地域を知る

 

こんにちは、最近念願のビジネス用13インチのノートPCをGETし、テンション爆上がり、仕事へのモチベーションが上がっているDOです。さて、今回も元MSW、現包括で勤務する私のお話しにお付き合いください。

皆さんは「地域の社会資源を知る」や「地域を知る」と聞いてまず何を思いつきますか??

 

転院支援をスムーズにするための他院への訪問、在宅療養を支援するため訪問看護との顔合わせ、介護施設を見に行くなど、沢山あると思います。もちろんどれも正解ですが、私が大切と感じているのは「知ることの必要性をきちんと自分の中で理解できているか」ということです。

初任者の方は特に覚えておいてほしいのは、日頃MSWが当たり前にしている情報提供や提案というのは、その人の人生を左右するかもしれない大事な場面であるということです。そのため「なぜ本人・家族にその社会資源を紹介したのか」、「なぜその提案をしたのか」、説得力のある言葉で説明できなければなりません。それを実現するための「知る」です。そしてそれが専門職であり、MSWのアセスメントだと思っています。

 

私の座右の銘は「百聞には一見にしかず」であり、知らないもの、見たことないものを人に紹介するのに強い抵抗を感じるため、自分の中で社会資源となりえるものはすべて足を運んで見るように心掛けています。

また、包括に異動して思うこと、それはMSWには「知る対象」にフォーマルな社会資源だけでなく、インフォーマルも含めてほしい(関心を持ってほしい)。地域には本人が本人らしく過ごすための多くのサロンや自治公民館活動、交流センターや福祉センターでの自主グループ活動などがあります。自治体にもよりますが、行政職員も一緒になって、あの手この手を使って、介護保険に頼らない社会資源の開発に取り組んでいます。こういったところにMSWが直接紹介することは少なく、包括へ依頼することが多いかもしれませんが、だからこそ我々包括と一緒にインフォーマルについて考えてみませんか?そこには住民の試行錯誤の取組みや努力する姿があります。

 

そんな空間や思いを知ったMSWはまた一段と成長できると思います。

一緒に社会資源を知り、地域を知り、そこに生きる人達とその生活を輝かせていきましょう。

 

 

 

DO

皆様、こんにちは!

休日をいかがお過ごしでしょうか?コロナウイルスの感染拡大傾向のところが多く、積極的にどこかにお出掛けということが難しい日々が続きますね。


さて、今日はそんなお出掛けが出来ない日々には読書をオススメします!

休みの日に専門書読めなんて思いません。読めれば読めたでいいことは間違いないですが、そこは少々ハードルが高いです。そもそも本なんて読まない。なんて方も多いでしょう。そんな読書ビギナーや苦手さんにオススメなのは本屋大賞受賞作です。受賞作の多くが映像化されており、とっつきやすく読みやすい作品ぞろいです。ときに私たちのお仕事にふれるようなテーマなんかもあります。今回の受賞作は社会的養護や虐待といった社会福祉に関連しそうな内容がふりかけられています(このふりかけられるというところが大事です。ガッツリ書かれたらもう専門書ですから。)。それになんといっても九州が舞台ですから、読まずにはいられません!

こういった文芸作品も意外と学びになります。登場人物と問題になっている物事を俯瞰でみたり、登場人物の行動や想いの描写に共感したり。また、知らない業界の事情や知識も少しは知ることが出来ます。そして、物語を読む力があればナラティブな支援もきっと上手くいくと思います。


さぁ、みなさん書店へGo!あなたにとっていい一冊がありますように。





よねお

今回は書籍の紹介をしたいと思います。

新年度となり、新しいスタッフの入職や異動などで、不安とともに新しい環境への期待を持っている方も多いことと思います。そのような中で、新人ソーシャルワーカーを初めて迎え入れる職場では、「新人教育をどうしていこうか」と悩まれているのではなでしょうか。

その時に活用していただきたいのが「新版ソーシャルワークの業務マニュアル」です。この本は私が新人時代から活用させてもらっており、その後も新人が入ってくるたびに必ず最初に読んでもらっている一冊です。

業務マニュアルとのタイトル通り、面接における準備段階から面接の進め方、その後の記録の仕方といったソーシャルワーカーの日常的な業務から、多職種連携の実際や教育・研究、広報といった部署としての運営・管理の進め方について等、基本的なことについて具体的な事例を交えながら解説してあります。

新人ソーシャルワーカーに対してはソーシャルワーカーの業務理解を深めるために活用することができ、すでに現場経験のあるソーシャルワーカーに対しては、実践の振り返りや管理業務を行う際の虎の巻としてぜひ手元に置いていただきたい一冊です。

 

 

いだてん