の状況を見ていると、大発会は安く始まりそうな感じですが、前述の通り4月頃までは基本的に強気であり、明日も押し目があれば、積極的に攻めようと思っています。




今まで、本当アリガトウございました <(_ _)>




最後まで厚かましいですが、

今日もワンクリック、ヨロシクです <(_ _)>

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