なるみやの魂の叫びっっ!! -2ページ目

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19Jun
- お父さん、それはいいから……。
  　遅ればせながら日曜日は父の日だった。息子と娘に早い段階からおねだり（父の威厳なし）しておいたおかげか息子からはビールを飲むのにちょうどよい真空断熱ジョッキを、娘からはネクタイピン（通販らしくまだ届いていない）をもらった。親に似ず、いい子たちだわ。StableDiffusionで女の子出して遊んでる場合じゃないわな。（苦笑）
18Jun
- AIなんだけどさ……
  　AIは第四次産業革命の始まりだと言える。経済・産業・軍事あらゆる面でAIを軸にして変わっていく。なんだか「ターミネーター」の世界になりつつあり、現実と虚構の境界線があいまいになりつつある。　スゲェ時代に生きてるもんだな……。　そんな世界を悲観してかアメリカの経営者が数年以内に人類はAIにより滅びるだろうという予測をしている。そうか、人類は滅びるんだ……。　ま、昭和の時代に核兵器が誕生し、それで人類は21世紀を待たずに滅びるとか言ってて結構リアルに怯えていた時代もあったが、まだ滅んでないしノストラダムスも予言外したし、皆歴史が繰り返すということを忘れているんだろうね。恐怖を煽って商売をするのに都合が悪いからさ。一番信じてないのは言ってる人、煽っている人なんだよね。アホくさ。
15Jun
- おさるのう〜たん……続き
  ⇧すぐに拾ってくれなかったのですねている図　近年珍しく大雨ばかりの土日を経て久々に晴れた月曜日の朝、オレは会社の駐車場に車を止めた。あたり一面見回せば当然のことながら水たまりだらけだった。オレは古ぼけてすでに水はけが悪くなった靴を気にしながら水たまりを避けつつ会社の入り口に向かうとフト気になることを思い出した。オレ「そういやあの人形どうなったかな……」　なんの気なしに思い出したがまぁ落とし主が現れて持っていってくれ……てない！　そいつは初めて出会った頃より負のオーラを背負いつつ、この土日に思いっきり雨に当たってずぶ濡れの状態で下に落ちていた。それはそれはこの世の哀れを一身に背負ったかのように……。メチャメチャ何かを訴えかけているかのようだった。　さすがに哀れに思い、拾って営業車の中に置いておいた。改めて営業途中に自宅に戻ったついでにカミサマヨメサマに洗ってくれるようにお頼み申しましたよ。　泥が着いていたが、流石に洗って（オフロに入って？）みるとキレイになった。口元の糸が解れているがまぁご愛嬌。今後はカミサマヨメサマの車に鎮座する予定だとか。
14Jun
- おさるのう〜たん……。
  オレ「を？　ありゃなんだ？」　その日営業に出かけようとした時、道路側に止めてあった自分の営業車近くの車止めポールの下にそいつはいた。オランウータンの子供をかたどったマスコット人形だった。オレ「……誰か子供が落としてったのかな？」　会社のあるこの場所は住宅街なので通学・通園の家庭が多い。子供のカバンに飾ってあったものがなにかの拍子で落ちたのだろう。置いていかれたのをふてくされるように仰向けに寝ていたそいつは、オレに拾われると何かを訴えかけるようにオレを見つめていた。オレ「う〜ん、まぁこんだけカワイイから落とし主が母親と一緒に探しに来るかもな。オレが持ってても何だし……。」　ただのオッサンではある自分だが、意外と可愛もの好きでこういうマスコットとかプライズ関連はキライではない。ただ、落とし主がいるものを平気で持ってるほど人でなしではないつもりだ。オレ「このポールの上に置いておけば落とし主が現れるかもな。　ヤバっ、もうこんな時間だ！」　一瞬落胆したかのように見えたそいつをポールの上においたオレは、せわしなく営業先に車を走らせた。コイツの落とし主が現れることを祈って。つづく
