ロールスロイス神話 | 協和ハウスみんなのブログ

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いつも帰りに寄ってるコンビニにクルマが突っ込んで風除室が壊れておりました。

成田です。おはこんばんにちわ。
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さて『壊れる』をテーマにロールスロイス社の神対応なお話をします。
イギリスの大富豪がロールスロイスで砂漠を横断するという、なんともぶっ飛んだ冒険の一部分なのですが、あまりの暑さにロールスロイスは故障して立ち往生してしまいました。
念の為に搭載してした無線で彼は修理の依頼をします。
 
『すまないが砂漠のド真ん中でクルマが動かなくなってしまった。なんとか出来ないか?』
 
しばらく砂漠で佇んでいると地平線の彼方から1機の輸送ヘリが飛んできて彼の前に着陸した。
ヘリからは整備士数名と新車のロールスロイス。
壊れたロールスロイスを回収し、カギを渡して飛び立って行った。
事なきを得た彼は無事、旅を成功させる。
しかし、彼はヘリで新車を運んでもらったのでかなりの高額請求が来るだろうと腹をくくっていたのだが、待てど暮らせど請求書も連絡も来なかった。
彼はいても立ってもいられなくなりロールスロイス社へ連絡をする。
 
『砂漠でロールスロイスを運んでもらったのだが請求書はまだか?』
 
そうするとロールスロイス社は
 
『当社ではそのようなサービスを行っておりません』
 
『いやいや、確かに故障してヘリで来たじゃないか!』
 
言葉を遮るように
 
『お客様、何かの間違いではありませんか?我が社のロールスロイスは故障致しません。』
 
と言って切られたそうです。
 
そう、自社のイメージを守るために新車を1台タダで渡したのです。
 
一般的には高級車、セレブが乗る車というイメージでしょうけど、実は頑丈で長く乗れる車というのがコンセプトなのだそうです。
車名にもある『ロールスロイス・ゴーストとファントム』
 
ホラー的で怖い感じがするかもしれません。
しかしこれには深い意味があり、ゴースト、ファントムとは
『既に亡き者であるから永遠である。永遠に近いほど(クルマが)壊れない』
『亡き者や影は意識されない。つまり静音性が非常に優れている。』
 
ヨーロッパでは幽霊は『歴史の生き証人』という考えがあります。
今までの歴史を見守ってきた、今後もずっと見据えていくという意味合いが込めれられているそうです。
 
これらがロールス・ロイス社のサービスと姿勢、そして決して壊れないという自負の表れになります。
まさにこれらはロールス・ロイス社の根底にある『魂』とでも言いましょうか。
 
感服致しました。