養育の六行 | 運命ハック

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オリジナル占術を幾つか編み出しましたので、それを用いて不定期に占っていきます。
今後も独自の占術を産み出し、完成させていきます。

まずは六行のおさらい。

六行とは既存の五行思想に冥を加え、展開させた私独自の数理思想。
この枠組みを使うとなぜかこの世界の理解がはかどるので、理に適っているのだろう。

__木
火___水
土___金
__冥


・身心の六行
__無意識(集合的)
意識___感情
自我___人格
__肉体

無意識→自我→人格。
意識→肉体→感情。
※電力→ハードウェア→ソフトウェア。
※内容物→容器→防衛機制。


・本能の六行
__恋
志___性
恥___美
__死

美→恥___美←恥
↑⭕️↓___↓❎↑
死←性___死→性

性→死→志(水→冥→火)。<負の三角>
美→恥→恋(金→土→木)。<正の三角>


・感情の六行
__愛
怒___哀
楽___喜
__憎


・養育の六行
__母性の愛着
虐待___ネグレクト
父性の安心感___童心の生悦
__殺される恐怖

母性は我が子を育てる愛着力。<木>
父性は妻子を守る保護力。<土>

ネグレクトは養育の愛情を我が子へ向けず、寂しがらせ哀しませる悪行。<水>
虐待は保護の腕力を妻子へ向け、傷つけ痛めつける蛮行。<火>

生悦は生きられる喜び、童子がご褒美で喜ぶ歓喜の爆発。<金>
殺される恐怖はそのままの意味であり、老人が老い、病み、死を恐れる恐怖の爆縮。<冥>
※爆縮とは、全周囲からの圧力で押しつぶされる破壊現象のこと。

ネグレクトは母性の欠乏。
虐待は父性の反転攻勢。
殺される恐怖は童心の反対の老人の心配事。

母性(木)↔️鬼母(水)。
父性(土)↔️鬼父(火)。
童心(金)↔️老心(冥)。

母性、父性、童心は無意識、自我、人格の非物理的、霊的なくくり。<正の三角>
鬼父、老心、鬼母は意識、肉体、感情の物理的なくくり。<負の三角>

正の指揮系統は母→父→子。
母親が子供の成長のために父親を活かす。

負の指揮系統は父→姑→母。
父親が母親を支配するため姑を使う。


・<正の三角>の暗転としての自己愛性パーソナリティ障害。

____自己肯定感の低さ(木)
__↙️_________↖️
歪な自己愛(土)_➡️_いじめの暗い喜び(金)

ネグレクトや虐待により木の愛情・愛着に問題が起こると自己肯定感が低くなる。
すると外皮を厚くし、保身の自己愛、自己執着が強まる。
そして強い外皮のまま弱い内心の自己肯定感を補おうと他者をいじめる。

モラハラ、パワハラ、ロジハラ、セクハラなどその手段は多岐にわたるが、原因は低い自己肯定感と強い自己愛のアンバランスさにある。

真っ当なパーソナリティの持ち主は、乳幼児期の母親からの手厚い愛着形成活動により自己肯定感が高くなっている。
そのため外皮を厚くする必要はなく、自己への執着や保身は強まらず、他人のために一肌脱ぐ自己犠牲的な行動を取れる。

いじめでなく親切で相手が喜ぶのを自分の喜びとする気持ちのいい人間になる。
いじめで相手が苦しむ様を見て喜ぶ気持ちの悪い人間でなく。


逆に<負の三角>を明転させた場合は冥は悲劇、火は悲劇に対する正義感による義憤、水は人の不幸を悼む憐れみ、慈悲に昇華される。

自己肯定感が高い場合、他人の理不尽な不幸に正しく怒れ、悲劇を哀しむ共感性を備えることができる。

この相反する性質のため、明転した<負の三角>である正義漢と暗転した<正の三角>である犯罪者は水と油の関係にある。


・正負の三角の明暗とお笑い

正しい笑いとはこけた相手に手をさしのべ、自らも屈んで目線を合わせ、「大丈夫だよ」のメッセージを込め微笑みかけるような種類のハートフルなものだろう。

こけた相手を助けようともせず、嘲笑う暗い笑いはいじめ笑いであり、道義的には間違っている。
微笑は心地よく、嘲笑は気色悪いのは同じ笑いでも内心の善悪が真逆だからだ。

道義的に唯一許される「他人をいじる笑い」が奴隷による王への風刺、反権力的な笑いなのは、それが明転した<負の三角>だからであり、

暗転した<正の三角>の笑いが権力者に媚び、自らも権力を求め、それが手に入ったら権力を笠に着て弱いものをいじめ、搾取するような笑いに堕するのは鮮やかな対比になっている。