みなさま、こんにちは!

 

今回はムサビ説明会&ムサタマトークレポ!!(後編)です!

 

前編はこちら⬇️

 

 

ムサビの進学説明会が終わった後小休止を挟み、いよいよムサタマトークです!!

 

 

改めて、ムサビの千羽(手羽)さん、タマビの米山さんです👏

 

 

ムサタマトークin九ゼミでは2016年に初めて開催しました。

 

 

この時ちょうど震災の年で、もう8年も前なんですね…(しみじみ)

当時の九ゼミを知らない人もいると思うので、リンク先の手羽さんのブログも一緒に読んでみてくださいね。

 

この⬇️の写真をFacebookに載せたところ全国の美術関係者様に届き、それを見た手羽さんと元々野口先生を知ってた米山さんが「2人で熊本に行ってムサタマトークしないか」ということで開催に至りました。

 

 

九ゼミにある石膏像のほとんどが全国から寄贈していただいたものなのです。

あの時の感謝は忘れません😌🙏

 

 

そしてこの日が2回目のムサタマトーク!

 

前回は「東京へ行こう!!」がテーマでした。

⬆️おすすめ!読むべし!

 

 

今回は「将来のことについて話をしよう」がテーマです。

 

実は光武、この2時間まるっと進路・受講相談をしていたので、ふゆこ先生が撮っていた動画(前半50分ほど)を元にレポを書いています。

でもこの50分もすんごい濃い。濃すぎる。

しっかりまとめていきます💪

 

 

はじめは手羽さんと米山さんの紹介と関係、ムサタマトークの経緯など。

前半、てか動画はほぼ米山さんが話してました😂笑

 

ちなみに手羽さんはムサビの彫刻出身で、米山さんはタマビの芸学出身です。

 

 

2007年ぐらいから始まったムサタマトーク。

ムサビ・タマビに留まらず「もっと美大について知ってほしい」というのがきっかけだそう。

お互い情報交換をして、読み解いて、先を見通す。

根本的な原動力は「ウチの大学に入りなよ!」ではなく「学生の幸せ」を願ってのこと。

 

米山さん「OCに行けば美大の雰囲気の良さもわかるし、教授の話を聞けば授業の充実度も感じる。でも広報は、全国の予備校や学校、説明会を回って話をする。どう美大や東京に意識を向けるか、その子のその後の将来をどれだけ考えてあげられるか、自分たちがどういう言葉とデータで説明できるかいつも考えている。」

 

な…なんて良い人たちなんだ…😭

 

確かに手羽さんの情報通で上手いスライドを作るところも、米山さんの美大の流れと読み取りやその熱量は凄まじいです。

これほどまでに出来るのはそれぞれの母校に誇りと自信があるし、なにより未来の学生や親御さん達へ確かな情報と夢と希望を与えている使命感みたいなものがあるからなんだろうなと感じます。

 

 

そしてこんなこともおっしゃってました。

 

「もっとちゃんとした情報があれば、自分の道筋をちゃんと考えたんじゃないか」

 

米山さんは元々別の大学を受験されてて2浪目でタマビの芸学へ。

 

手羽さん「第1志望は油だったんだけど、第2志望は彫刻で当時倍率が低かった(9倍)から受けたら受かった。はじめから彫刻をやりたかったわけではなく、とにかく地元の福岡から東京へ行くための口実を作りたかった。卒業して分かったのは”あんまり彫刻好きじゃないな"という学び笑」

 

九ゼミであまりに明るく話すもんですから、私たちも思わず笑ってしまいました😂

 

 

お二人の過去もそれぞれで何か思うことがあるんだろうなと、面白がりながらもすごく重く響きました。

 

いろんな人がいて、いろんな家庭があって、いろんな事情があって。

誰もがその時最善だと思う道を選択する。

果たしてその最善が本当に最善なのか。

積極的な最低限なのか、消極的な最低限でも大きく違います。

そしてその先、大学生になって社会人になって…時間が経ってその時の選択がどうだったか実感するのです。

 

 

米山さん「でもね、チャンスはみんなにちゃんとある。接点を持って、意欲がある人には、才能とかセンスとかでは消去されない。」

 

本当にそうですね。

本人が強い気持ちを持って臨めば、道は切り開ける。

たまに進路相談で「才能って必要ですか?」という質問を受けます。

全く問題ないです。

絵と向き合う、自分と向き合うことができる人は伸びますし、好きなことを好きなだけ楽しめる人が一番強いです。

好きなら続けられるし、挫けてもまた頑張ろうという気にもなります。

苦手なものがあれば出来るようになるまで練習すれば良いだけのこと。

その練習をやめてしまえば、もちろん上手くもなれないし成長もないです。

だから、私たちは努力をするのです。

でもその努力も辛い気持ちでやるのではなく、楽しむことを忘れずにやることが大事😌

 

 

今まさにみんながやろうとしていることですね。

 

米山さんたちは「その子の人生が変わるかもしれない」という思いで、いつでもどこでも同じ熱量で話をします。

みんなにもその想いが伝わったと思います。

 

 

さて、一通り話したところで次は学生とのトーク!

