八卦に2を足して十干にする試み | 運命ハック

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オリジナル占術を幾つか編み出しましたので、それを用いて不定期に占っていきます。

色々考えた所、結論から言えば足す2の属性は大気と海だと思います。

八卦を十干にする時、増えるのは水の陰と火の陽です。
元々水は陽性、火は陰性ですので。


八卦の中身を確認すると、

  天     金陽
  山     土陽
 雷 水  木陽  水陽
 ↓ ↑   ↓  ↑
 火 風  火陰  木陰
  沢     金陰
  地     土陰

天の下に山がそびえ立ちます。
雷が落ちて木や草に火が着き、
風が上昇気流で水蒸気を舞い上がらせます。
大地の上にくぼんだ沢があります。

この中で実際の地球環境で欠けている所、かつ陰性の水,陽性の火と言えば、海であり空です。
火が燃えるには酸素が要り、燃えた後は二酸化炭素が生まれ、いずれも大気です。
水は雨として地に降り、沢や川を流れた後、海に行き着きます。

天は宇宙、地は地球ですから、場所はその隣かすぐ近くでしょう。

  天(宇宙)
  空(大気圏)
  山
 雷←水
 ↓ ↑
 火→風
  沢(湖)
  海
  地(地球)

また、雷は大気中の氷の粒がこすれ合うことで起こる静電気が元で発生します。
風は太陽熱や火事によって温められた空気が膨張することで軽くなり、上昇することで起こります。
なので水・雷・火・風の循環は理に適っています。

熱せられた大気が更に上昇して大気圏となり、
冷やされた水が下降して海となる、と言う循環も現実そのまんまです。

こう言った論理的整合性の美しさが感じられれば、考察が正解に近い証拠です。
逆に辻褄が合わないのに古典だから、伝統だから、皆が使ってるからと言って無批判に容認される理論は少なくない確率で間違っていると思います。


追加される属性が海や空というのは人類の進化を感じさせます。
八卦が作られた時代は、外洋を航海する技術も無く、ましてや大空を飛翔する発想すらなかったことでしょう。
それが今は実現しています。
よって十干もそれをフォローしていなければおかしいですね。

問題は空や海を他の八卦と組み合わせて新しい卦を作り出さねばならないことです。
10×10で100。
8×8で64。
100-64は36。
これは骨が折れますね。
何の取っ掛かりも無いまま概念と現実を照らし合わせ、占術として当たるよう試行錯誤しなければいけません。
そもそも八卦自体が思想哲学なので、それを1.5倍にするのは身に余る大役です。
何とか知恵を絞って死ぬまでには完成させたいものです。