もう少しMBTIについて考えてみる。
前回までに前半部が四元素になることは示したが、実は後半部も四元素にまとめることができる。
前半部は、
EN＝外向的・直感型＝火。
IS＝内向的・感覚型＝地。
ES＝外向的・感覚型＝風。
IN＝内向的・直感型＝水。
後半部は、
FP＝感情的・攻撃的（能動的）＝火。
TJ＝論理的・防衛的（受動的）＝地。
TP＝論理的・攻撃的＝風。
FJ＝感情的・防衛的＝水。
これで4×4になり、より単純化できた。
これは占星術でいうなら牡羊座・獅子座・射手座の火星座や牡牛座・乙女座・山羊座の地星座といった四元素であり、前半部は公的な太陽、後半部は私的な月と見なすこともできる。
まとめると、
ENFP＝火の火。広報運動家。
ENTJ＝火の地。指揮官。
ENTP＝火の風。討論者。
ENFJ＝火の水。主人公。
ISFP＝地の火。冒険家。
ISTJ＝地の地。管理者。
ISTP＝地の風。巨匠。
ISFJ＝地の水。擁護者。
ESFP＝風の火。エンターテイナー。
ESTJ＝風の地。幹部。
ESTP＝風の風。起業家。
ESFJ＝風の水。領事。
INFP＝水の火。仲介者。
INTJ＝水の地。建築家。
INTP＝水の風。論理学者。
INFJ＝水の水。提唱者。
これを元にこの記事のランキングを見てみる。
https://www.mcsg.co.jp/kentatsu/health-care/64961
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以下は、一般的に「性格が悪い」とされるMBTIをランキング形式で紹介します。
1位 ESTJ
2位 ENTJ
3位 ESTP
4位 ENTP
5位 ESFJ
6位 ENFJ
7位 ESFP
8位 ENFP
9位 ISTJ
10位 INTJ
11位 ISTP
12位 INTP
13位 ISFJ
14位 INFJ
15位 ISFP
16位 INFP
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見ての通り前半部が風＞火＞地＞水で順番に並び、後半部は地＞風＞水＞火だ。
前半部の公的な性格は男性的×物質的なものが嫌われ、後半部の私的な性格は物質的×女性的なのが嫌われている。
共に四区分（男性的/女性的、物質的/精神的）のうち、物質性が嫌われ、公的な性格は男性的、私的な性格は女性的が嫌われている。
公的な性格が男性的なのは良さそうなものだし私的な方も女性的な方が好ましいと思われるが、結果は逆になっている。
これは収まりが良すぎてくどくなり、灰汁が出るのか。
物質的（地や風）が嫌われるのは感情が希薄で人間味に欠けるからだろうか。
くどくて（ウザくて、鼻について）人間味に欠ける。
言葉にすると確かに嫌われそうだ。
有名な芸能人だと、
https://personal-sindan.com/mbti-actual-popular/
嫌われ1位のESTJ幹部（風の地）は特にめぼしい芸能人はなし。
2位のENTJ指揮官（火の地）は香取慎吾さんや指原莉乃さんがいる。
3位のESTP起業家（風の風）はYouTuberのヒカルさん、手越祐也さん。
4位のENTP討論者（火の風）は五億円裁判のてんちむさん、ファーストサマーウイカさん、宇野実彩子 (AAA)さん、堀未央奈さん。
5位のESFJ領事（風の水）は永野芽郁さん、ナダルさん、ダイアン津田さん。
6位のENFJ主人公（火の水）は倖田來未さん、Kokiさん、橋本環奈さん。
7位のESFPエンターテイナー（風の火）は森香澄さん、峯岸みなみさん、後藤真希さん。
8位のENFP広報運動家（火の火）はジェシーさん、大森元貴（ミセス）さん、Ayase (YOASOBI)さん、近藤春菜さん。
1位から4位までは確かに納得できる面もあるが、5位以降は可愛げがあり個人の印象で変わりそうだ。
1位のESTJ幹部がほとんど芸能人にいないのはよほど適性がないのか？
「現実的で、責任感があり、実践的で、決断力があり、率直な人々」とあるので芸能界に見向きもしないのかもしれない。
または裏方にいるのか。
逆に好感度が高いタイプはというと、個人的には嫌われ14位（好かれ3位）INFJ提唱者（水の水）が最も女性的で優しいように思う。
これには江頭2:50さんや千葉雄大さん、北川景子さんがいる。
次点は嫌われ15位（好かれ2位）のISFP冒険家（地の火）が個人的に印象がいい。
藤田ニコルさんやローランドさん、本田翼さん、ゆいP（おかずクラブ）さんなど。
嫌われ16位で最も好かれてるだろうINFP仲介者（水の火）は個人的にはピンと来ない。
面子は藤井風さん、池田エライザさん、長濱ねるさん、山田裕貴さん、長屋春子（緑黄色社会）さん。
このタイプは日本で一番多く、約13%もいる。
数が多いのに嫌われないのはそれだけ控えめなのだろうが、どことなく闇を感じる。
心を病むから心理テストを受ける割合が高く、結果一番多いという説もある。
総じてMBTIは占術が取りこぼす後天的な人格形成に光を当てるので、よく当たるし面白いと思う。
人格はセラピーや新しい体験で改善できるので、今が悪くても気にしすぎない方がいい。
憧れのタイプに意識的に似せるというのは有効だろう。
憧れの芸能人を見習うのと同じことだ。
人格は変えられるというのが、不変の占術的運命と異なり素晴らしい点だ。
ちなみにこのサイトの記事は面白かった。
この筆者はMBTIについて実地で相当理解している。
https://note.com/luciferlove/n/n03831e49f6cf
IQが高いのは水のINであり、低いのは風のESだ。
しかし社会で出世するのは逆に風のESだそうだ。
これには非常に納得した。
占星術の四区分では風は双子座や水瓶座であり、比較的賢いとされる。
しかしMBTIの風にその印象はなく、賢さは水が持っていると感じていた。
その齟齬の原因は水の賢さが僧侶のそれであり、神学の役に立たなさのようであり、風の賢さは商人や魔法使いの実用的な有益性だ。
そこでは真実より金になるかどうかが問われる。
また、このIQや社会適応性とMBTIの密接な繋がりは、この心理テストが示す事柄は人格だけでなく、人格を形成する幼少期の養育が脳機能の発達に根深く影響し、それがIQや社会適応性にまで波及していることを示唆している。
このMBTIは発達障害や愛着障害、そこから派生するサイコパスなど人格障害まで炙り出しているのではないか？
恐らく定型発達に多いMBTIタイプのランキングも調べれば判明するだろう。
そのときMBTIを根拠に差別が起こることは避けられない。
今でもそれを危惧し警告する向きもあるが、MBTIが脳の発達の如何を露にするなら使わない手はない。
もし悪いMBTIタイプが人格でなく脳機能の問題に根差しているなら、努力で変えられるというのは違うかもしれない。
だとしたら厄介だ。
と思っていたらもう結果が出ていた。
https://note.com/light_holly638/n/n9b00b2e17c64
