某ドラマ脚本家が脚光を浴びている。
脚本家を九星を使った姓名判断で占うと、
若年運、沢水困(困窮)。
中年運、震為雷(才気と殺気。自他ともにズタズタに切り裂く)。
晩年運、山雷頤(精力的)。
対人運、雷地予(快楽主義)。
社会運、雷風恒(安定、動的平衡)。
全体運、天風姤(突発性、女性は仕事運アップ)。
前半の内面、地雷復(破局と復活)。
後半の内面、風地観(観察、思索)。
家庭運、天雷无妄(天意、天罰)。
人格的には精神が貧困であり、貧しさからのしあがるタイプ。
才気と殺気が紙一重の怖さがあり、関わる人を傷つける。
しかし精力的な活動力があり、なかなかへこたれない。
対人的には快楽主義で人生を謳歌し、安定し、仕事運も良い。
内面は破局から状況を観察し、復活を試みる。
天意の加護があるも、道理に反すると天罰が下る。
復活が果たせず加護も消え失せた場合、破局と天罰が内面を支配する。
九星易占だと山地剥、山地剥、艮為山。
傲慢さから地位を剥奪され、激震が起きる。
大運は本命の内発が地天泰、外発が天地否。
平和ボケ気分だと外部から決裂が起こる。
月命・日命は内発が山雷頤(い)、外発が雷山小過。
山雷頤の頤は顎であり、良く食べることで精力がつく一方、口は災いの元でもある。
雷山小過は身を小さくしてやり過ごす時期であり、謙虚さを失えば悲劇に遭う。
三命卦にも傲慢さが出てるが、大運でも油断からの舌禍や決裂が暗示されており、当たっている。
次に占星術で簡単に見ると、
(出生時間不明につき細かな数字は不正確)
太陽 牡牛座 18.44
月 蠍座 10.03
水星 牡羊座 24.69
金星 牡羊座 19.37
火星 水瓶座 2.98
木星 射手座 3.28
土星 牡牛座 24.93
現在、天王星が牡牛座19度で太陽にドンピシャ。
亡くなった漫画家の方も太陽水瓶座に運行の冥王星が乗っかっており、双方運行のトランスサタニアンから破局的影響を受けたことが分かる。
脚本家を数量を使った技法で見ると、最もその人の人生を表すだろう木星土星が、(以下、サビアンを省略)。
今回の一件と関係してそうなのをピックアップすると、
牡牛座30度、「古代の芝地をパレードする孔雀」、持てるセンスを総動員して派手に演出。
蠍座30度、「ハロウィンの悪ふざけ」、大切なものを台無しにする。
→グロテスクな派手さで原作を台無しにする。
双子座8度、「産業労働者のストライキ」、能力や努力の差異を無視した権利の主張。下克上。
山羊座22度、「敗北を優美に認める将軍」、小さなことで負け、より大きなことで勝つ。競争から降りる。
双子座7度、「古風な井戸」、得たものを他人に公平に分配する。富の還元。
双子座6度、「油田の掘削」、競争においてライバルを出し抜き、富や力を手に入れる。
→脚本家が原作者に対して分不相応な権利を主張。
敗北を他人に分配。
原作者を出し抜き、富や名声を手に入れようとする。
この中でも山羊座22度「敗北」の恐ろしさはこのブログで何度も言及している。
木星土星の数量に限らず、ホロスコープにこれが出たら最大級の警戒が必要である。
この脚本家は原作クラッシャーとして有名だそうだが、その破壊性は占術的にも裏付けられている。
人生の影響力としては後天的な人格も50%以上あると思われるが、土台となる先天的な運命が凶悪な場合、それまでの社会的成功とは関係なく突如として凶事が降りかかる。
その引き金は占星術のトラサタが引くことが多いが、今回もそれが顕著だった。
占い師の観点からは脚本家の因果について特に不思議な点はないが、心の探求者としてはなぜこのような殺伐とした現象が起こるのか、理由が知りたい。
お亡くなりになった原作者の方の無念を思うとやるせない。