おはようございます。
昨日のNHK文化センターで、『急性期の痛みと慢性期の痛みの違いってなんですか?』というご質問がありました。
お灸教室では、『自宅でのお灸は、急性期の痛みの際は控えてください』とお伝えしています。
なぜかと言うと、急性期の痛みの際に、痛い場所にお灸をすると悪化する可能性があるからです。
※治療では、炎症を取るお灸というのがありますので、急性期もご来院ください。
そして、本題の『急性期の痛みと慢性期の痛みの違い』についてご説明致します。
⚫️急性期の痛み
安静にしていても、ジンジン痛む。痛む場所を触ると熱を持っている感じがする。腫れている。
お風呂の後に痛みが悪化する。
⚫️慢性期の痛み
動かすと痛む。お風呂に入ると楽になる。ぎっくり腰をして2~3週間経つが痛みが消えない。
例えば『捻挫』の場合、捻挫した直後は腫れてズキズキ痛みます。この時は冷やしてください。
そして、2~3日後になると腫れは引いていきますが、『歩くと痛む』という状態になります。こういう時は、捻挫して痛む場所にお灸をすると治りが早くなります。
昨日のNHK文化センターの受講生の方は、『登山に行った次の日に腰が痛くなるのですが、その時は腰にお灸をしても大丈夫ですか?』ということでした。
登山などのスポーツをした翌日に、足や腰が痛むというのは、急性期の痛みではなく筋肉疲労からくる痛みなので、ぜひお灸をしてください!!
また、スポーツの後にすぐお灸をしておくと、疲れが取れやすくなりますよ。
私の場合は、登山に行く際は『足三里』に火を使わないお灸を貼って登っていました。
『足三里』は健脚のツボなので、とってもオススメです(^_^)
なかなか自分での判断が難しい場合は、お気軽にご相談ください。