MBTI診断については以前書いた。
https://ameblo.jp/kyuuseieki/entry-12665148805.htmlE=外交的・男性的、I=内向的・女性的、N=直感型・心、S=感覚型・物。
T=理論的・風、F=感情的・水、P=攻撃的・火、J=防衛的・地。
EN=男・心=火。
IS=女・物=地。
ES=男・物=風。
IN=女・心=水。
①外向的か内向的か、②直感型か感覚型。
これを外向的/直感型を火、内向的/感覚型を地、外向的/感覚型を風、内向的/直感型を水。
この四元素に③理論的/感情的、④攻撃的/防衛的で16タイプに分けている。
これは心理学であり、星座や十干十二支といった出生時の星の配置が定めた運命システムとは基本的には関係ない。
それより国柄や県民性、性差、社風や校風、家風、家庭での養育方針といった後天的な外的影響が人格に作用し、それが心理テストという自覚的な状況判断に表れている。
https://metalife.co.jp/business-words/2503/
この記事の総合ランキングを見ると、それぞれのランク数を足したものが、
IN(内向的/直感型)・水、20
EN(外向的/直感型)・火、37
IS(内向的/感覚型)・地、37
ES(外向的/感覚型)・風、42
前半の四元素の場合、水の内向的/直感型が一番多く、これはドラクエで例えるなら僧侶であり、日本が霊性を重んじる国柄だと分かる。
FP(感情的/攻撃的)18
FJ(感情的/防衛的)24
TP(理論的/攻撃的)42
TJ(理論的/防衛的)52
後半の四区分は感情的な二つが多数派であり、日本人は議論ベタと言われるが、その通りに論理をぶつけ合うのを苦手とするようだ。
上記サイトから引用。
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日本人のMBTIタイプの割合と世界平均との比較から、日本ではINFP(仲介者型)やENFP(広報運動家型)などの直感型(N)が高い割合を占めていることがわかります。これは、日本の社会文化が創造性や独創的な思考を重視し、個人の内面や感情の深さを尊重する傾向があるためです。
一方で、実用的で組織的なISFJ(擁護者型)やESFJ(領事官型)の割合は世界平均より低い傾向にあります。これは、日本の社会が個人の自立性や独創性を促進し、集団よりも個人の特性を重視する方向にシフトしていることを反映している可能性があります。
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この分析は違和感がある。
日本が個人的で海外が組織的というのは事実に反する。
一般的な認識では日本が集団主義であり、海外・欧米は個人主義だ。それが大前提であり、だからこそ日本人は大きな枠組みでの集団主義のお陰で小さな枠組みである個人の内面では個人主義的になれる。
両親が秩序を守るから子供は自由でいられる。
それとは逆に海外では大きな枠組みが個人主義や競争社会であり、それゆえ個人の小さな枠組みでは社会がバラバラに空中分解しないようチームワークを大事にし、家族や友人の繋がりを尊ぶ。
両親がワガママ放題だからこそ子供は兄弟姉妹間で結束する。
MBTIタイプは個人の心理分析であり、社会のあり方がストレートに反映するわけではないことを理解すべきだ。
社会とは家庭に例えるなら親であり、個人は子供だ。
両者は対の鏡像関係にあり、反射している。
日本は社会が集団主義で秩序が整っているからこそ個人は自由に創造活動を行えると私は思う。
男性に多いタイプを見ると、
1位 ISTP(巨匠型) 75%
2位 INTP(論理学者型) 73%
3位 INTJ(建築家型) 67%
4位 ISTJ(管理者型) 66%
5位 ESTP(起業家型) 65%
6位 ENTJ(指揮官型) 64%
7位 ENTP(討論者型) 63%