13Jun
- 本屋哀愁歌……。
  　今日は仕事がのらない。まぁ、いつものことではあるが。こんな時は久々に本屋に行ってみる。ホント何年ぶりだろ。　大学の頃は大阪で、阪急古書のまちや天神橋の古書街などを大学をサボっ……精力的にひたすら訪れたものだった。今は本を読むヒマも気力もなくなってきた。トホホ……。　大阪に比べるべくもないが、その店に久しぶりに訪れてみるとまぁ客がいないわいないわ。平日とはいえコレでよく経営が成り立つな……。　本の取り扱いで一番悩むのはその置き場である。一人暮らしのときに積読などをしてきた身としては今の電子書籍はとてもありがたい。ありがたいのではあるが、紙の書物に比べなぜだろうか、アタマに入りにくいという欠点がある。　子供が使う教材の電子化が進んでいるが、皮肉なことに電子化が進めば進むほど学力が下がるという研究が出ている。（日本は四つの選択肢の中で「本は紙で読むことの方が多い」と回答した生徒の読解力の平均得点が最も高い『OECD生徒の学習到達度調査（PISA2018）2018年調査国際結果の要約14ページ』）　児童の興味を引くことはあってもそれが思考能力の発達には寄与しない。皮肉なことである。　ICT化が進めば進むほどこういうローカルな書店は次々と潰れていく。昭和育ちにはなんとも寂しい限りだ。
12Jun
- 責任者というものは……その2
  オレ「(……そういうことじゃね〜んだよっ!!)」　オレはハラの底から叫びだしたい気分だった。　ことの発端はとある取引先でのこと。お客さんA「なるみやさん、今まで持ってきてもらった見本持ち帰ってよ。」オレ「了解で〜す。」　仕事の繁忙期もすぎ、最近は取引先に行くと決まってその年度に持ってきてた検討用の見本を返されることが多い。オレ「(ホントはそっちで始末してくれるとありがたいんだけどね〜。)」　心のなかでそう思いつつも、お客さんの言うことだから、ま、しょ〜がね〜。げっ、結構量が多いな。メンドクサ。ち〜と手伝ってくんないかな……。　ちらっと先程のAさんに目をやるとこちらの視線を知ってか知らずか忙しそうに動いていた。チッ、ダメか……。責任者「あっ、ご苦労さまです。」オレ「あ、どうもです。」　見本を車の中に詰め込もうとしたとしてた時、取引先の責任者が横を通り過ぎる時あいさつをしてきた。この人は悪い人ではない。オレ「どちらかご出張ですか。」責任者「大した用でもないけどね、おや、お持ち帰りの荷物が多いね。」オレ「はぁ、これも仕事ですから。ハハ。」責任者「でも大変だよね。手伝わせてよ。」オレ「えっ？？　(もしかして運んでくれるの？？ヤッター。)」　そう言うとその責任者は事務所の中にいるAさんともう一人の責任者Bさんに声をかけた。責任者「お〜い、ちょっとなるみやさんを手伝ってやってくれ。」オレ「(ゲゲゲッッ！！！)」　そう言うとこの責任者の方はさっさと自分の車の方に行ってしまわれた。くどいようだが、この人は別に悪い人ではない。だが……。ウガッ、や、やっぱり声をかけられた二人から冷たい目線がっっっっ！　事務所にいた二人も当然ヒマではない。ヒマではないのに上司から声をかけられれば手伝わざるを得ず、だから尚更怒りの持っていきようがないのが見え見え。当然のことながらオレの方へ……。オレ「いや、ホントいいすよ。オレが持っていきますんで……。」　責任者Bの人もAさんも口を揃えて大丈夫とは言うものの、目は笑っていなかった。漫画だと、こめかみのあたりからピキピキ音が出てそうな雰囲気だ。あ〜あ、これで次から来づらくなったよ。トホホ……。　「率先垂範」という言葉がある。立場が上であればあるほどこの言葉の重みが増すのだが、現実ではなかなかそうはいかない。くどいようだが、先のセキニンシャノヒトハワルイヒトデハナイ。ナインダケドネ……。　そう思った時、オレはハラの底から叫びだしたい気分だった。
