健康・医療情報を読むための”11の評価指標”を知る | アンチエイジング世代の習慣

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<健康長寿>
☆例え病気を持っていても元気であること
☆人生の目標と生き甲斐を持つこと
☆前向きな暮らし
加齢という生物学的なプロセスに介入しつつ、加齢に伴う動脈硬化
癌のような加齢関連疾患の発症確率を下げれるような健康情報発信して参ります!

こんにちわ、一ノ瀬です。

 

本日のテーマ
健康・医療情報を読むための
”11の評価指標”を知る。

医療研究.jpg
前回に引き続いて、
健康情報の見極め方の話です。

報道機関向けの研究報告は
記事としての書かれたら、
わたしやあなたは正しく読み取れるのか?

改めて考えさせられたことだと思います。

今回の話は
医療の臨床試験結果についての
報道はどうなのか?
ということです。

あなたへシェアします。
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メディアドクター研究会
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↪︎ (Media Doctor Japan).
 医療に関するメディア報道のあり方を勉強する会です。
  それまでの新聞報道の医学関係記事を中心に、
 米国、オーストラリア、カナダ、香港などで
 用いられている指標を用いて検証し、
 その結果をインターネット上に公表する
 というユニークな活動です。
 
各国とはちょびっと異なる日本

記事の内容について、
論評したり批判したりするということでなく
見出しの裏側“Behind the headline”
 (ビハインド ザ ヘドライン)にある背景や、
報道事例をめぐって
↪︎・現状の到達点と課題
 ・研究成果の意義と限界
 ・報道の影響や改善点
 ・患者・市民からみた

  医療・健康報道の望ましいあり方
  などについてです。

たとえば
女性の健康や医療について様々な試みの
セミナーや講演会を体験しました。
参加したことにより
視野が広がったと思います。

なので
定期的に開催する定例会において、
さまざまな立場からなる参加者により、
議論を行うことが、
海外にはない特色。

和をもって尊し
ざっくり言うと
↪︎和の意味
 自分の中に正直に、
 自己に正直に生きるということ。
 自分を裏切らないということです。

つまり
不平不満があれば、
正直に表現してぶつけ合うこと。
悶々としておべっかいって、
言いたいことも言わないというのは間違い。

たとえば
医者が患者に説明する場合、
専門用語満載に病気や検査内容を説明しても、
患者自身は理解できずに、
わだかまりが残ってしまう・・・
でも、お偉い先生の言うことは間違いない

患者自身が無理やり
心の中で納得しようとする。

そうではなく、
その中でお互い歩み寄り
(妥協ではない)
理解していくことが和である
ある意味日本ならではといえます。

あ〜話が逸れましたね、
先に進めて行きます。

つまり
大手の新聞記事であっても
正しいとは限らない。
このことは前回でも話をしました。

見極める見分けるには?
情報の信頼度ピラミッドという
エビデンス(科学的根拠)には5段階レベルがある。
信頼度が高い
↓最高1段:無作為化比較試験(RCT)
      ↪︎予防・治療の効果を科学的に評価するための介入研究。
↓  2段:コホート研究
      ↪︎研究対象とする病気にかかっていない人を大勢集め、
       将来にわたって長期間観察し追跡を続けること。
       ある要因の有無が、
       病気の発生または予防に関係しているかを調査します。
↓  3段:症例対照研究
      ↪︎分析疫学における手法の1つである。
        疾病に罹患した集団を対象に、
       曝露要因を観察調査する。
↓  4段:症例報告
      ↪︎ある時点で何かの病気にかかっている集団
       と
       かかっていない集団を比較することで
       病気の要因を探る研究。
↓下段5段:専門家の意見や個人の体験談
下に行くほど信頼度が低い。

つまり
ピラミッドの上段に行くほど
情報の信頼度は高い。


なので
一番信頼性が高いのは、
ある集団
・試験群
・対照群の無作為試験ですね.
これは理解出来きます。

たとえば
”ながのすこやかプラン21”がある。
気になる人は検索してみてください。

つまり
無作為なので特定の地域で広範囲に、
数年にも及ぶ長期の継続と
地道な追跡調査がなされます。

大手の新聞などの記事を読んだら
どのように判断するのか?
をシェアします。
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健康・医療情報を読むため11の評価指標
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1)利用可能性
  ↪︎どのような患者に適応できるのか?
   実際に患者が利用できる医療方法か?

2)新規性
  ↪︎従来と異なる新しいニュース性があるか?

3)代替性(だいかいせい)
  ↪︎疾病に対して他の適切な選択肢を提供しているか?

4)あおりや病気づくり
  ↪︎患者に対して、
   不安をもたらすような
   センセーションな内容になっていないか?

5)科学的根拠
  ↪︎科学的な根拠となる文献や
   情報源を明記しているか?

6)効果の定量化
  ↪︎治療や検査に関する記述で
   適切な数値や指標をあげているか?

  たとえば
  ホームページで手術症例が
  1000例以上あるか・・・など。
  一つの目安です。
  産科クリニックの出産数が
  100例以上あると、
  毎日2例はあることになる。

7)弊害
  ↪︎治療や検査に伴う有害な事象の
   発生頻度や発生した場合の
   対処法について書いてあるか?

  たとえば
  手術の際など術前説明などが
  これに当てはまるだろうし、
  万が一の輸血の可能性なども・・・

8)コスト
  ↪︎治療や検査を行う場合の費用や
   費用対策効果に触れているか?
 
  たとえば
  高額医療による補助申請方法や
  治験であれば同意の有無などであろうか・・・
  高額で抗がん剤治療は行わない
  とか
  高齢なので積極的な治療(手術など)せず、
  ゆるやかに最後を迎えたいなど。

9)情報源と利益相反
  ↪︎特定の情報源の利益となる内容や
   取材になっていないか?
   関連情報の裏ずけが十分か?

10)見出しの適切性
   ↪︎見出しがセンセーショナルな表現になっていないか?

  たとえば
  あおるような言葉が使われていないか?

11)背景説明
   ↪︎対象となる疾病の症状や
    その背景について分かりやすく解説しているか?

一つ一つ紐解くと
納得できる評価指標です。
これをメディアで流れたら、
健康情報の信頼度を高めるために、
チェックしてみてください。

11項目は難しいよ!
覚えきれない・・・

あなたは思いましたか?

では一つだけ!
科学的な根拠が記事の中で明記されている

を確認してください。

以上です。
あなたは健康情報を
正しく見分けることができます。
実践してみよう!
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チェック6つの行動
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1:記事を読んだら、
  ホント?!と疑ってみる。
2:記事の元になったリリース
 (情報、サービス、商品などの開始)
3:英語の論文も読む
  ↪︎これは難しいのですが・・・
   翻訳された6番目を参考にする。
4:他紙にも掲載されているか?
  確認する。
  ↪︎ネットで検索すると
   読み比べることができる。
5:メディアドクター研究会
  記事を検証する活動に参加する。
  ↪︎たとえば
   関心のあることだけで良い。
   わたしは女性健康についてや
   更年期のすごしかたなどです。
6:記事を読むときは評価基準を知っておく。

以上です。
健康一番で過ごすために
ヘルスリテラシーを高めよう!


本日は情報の信頼度について
あなたへシェアしました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

わたしの健康の元
=>https://www.naturalsuccess.jp/xpower/opt/#oTzG3Y