十干と占星術で使う10天体は見ての通り数が一緒ですね。
こういった場合は、関連性を見出すのが数理ですからやってみようと思います。
十干とは、木火土金水を陰陽で×2したもの。
10天体は土星(陰)・木星・火星・地球(月)・金星・水星・太陽の七曜に土星外惑星である天王星・海王星・冥王星を+3したもの。
簡単なのは木陽・雷の木星、火陰・火の火星、土陽・山の土星、土陰・地の地球(月)、金陰・沢の金星、水陽・水の水星ですね。
これらはそのまま一発で当てはまります。
残るは木陰・風、火陽・空、金陽・天、水陰・海の四つです。
天体は太陽、天王星、海王星、冥王星。
海王星は海かな?と分かりますが、太陽は火なのか金なのか、天なのか空なのか悩ましい所です。
十二星座の支配星では火星の対になっているのは冥王星です。
冥王星が火だとすると空です。
海の海王星と空の冥王星。
天に対応するのは地で地球ですから、そこに土星外惑星がはまるのは考えにくく、やはり金陽・天は太陽でしょう。
残るは天王星ですが、風と海の関わりを考えると海陸風と言う現象があります。
海より陸の方が熱し易く冷め易く、日中の陽光で温まった大気が膨張し、上昇気流を生みます。
その時、気圧は陸の低い所では下がり、高い所では上がります。
そうすると海上の方が気圧は高いですから海から陸に向かって気圧の低い方へ空気が流れる海風が起こります。
この時、上空では逆に陸側が気圧が高まり、海側は下がり、陸から海に風が流れます。
夜間になり陸上の気温が下がり、逆に海上の気温が高まると陸から海に向かって陸風が吹きます。
上空では逆転して海風が吹きます。
図にするとこうです。
昼:地←風←海。
空→風→海。
夜:地→風→海。
空←風←海。
こうして見ると、上空で土星外惑星の三者が全員揃いますね。
10天体を図にすると、
土星(山)→冥王星(空)→太陽(天)
水星(水) ↑↓
↓ \ ↑↓
木星(雷) 天王星(風)
↓ / ↑↓ \
火星(火) ↑↓ → \
金星(沢)→海王星(海)←地球(月)(地)
土星と天王星はひっくり返りそうでもあります。
山の水瓶座は本来天王星が支配星なので。
そうすると土星が風となり、アクセルの木星とブレーキの土星が木の雷・風で揃います。
しかし土星が風と言うのは違和感がありますのでこの考察は保留です。
他の関係性を見ると、
山
↓
水→沢→海
↓
地
これは土の山・地、水の水・海、金の沢ですから、金の片割れである天も足すと、三角錐を上下で重ねた六面体になります。
天 天
/ \ / \
山 地 水(雨)海
\ / \ /
沢(窪み) 沢(湖、川)
土星外惑星の性質で考えると、海王星はそのまま海。
天王星は変革、急変の風。
冥王星は冥府であり、死の世界、虚無、空(くう)、虚空。
と言う風に通じる面もありますね。