06Jun
- 絆ノ奇跡よいよ……(ネタバレあり)
  曲紹介だよ。聞いてみて。とてもいい!!(この記事は「鬼滅の刃　刀鍛冶の里編」のネタバレを含みます。下の矢印以下を読まないでね。).iframe-wrap { position : relative; width : 100%; padding : calc(315 / 560 * 100%) 0 0; overflow : hidden; }.iframe-wrap iframe { position : absolute; top : 0; left : 0; width : 100%; height : 100%;}　カミサマヨメサマと一緒にファンの「鬼滅の刃」。新章の刀鍛冶の里編でオープニングの曲であるが、とてもいい! (玉壺風に)　とてもキャッチーなメロディーでそこがいい!!⇓⇓　以下ネタバレを含みます。⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓　この作品は一貫して「公」と「私」を鋭く対立させている。「公」の体現者が柱であり、「私」の体現者が鬼である。その表現の極みが今回の「刀鍛冶の里編」の最後、とある鬼がなぜ太陽を克服できたのか。　それは自分の身を捨てて主人公を助けたから。「私」の塊の鬼がそんなことをするはずがないからである。つまり身「私」を捨てて「公」たる「人間」になったのである。　作者からすると「公」ではないものは人では非ず……ということらしい。オレは鬼だな、ハハハ……。(乾笑)　グワッ!　太陽がまぶしい!!!　
05Jun
- ネタネタネタ……。
  　営業の車の中でラジオ番組のネタを探していると、どうにも眠くなってきた。オレの悪い癖だ。昨日は寝たはずなのに運転してると眠くなるんだもんな〜。しかも急いでいるときに限ってさ。　何がいいかな……。上司の悪口でもいいな。でも、あんまりやりすぎると聞いてる方は不快に感じるかもな……。意外にオレは細かいことを気にするタチだった。　よし、コレで行こう……。楽に決まったな。こりゃ幸先いいぜ。ひひひ。いざ営業先に着いてみると臨時休業で仕事にならなかった。　気を取り直して2軒目に向かう。今後のアイデアがわんさと思い浮かぶ。ブログもそうだな、海外向けに英語にしてみるか。英語に翻訳するのを誰に頼もうかな……。ひひひ。一人ほくそ笑むが英語もしゃべれないのにブログって……。　よし、この企画ならいいだろう。2件目についてみると定休日だった。もちろん仕事にならない。　この世の終わりのようなヘコみ方で帰路につく。アイデアは獲得できたにしろ、本業の仕事が何一つ満足にできなかった。こんな日もあるさ。　あっそうだ、今日のブログのネタ何にしよう。帰路の中で色々考えるも思い浮かばず。書くのやめようかなと思い立ったときハタと思いつく。　そうだな、ネタがないことをネタにしよっと。
02Jun
- 運が悪い日……。
  オレ「ウガ〜ッ! また忘れたっっ!! 」　これで2度目。オレはアタマを抱えた。取引先に営業に来たが、帰りがけに傘を取引先に忘れてしまった。でも、１回目とは違い、取引先から出た直後だったのですぐ引き返し回収することができた。　なるみやはイライラしていた。今日は全国的に雨。台風が近づいてるとかで、なるみやの会社やその営業先地区も朝から大雨だった。いつものK地区に営業に来ていたが、ここは朝から大雨警報が出ていた場所な上、大通りの国道は場所によっては雨が一定量降ると閉鎖されるという危険があったのだった。オレ「最近物忘れが激しいな〜。もうダメかも……。」　一回目の傘を忘れたときは、取引先からかなり離れたところに来たときに忘れたことに気がついた。　