36度(デシル)、32.7度(アンデシル)のアスペクトは恐らくそれぞれパラス、ジュノーを支配星に持つ。
しかしアスペクトとしてはマイナーとされ、ほぼ無視されている。それは支配星の性質が他と比べ常識的であり、特異さの欠片もないからだと思われる。
パラスは乙女座の支配星でもあり、象意は健康とそれを前提とする労働。
ジュノーは天秤座の支配星で、社会性とそれを前提とする結婚、人との調和。
それらは社会的動物としての人間を演じるにあたり誰しも当たり前に備えてなければならないものであり、それが複合アスペクトとして強調されたからといって特別目立つ存在にはならないだろう。
特にジュノーはその派生度数が多く、他のメジャーアスペクトがないノーアスペクトの星は高確率でジュノーの社会性アスペクトを決めているのではないか?
32.7度、65.4度、98.1度、130.8度、163.5度
一方のパラス36度は72度のクインタイルの半分であり、それとの合わせ技で複合アスペクトを決める余地がある。
パラス(健康、仕事、実務能力)
36度、108度
72度、144度=クインタイル
180度=オポジション
例えば36~36~72や36~144~180、36~36~144~144といった未知の複合アスペクトが考えられる。
それらはクインタイルの天王星・水瓶座的性質をベースにしながらパラス・乙女座の要素を加算した作用になるだろう。
奇妙奇天烈なクインタイルに実直な実務能力が付与されるように思う。
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三浦健太郎(ベルセルク作者)。
18~36~36~18~126~126
土星 魚座 29.68
18
パラス 牡羊座 17.76
36
ヘッド 牡牛座 23.74
36
火星 双子座 29.99
18
太陽 蟹座 18.37
125
テイル 蠍座 23.74125
土星 魚座 29.68オーブがほとんどなく正確に度数を刻んでおり凄い。
>ドラゴン殺しとは、漫画『ベルセルク』に登場する巨剣である。
この三浦健太郎さん特有の複合アスペクトをドラゴン殺しと呼びたいと思う。
54~54~126~126(パラス+パラス)
クインタイルのブーメランヨッドの外側に36度系のブーメランヨッドが重なった摩訶不思議な、前代未聞の激レア複合アスペクトだ。
72度系の奇人変人さと36度系の実務能力が備わり、ベルセルクの緻密かつ奇想天外な世界観を生み出している。
しかしハードワークが祟って三浦さんは若くして急死した。
パラスは健康を司るが、ワークライフバランスが崩れるとてきめんに天罰を下す。
それは善人とか偉人とか社会貢献度とは一切関係ない。
本人の体調管理に問題があるか否かが執行の判断基準になる。
不摂生は許されず罰せられる。
それ故このドラゴン殺しアスペクトはワーカホリックや過労と関係するかもしれない。
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今敏(パプリカ、千年女優などのアニメ監督)
36~36~144~144
他にも複合アスペクトがあるが割愛。
今敏さんも若くして亡くなっている。
やはり独創性を得る代わりに働き過ぎなどデメリットがありそうだ。
36度のパラスがあるから無理して働いてしまうのかもしれない。
①36~36~144~144(パラス+天王星)
②54~54~126~126(パラス+パラス)
どちらをドラゴン殺しと呼ぶべきか?
①だけでも呼んでいい気がしてきた。