トルストイの妻 | I Love キューバ!!

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時々キューバについて熱く語りたいと思います。

 

 

 

次はトルストイを読むと宣言してから

 

「戦争と平和」を読み始め

 

あと⑤⑥巻を残すところ

 

 

 

戦争と平和5 (光文社古典新訳文庫 Aト 3-11)

 

戦争と平和6 (光文社古典新訳文庫)

 

 

 

いや、やっぱこりゃ、評判通り、おもしろいわ

 

登場人物わんさか出てくるんだけど

 

人物描写が細かくて、ひとりひとり目に浮かぶ

 

 

 

長い長い物語だけど、主人公が一人じゃないから

 

場面は飛ぶけど、飽きずに読み進められる

 

 

 

主要人物はピエールとアンドレイとナターシャで

 

個人的には、ナターシャの登場シーンが楽しみ

 

妖精みたいに純粋で可愛らしい少女

 

なのに残酷にもトルストイは、そんな彼女をも

 

幸せの絶頂から奈落の底に突き落とす

 

 

 

 

この長い長い物語を7回も清書し直したという奥さん

 

その献身ぶりを知り、なぜ世界三大悪妻などと呼ばれるのか

 

不思議に思って調べたところ、こんな記事に出会った下矢印

 

 

「悪妻」なんて誰が言ったの

 

誤解だから、ぜひとも知ってほしい

 

 

 

 

 

 

トルストイ民話集 イワンのばか 他八篇 (岩波文庫)

 

 

上矢印よりみちして、こんな本も一緒に購入

 

この中の「洗礼の子(なづけのこ)」という作品が印象に残った

 

宗教的、思想的に、完璧に正義と思える

 

だけど、普通の人間には理想でしかない

 

善を追求して、偽善を罪にかぞえる姿勢は

 

自分自身をも追いつめる

 

 

 

トルストイも人の子で

 

苦悩がつきまとう人生だったのだろう

 

そばに暮らす家族、とくに妻の苦労は

 

はかり知れない