自分が嫌になることは最近めっきり減ったが、今日はダメだった。傘を取りに戻る道すがら久しぶりに自分に当たってしまった。もう齢かね〜。オレ「……ってなことがあって、もうサイアクだったよ〜。」同僚「ま、傘忘れるなんてよくあることよ。」　会社に帰って今日あった最低なことを同僚に話していた。やっぱ、イヤなことは他人に話してすっきりしなきゃね〜。オレ「そろそろ帰るか……。」　一通り仕事を終え、雨の中自分の車に戻り家に帰った。傘を会社に忘れた事に気がついたのは自宅の駐車場だった。
01Jun
- 眼科検診にて……。
  ↑写真はイメージです。本文とは何ら関係がございません。　今日は半年に1回の眼科検診。なるみやは目が悪い。極度の近視だが、老齢化に伴い最近老眼も入ってきて、夜空を仰ぐと月が9つに見えてしまうくらい目が悪い。呼び出し「1025番さ〜ん。検査をしますので検査室にお入りください。」オレ「う〜い。」　イヤな予感がした。呼び出しが男だ。これは……。呼び出した♂「はい、なるみやさん、視力検査をしますね。」オレ「……はい。よろしくお願いします。(チッ、やっぱ男か。)」　この病院の女性の看護師はレベチだ。きっと書類審査をしているに違いない。人事部の人GJ!　それだけにその日自分の担当に女性が当たらないとヘコむ。なるみやは目も悪いしなにより精神力も腐っている。呼び出した♂「はい、なるみやさんこれで終わりです。」オレ「ありがとうございました。(コイツ以前よりもスムーズになったな。まぁ、1年以上前から毎日毎日患者さんの検査をしていれば上手くもなるか。精進してるなオマエ。)」　自分で言ってて何様だろうか。技術の良し悪しに性別は関係なく、上手くやってくれればそれでいい。そんな当たり前のことを忘れてしまうほどこの病院の女性看護師はレベチだ(大事なことだから2回言う。)かわいい♀「なるみやさんですね。眼底検査をしますのでこちらにお座りください。」オレ「は〜い。(声のトーンが少し上がる。)」　やった、ベテランに当たったゾ!　さっき前の順番の人は研修生っぽい人に当たっていた。お気の毒さま……。技術の良し悪しに性別は関係なく、上手くやってくれれ(ry。主治医「なるみやさん眼圧が上がってますね。また二ヶ月後くらいに来てください。」オレ「……は、はい……。(ガ〜ン)」　また様子見で半年後と言われるかと思ったのだがこの始末。何がいけなかったのだろう、ひとりアホなことを考えていたからバチがあたったのだろうか。軽くヘコんで帰るなるみやの背中は煤けていた。
30May
- ホント営業ってのは……。
  ↑写真はイメージです。本文とは何ら関係ございません。オレ「こんにちは〜。」Oさん「あ、なるみやさんいいところに。注文したいものがあるんです。」オレ「まいどありがとうございます〜。」　この日、取引先の発注係Oさんは白いカジュアルでさわやかな服装だった。K地区に営業に来る楽しみといえばOさんと話すことぐらいだ。身長は155cmくらいだろうか、齢は30歳手前くらい(当社予想)かわいらしいボブカットでなによりおしりがなるみや好みの大きめなおしりであった。(なるみやは巨乳も好きだが大きめのおしりの女性が好みの救えないダメ人間である)　ひとしきり仕事の会話をした後、請求書を作成する。アタマの中はアホな妄想だらけ。(Oさん『ダメですよ、なるみやさん。私には主人が……。』オレ『いいじゃないですか、一度。一度だけのあやまちです……。』Oさん『一度だけ?　本当に……?』)社長さん「……? どうしたのなるみやさん、ぼ〜っとして。」わ、びっくりした。取引先の社長さんに声をかけられるまで自分に都合がいい妄想に浸っていた昭和のダメ人間なるみや。よだれが請求書に落ちてないか慌てて確かめた。最近口元もシマリがなくてさ〜。