新しいタイプの抗うつ剤の薬価
新しく発売される抗うつ剤の薬価は、1日の上限を服用した場合、ほぼ同じ薬価になるように決められているように見える。例えば、
サインバルタ 20mg 168.7円
サインバルタ 30mg 228.8円
リフレックス 15mg 167.5円
レクサプロ 10mg 212円
ジェイゾロフト 25mg 106円
ジェイゾロフト 50mg 184.7円
パキシル 5mg 60.5円
パキシル 10mg 105.6円
パキシル 20mg 184.7円
新しいタイプでも、発売後長期間過ぎ既にジェネリックが出ているような抗うつ剤、デプロメール(ルボックス)、トレドミンなどは挙げていない。
サインバルタは1日上限だと60mgなので、228.8*2で450円程度になる。リフレックスは15mgのみ発売されており、最高3錠まで服用できるので、450~500円程度。レクサプロも1日最高20mgまでなので420円くらいである。レクサプロは最も新しいわりに薬価が安い。
これらはもちろん健康保険もきくし(3割負担)、自立支援法を使えば1割負担になる(ただし、世帯の収入により更に低くなることもある)。
ジェイゾロフトとパキシルは今や発売後時間が経っているので、1日最高量でも400円までかからない。ただしパキシル50mgだと400円を超えるが、50mgの処方は少ないのではないかと思う。(適応が限定されているため)
パキシルはCRの剤型が2012年6月22日発売になっているが、従来型の剤型と薬価は同じである。(過去ログ参照)。また長期投与もできるようになっている。グラクソは将来的に従来型の剤型を中止するつもりのようである。
パキシルは既にジェネリックが発売される時期に来ており、なんとグラクソのCR錠と同日に発売されている。
ジェネリックは先発品の薬価の60%程度になったようである。ジェネリックはもちろんCR剤型ではない。
パキシルのジェネリック
5mg 36.2円
10mg 63.4円
20mg 110.9円
この60%について、あれっ?と思う人もいるかもしれない。一般に、最初に発売されるジェネリックは70%の薬価に決められることが多いからである。
これには細かいルールがあり、10社以上ジェネリックを発売する場合、70%ではなく60%に決められるらしい。また、30社以上になると、更に60%の薬価の90%の薬価に決められるという(つまり54%)。
パキシルは10社以上がジェネリックを発売するため、たぶん60%になったのではないかと思われる。
過去ログにはアリセプトのジェネリックの発売の際に多くのジェネリックが競合し、最初からとても安価になった話が出てくる(納入価格も含め)。
参考
パキシルCR
アリセプトのジェネリック
ジェネリックの都市伝説
考察、「ジェネリックの都市伝説」
デパケンシロップとエピレナートシロップ
サインバルタ 20mg 168.7円
サインバルタ 30mg 228.8円
リフレックス 15mg 167.5円
レクサプロ 10mg 212円
ジェイゾロフト 25mg 106円
ジェイゾロフト 50mg 184.7円
パキシル 5mg 60.5円
パキシル 10mg 105.6円
パキシル 20mg 184.7円
新しいタイプでも、発売後長期間過ぎ既にジェネリックが出ているような抗うつ剤、デプロメール(ルボックス)、トレドミンなどは挙げていない。
サインバルタは1日上限だと60mgなので、228.8*2で450円程度になる。リフレックスは15mgのみ発売されており、最高3錠まで服用できるので、450~500円程度。レクサプロも1日最高20mgまでなので420円くらいである。レクサプロは最も新しいわりに薬価が安い。
これらはもちろん健康保険もきくし(3割負担)、自立支援法を使えば1割負担になる(ただし、世帯の収入により更に低くなることもある)。
ジェイゾロフトとパキシルは今や発売後時間が経っているので、1日最高量でも400円までかからない。ただしパキシル50mgだと400円を超えるが、50mgの処方は少ないのではないかと思う。(適応が限定されているため)
パキシルはCRの剤型が2012年6月22日発売になっているが、従来型の剤型と薬価は同じである。(過去ログ参照)。また長期投与もできるようになっている。グラクソは将来的に従来型の剤型を中止するつもりのようである。
パキシルは既にジェネリックが発売される時期に来ており、なんとグラクソのCR錠と同日に発売されている。
ジェネリックは先発品の薬価の60%程度になったようである。ジェネリックはもちろんCR剤型ではない。
パキシルのジェネリック
5mg 36.2円
10mg 63.4円
20mg 110.9円
この60%について、あれっ?と思う人もいるかもしれない。一般に、最初に発売されるジェネリックは70%の薬価に決められることが多いからである。
これには細かいルールがあり、10社以上ジェネリックを発売する場合、70%ではなく60%に決められるらしい。また、30社以上になると、更に60%の薬価の90%の薬価に決められるという(つまり54%)。
パキシルは10社以上がジェネリックを発売するため、たぶん60%になったのではないかと思われる。
過去ログにはアリセプトのジェネリックの発売の際に多くのジェネリックが競合し、最初からとても安価になった話が出てくる(納入価格も含め)。
参考
パキシルCR
アリセプトのジェネリック
ジェネリックの都市伝説
考察、「ジェネリックの都市伝説」
デパケンシロップとエピレナートシロップ