こんにちわ、一ノ瀬です。
本日のテーマ
健康・医療情報を読むための
”11の評価指標”を知る。
前回に引き続いて、
健康情報の見極め方の話です。
報道機関向けの研究報告は
記事としての書かれたら、
わたしやあなたは正しく読み取れるのか?
と
改めて考えさせられたことだと思います。
今回の話は
医療の臨床試験結果についての
報道はどうなのか?
ということです。
あなたへシェアします。
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メディアドクター研究会
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↪︎ (Media Doctor Japan).
医療に関するメディア報道のあり方を勉強する会です。
それまでの新聞報道の医学関係記事を中心に、
米国、オーストラリア、カナダ、香港などで
用いられている指標を用いて検証し、
その結果をインターネット上に公表する
というユニークな活動です。
各国とはちょびっと異なる日本
↓
記事の内容について、
論評したり批判したりするということでなく
見出しの裏側“Behind the headline”
(ビハインド ザ ヘドライン)にある背景や、
報道事例をめぐって
↪︎・現状の到達点と課題
・研究成果の意義と限界
・報道の影響や改善点
・患者・市民からみた
医療・健康報道の望ましいあり方
などについてです。
たとえば
女性の健康や医療について様々な試みの
セミナーや講演会を体験しました。
参加したことにより
視野が広がったと思います。
なので
定期的に開催する定例会において、
さまざまな立場からなる参加者により、
議論を行うことが、
海外にはない特色。
↓
和をもって尊し
ざっくり言うと
↪︎和の意味
自分の中に正直に、
自己に正直に生きるということ。
自分を裏切らないということです。
つまり
不平不満があれば、
正直に表現してぶつけ合うこと。
悶々としておべっかいって、
言いたいことも言わないというのは間違い。
たとえば
医者が患者に説明する場合、
専門用語満載に病気や検査内容を説明しても、
患者自身は理解できずに、
わだかまりが残ってしまう・・・
でも、お偉い先生の言うことは間違いない
と
患者自身が無理やり
心の中で納得しようとする。
そうではなく、
その中でお互い歩み寄り
(妥協ではない)
理解していくことが和である
ある意味日本ならではといえます。
あ〜話が逸れましたね、
先に進めて行きます。
つまり
大手の新聞記事であっても
正しいとは限らない。
このことは前回でも話をしました。
見極める見分けるには?
情報の信頼度ピラミッドという
エビデンス(科学的根拠)には5段階レベルがある。
信頼度が高い
↓最高1段:無作為化比較試験(RCT)
↪︎予防・治療の効果を科学的に評価するための介入研究。
↓ 2段:コホート研究
↪︎研究対象とする病気にかかっていない人を大勢集め、
将来にわたって長期間観察し追跡を続けること。
ある要因の有無が、
病気の発生または予防に関係しているかを調査します。
↓ 3段:症例対照研究
↪︎分析疫学における手法の1つである。
疾病に罹患した集団を対象に、
曝露要因を観察調査する。
↓ 4段:症例報告
↪︎ある時点で何かの病気にかかっている集団
と
かかっていない集団を比較することで
病気の要因を探る研究。
↓下段5段:専門家の意見や個人の体験談
下に行くほど信頼度が低い。
つまり
ピラミッドの上段に行くほど
情報の信頼度は高い。
なので
一番信頼性が高いのは、
ある集団
・試験群
・対照群の無作為試験ですね.
これは理解出来きます。
たとえば
”ながのすこやかプラン21”がある。
気になる人は検索してみてください。
つまり
無作為なので特定の地域で広範囲に、
数年にも及ぶ長期の継続と
地道な追跡調査がなされます。
大手の新聞などの記事を読んだら
どのように判断するのか?
をシェアします。
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健康・医療情報を読むため11の評価指標
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1)利用可能性
↪︎どのような患者に適応できるのか?
実際に患者が利用できる医療方法か?
2)新規性
↪︎従来と異なる新しいニュース性があるか?
3)代替性(だいかいせい)
↪︎疾病に対して他の適切な選択肢を提供しているか?
4)あおりや病気づくり
↪︎患者に対して、
不安をもたらすような
センセーションな内容になっていないか?
5)科学的根拠
↪︎科学的な根拠となる文献や
情報源を明記しているか?
6)効果の定量化
↪︎治療や検査に関する記述で
適切な数値や指標をあげているか?
たとえば
ホームページで手術症例が
1000例以上あるか・・・など。
一つの目安です。
産科クリニックの出産数が
100例以上あると、
毎日2例はあることになる。
7)弊害
↪︎治療や検査に伴う有害な事象の
発生頻度や発生した場合の
対処法について書いてあるか?
たとえば
手術の際など術前説明などが
これに当てはまるだろうし、
万が一の輸血の可能性なども・・・
8)コスト
↪︎治療や検査を行う場合の費用や
費用対策効果に触れているか?
たとえば
高額医療による補助申請方法や
治験であれば同意の有無などであろうか・・・
高額で抗がん剤治療は行わない
とか
高齢なので積極的な治療(手術など)せず、
ゆるやかに最後を迎えたいなど。
9)情報源と利益相反
↪︎特定の情報源の利益となる内容や
取材になっていないか?
関連情報の裏ずけが十分か?
10)見出しの適切性
↪︎見出しがセンセーショナルな表現になっていないか?
たとえば
あおるような言葉が使われていないか?
11)背景説明
↪︎対象となる疾病の症状や
その背景について分かりやすく解説しているか?
一つ一つ紐解くと
納得できる評価指標です。
これをメディアで流れたら、
健康情報の信頼度を高めるために、
チェックしてみてください。
11項目は難しいよ!
覚えきれない・・・
と
あなたは思いましたか?
では一つだけ!
科学的な根拠が記事の中で明記されている
か
を確認してください。
以上です。
あなたは健康情報を
正しく見分けることができます。
実践してみよう!
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チェック6つの行動
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1:記事を読んだら、
ホント?!と疑ってみる。
2:記事の元になったリリース
(情報、サービス、商品などの開始)
3:英語の論文も読む
↪︎これは難しいのですが・・・
翻訳された6番目を参考にする。
4:他紙にも掲載されているか?
確認する。
↪︎ネットで検索すると
読み比べることができる。
5:メディアドクター研究会
記事を検証する活動に参加する。
↪︎たとえば
関心のあることだけで良い。
わたしは女性健康についてや
更年期のすごしかたなどです。
6:記事を読むときは評価基準を知っておく。
以上です。
健康一番で過ごすために
ヘルスリテラシーを高めよう!
本日は情報の信頼度について
あなたへシェアしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
わたしの健康の元
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