40度系について既存の占星術ではこんな解釈をするらしい。
40度はホロスコープの9分割を表す。9の数字はタロットカードの「隠者」のように、過去から未来まで、ずっと同じものを持ち運ぶということで、同じランプの灯を元居ながら移動する「隠者」のイメージになる。
(中略)9という数字は射手座。
射手座は筋肉を表す。筋肉が発達すると大地を蹴って自由に環境につなぎとめられることなく次の場所へ向かう旅ができる。意味や因果に捕まらず旅を続ける。もっと大きなものを求めてそれが見つかるまで移動や探索をやめない。
40度は360÷40=9ハウスから分かるように哲学や思想が関係しているが、40度も同じで、抽象的で地域色がない。
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私の理解でも40度は9角形の外角で9に関連するが、タロットの9番目「隠者」も9室の射手座も関係ない。
アスペクトの数理はそのような理屈で構築されてない。
他にも既存の占星術はアスペクトを数秘術と絡めて解釈するが、私からすれば彼らは根拠の希薄な遺物をよく考えもせず盲信し過ぎだ。
西洋占星術の十二宮、東洋占星術の十二支を数秘術の10、陰陽五行の10で読み解こうとする時点でそもそも鍵穴と鍵が合ってないことに気づくべきだ。
彼らの根本的な誤解は運命システムが物理法則のように完璧な理論で動いていると信じきってる点にある。
それは占星術の本場とされる西洋の一神教が持つ神の無謬性の影響だろうが、実際この世を運営する神のような存在はゲーム制作会社のクリエイターのようなものだ。
星の運行(プログラミング)は科学的でも、キャラクターの肉付けやシナリオは文系的な創作にすぎないということに、彼らは彼らの宗教的不自由により永遠に気づけない。
私がなぜグノーシス主義や仏教をベースに世界を理解すべしと繰り返すのかというと、運命システムが人間臭いアプローチで構築されており、それを見越してルールを見破らねば正解に辿り着けないからだ。
カパラ数秘術的な合理性をこの世の運命システムは持ち合わせていない。
それは人間味溢れるサビアン占星術を一読するだけで分かりそうなものだ。
我々人間は出鱈目な神が作ったふざけた運命システムに支配されている。
この不快な現実を受け止めてからでないと占星術の真実なんて分かるわけがない。
神を崇めるなとは言わないが、せめて彼らが神道やヒンドゥー教の神々のような人間臭い、親しみやすい存在だと思った方がまだやりようがあるだろう。
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私の考案したアスペクトの支配星をおさらいすると、
一点の0度は太陽(5室、獅子座)、
二点の線、180度は火星(1室、牡羊座)、
三角形の120度は木星(9室、射手座)、
火星座の三連。最初の3までは火の勢いがある。
四角形の90度は土星(10室、山羊座)、
五角形の72度は天王星(11室、水瓶座)、
5で一旦ピーク。
六角形の60度は水星(3室、双子座)、
七角形の51.4度は海王星(12室、魚座)、
柔軟宮の二つ(残りは射手座と乙女座パラス)。
八角形の45度は金星(2室、牡牛座)、
九角形の40度は冥王星(8室、蠍座)、
金銭、財運の2-8軸。
不動宮の二つ(残りは水瓶座と獅子座)。
十角形の36度は不明(パラスかジュノー?)、
十一角形の32.7度も不明、
十二角形の30度は月(4室、蟹座)。
天秤座ジュノーと蟹座は活動宮の残り。
6,7柔軟→8,9不動で緩急がついており、10,11,12活動(一つは柔軟)で再着火。
流れ的に10で柔軟パラス、11で活動ジュノーが収まりがいい。
獅子座不動◼️→牡羊座活動○→射手座柔軟🔺。
山羊座活動○→水瓶座不動◼️→柔軟🔺柔軟🔺。
不動◼️不動◼️→柔軟乙女座パラス🔺?
活動天秤座ジュノー○?→活動蟹座○。
◼️○🔺
○◼️🔺
🔺◼️◼️
🔺○○
◼️○🔺○◼️🔺|🔺◼️◼️🔺○○
こんな感じだ。
私はこの左右対称と非対称が混在した並びに美的整合性を感じる。
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占い師は自説の根拠にもっともらしい理屈を並べるが、要は実践で使えるかどうかだ。
私が占術を独自に構築する際は説得力を重視している。
自分自身を説得できない理屈は却下している。
これは他人の提唱する理論も同様で、信憑性のないものは無下に捨てる。
その研鑽により生まれた私独自のものをオリジナル占術と呼んでいるが、本音を言えばこれこそ純正品だろう。
遠い未来、これが新常識として一般社会に根付いていれば良いなと夢想する。