8位 ESTJ(幹部型) 61%
後半に着目すると上位八つが全てTの理論的タイプだ。
逆に女性に多いタイプはというと、
1位 ISFJ(擁護者型) 71%
2位 ENFJ(主人公型) 69%
3位 ESFJ(領事官型) 69%
4位 INFJ(提唱者型) 67%
5位 ESFP(エンターテイナー型) 63%
6位 ENFP(広報運動家型) 60%
7位 INFP(仲介者型) 58%
8位 ISFP(冒険家型) 57%
八つ全て感情的なFであり、かつ上位四つは防衛的なJだ。
これは完全に性差が表れている。
これを見ればジェンダーの人格に与える影響の色濃さがどうにもならない固定的事実だと分かるだろう。
前半部に注目すると、男性はIS5、IN5、ES13、EN13。
女性はES8、EN8、IS9、IN11。
ここでも男女で違いがあり、男性の同率一位であるINが女性では最下位だ。
他は男性が内向的なIが多く外向的なEが少ないのがハッキリ分かれてるのに対し、女性は上位三つがほぼ同率なのに対しIN(内向的/直感型)は少ない。
INは総合ランキングでは一位なのにだ。
男性はどれだけ水の僧侶タイプが多いのか。
一方、女性の上位二つは外向的なEタイプであり、これで日本の男性が内向的/理論的、女性が外向的/感情的に偏り、それぞれが男女で欠けてる部分を補い合ってることが分かる。
男性は内向きで理屈っぽいオタクキャラであり、女性は活発で感情豊かな陽キャだ。
もちろんそうではない少数派も結構な割合でいるので、これはあくまで総合的な傾向にすぎない。
ただMBTI診断は後天的な人格形成の大きさを如実に表しており、その中では国柄の補完的要素と性差が多大な影響を及ぼしていることは興味深い事実だ。
日本人は他国に比べ特に霊性を重んじ、男性はオタクな陰キャ、女性は外向的な陽キャが多い。
これらの特徴が星の定めた運命を凌駕して個々の人格に支配的な力を発揮している。
世界のランキングを並べかえてみると、
1位、ISFJ(擁護者型) 13%
1位、ISTJ(管理者型) 13%
3位、ESFJ(領事官型) 12%
4位、ESTJ(幹部型) 11%
5位、ENFP(広報運動家型) 7%
6位、ISTP(巨匠型) 5%
7位、ESTP(起業家型) 4%
7位、INFP(仲介者型) 4%
9位、ENTJ(指揮官型) 3%
9位、ENFJ(主人公型) 3%
9位、INTP(論理学者型) 3%
12位、ENTP(討論者型) 2%
12位、INTJ(建築家型) 2%
14位、INFJ(提唱者型) 1%未満
15位、ISFP(冒険家型) 不明
15位、ESFP(エンターテイナー型) 不明
IS、戦士。23
ES、商人/魔法使い。29
EN、勇者。35
IN、僧侶。42
日本は、
IN(内向的/直感型)・水、20
EN(外向的/直感型)・火、37
IS(内向的/感覚型)・地、37
ES(外向的/感覚型)・風、42
日本は霊的な直感型、世界は身体的な感覚型。
日本は水の僧侶タイプ、世界は地の戦士タイプと風の商人/魔法使いタイプが多い。
日本は多数の回復役が後方支援し、少数の勇者(戦士)が戦線を切り開く(司令塔、軍師は少ない)。
世界は多数の戦士が壁を築き、少数の商人や魔法使いが後方から補助する(ヒーラーは少ない)。
日本では勇者(戦士)はヒーローでありながら人柱であり、世界では商人や魔法使いが黒幕として采配を振るう。
魔法使いが操る数多の鋼の戦士たちを司令塔不在のなか勇者が単騎特攻し、その他の国民が祈りを捧げ何もしない。
だから日本は世界による指揮系統のしっかりした物量作戦に負ける。
MBTI診断の比率の比較からそんなイメージが湧いてしまった。
世界には優しい僧侶が少ないが、日本は狡猾な軍師が少ない。
国際的な競争を考えれば日本が経済力を失いながらもアニメなどソフトパワーを高めてるのは、僧侶の水には踊り子や遊び人も含まれるからだろう。