「どうやって生きていきたいか」というのを学生たちに投げかけました。

 

もしかしたら話すのが照れくさい学生もいるかもしれないし、みんなの前で話すのは苦手かもしれない学生のために前置きとして…

 

米山さん「漠然としたテーマで正解もないし、今日言ったことが明日変わるかもしれない。だから『昨日それ言ってたじゃん』とか、お互いイジったりはしないこと。あだ名とかで呼ぼうか!例えば千羽だったら〜…」

手羽さん「ジョニーとか?」

 

真剣な流れからの突然のジョニーに全員笑いました😂

ここで一気にまた空気がほぐれたと思います☺️

 

 

ここから学生たちが今回のタマムサの説明会の感想と将来の夢を順番に話してくれました。

「本当は働きたくない」とニコニコ話す学生がいたり笑

「絵を描いてる友達がカッコよくて、剣道部辞めた日に美術部の入部届を出した」というブルーピリオド的な学生もいたり🎨

「とにかくお金持ちになりたい!」と話す学生もいたし、作家や漫画家やアニメ、ゲーム関係の仕事に就きたい学生もいました✨

 

中には「ベットの上の天井にこうやって貼ってるんですよ」と見せてくれた子もいました😲オー!!

彼女はアーティストやライブのグッズやMVを作りたいそう✨

「音楽に救われた経験から、与える側になりたい」

意気込みがすごい!👏

普段から動画を撮ったり編集したり(しかも面白い!)してるし、きっと夢が叶えられると思います☺️

 

 

そうそう!この流れで1人一言ずつタマビとムサビの印象も言ってくれて、

 

タマビのイメージは、

「楽しそう」「自由そう」「タマグラは専門的っぽい」「良い意味で大雑把」…

 

ムサビのイメージは、

「クール」「まじめ」「コツコツやっていくイメージ」「視デはいろんな視点で色々学ぶイメージ」…

 

という、とても素直な感想😆

 

 

前回のブログでもムサタマの違いを話しましたが、お二人の視点での違いを話してくれました。

 

手羽さん「卒制を見るとより差がわかりやすい。タマビはアウトプットの精度が高くて、パッと見すごい!!ってなる。ムサビは何がきっかけで、どういう経緯で作品になったのか過程を重視しているから、パッと見わからないものもあるけど、説明文を読んで理解すると面白い。あと、ムサビはいろんな事を幅広く学ぶから、迷う人も多いのも事実。」

 

米山「"プロセスを見せるのが作品なのか問題"ってあるよね。当然、答えはないから迷う人もいる。迷うに決まってる。でも、ムサビは迷っても良いよという受け皿を用意してくれている。だからその経緯も込みで作品なんだろうね。タマビは作品を一番に見せるけど、その作品を見れば学生の思考やきっかけは伝わると思う。」

 

なるほど!わかりやすい!

 

続けて米山さんが、

メディアが変わろうが、時代が変わろうが普遍的なものは変わらないと思う。」

 

たしかに…たしかに!

ハッとさせられました。

社会が求めるものはちゃんとデッサン力がある描ける人材だったり、説得力のある内容クオリティが高い作品だったり、些細なところまで気を使える感覚だったり。

表現でも大切なことだと思います。

 

それを今みんなは九ゼミで基礎を通して、受験を通して、意識作りをやっているのです😌

 

 

さて、この辺で動画も終わりましたので、九ゼミブログタマムサ説明会編大レポート祭をお開きにしようと思います。

 

「人生について」考えることが多かった今年の説明会。

参加した学生はもちろん、参加できなかった学生、まだ見ぬ学生や親御さん。

いろんな人に伝えたいことがたくさんあります。

ありすぎていつもこんな長いブログになっちゃうんですけど…笑

時間がある人は過去のブログも遡って読んでみてくださいね😊

 

 

それではみなさん!

また楽しんで絵描いていきましょう💪