たまに知らない間にヨダレがたれてるんだよね〜🤤オレ「こんにちは〜。」Hさん「あ、どうも。」　次に来た取引先のHさんは細身のキツい人ではあるが、なにより目を引く巨乳ちゃんであった。この日ストライプのニットセーターは彼女の巨乳を強調するのに十分であった。オレ「あの〜、請求書のことでお尋ねしたいことが……。」Hさん「はい、なんでしょう。」　真面目に聞くふりして(いや、ホントに真面目にきいてたんだってばよ! )目はチラチラ巨乳の方へ。　今日も注文は1件のみ。営業ってこんなもんさ。孫もいるってのに、こんなことでしか楽しみを見いだせないホント使えない不良営業No1のなるみやであった。トホホ。※営業に関しての考え方はなるみやの主観です。皆様の仕事場に来られる営業の方は真面目でまともな方ばかりですのでどうぞご安心ください。
07Aug
- ディアブロスに愛された男
  今は昔。もう総司令や大団長も忘れているであろう、当時アステラの拠点を作った一期団の中において、大蟻塚の荒地に初めてディアブロスを確認したとき、一期団の中で奇妙な噂が流れたことがあった。当時、大蟻塚の荒地エリア15へ偵察に向かった屈強なハンター数人が初めて遭遇するディアブロスに敗れアステラに帰ってきた。その中でも特に屈強でクエストリーダーだった若者がアステラに帰らず行方不明となってしまった。仲間は四散しながら各で帰ってきたため誰もクエストリーダーを見たものはいなかった。その当時まだ若かった大団長や総司令を含め、誰もがクエストリーダーの生還を絶望視していたが、数日してようやくその若者がアステラに帰ってきた。若者の奇跡の生還にみんなは喜んだが武器の片手剣は折れ、防具はボロボロ、力尽き倒れかかったクエストリーダーを抱きかかえた仲間はクエストリーダーから聞こえたうめきにも似た一言に衝撃を覚えた。「...デ、ディアブロスを愛してはいけない」と。翌日、療養しているベッドから忽然と姿を消したクエストリーダー。仲間内の懸命な捜索にも関わらずついに行方がわからなかった。数週間の後、いつしか奇妙な噂が流れていた。「アイツはディアブロスに愛され、ディアブロスになったのだ」と。...そして時は流れ、古龍調査に終止符を打つべくついに五期団が新大陸に降り立ったのだった。あれはいつものように信徒Kさんと調査クエストをしていた真夏の暑い夜のことでございました。最近ネルギガンテを雑魚呼ばわりするほどの実力をつけていった信徒Kさんにとって、その時教祖が選んだディアブロス・ディアブロス亜種討伐 2 乙 30 分はあまりに簡単なクエストと思われました。ですが、数週間前から「竜玉ハンター」の異名を持つほどディアブロスを乱獲している信徒Kさんが喜ばないわけはない…と、教祖が気を回して選んだクエストでありました。教祖はいつものエリア15のキャンプに降り立ち支給品の肉をもらいつつ、いよいよディアブロスとご対面...と思いきや、既に信徒Kさんとディアブロスの間に戦端は切って落とされていたではありませんか。信徒Kさん「イヤイヤ、振り落とされちゃってさ。落ちた目の前にディアブロスがいたよ」ここまではよくある話でございます。教祖もクエスト連敗中の折、4 連続振り落とされ目指したキャンプにつかなかった日には怒りのあまり発狂するかと思ったのでありました。さて教祖もエンプレスランス冥灯を構え戦闘開始。だが、しばらくするうちに奇妙なことに気がついたのであります。信徒Kさん「あれ? クソッ! もう〜、なんだよ俺のところばかり...」それは信徒Kさんの嘆きに全てが表されていました。なんとディアブロスが信徒Kさんのところにばかり向かうというものでした。教祖「そりゃ〜Kさんがさ、竜玉欲しさにディアブロス乱獲するからさ。怒ってんだよ。『仲間のカタキだ〜』ってさ」そう言って始めのうちは教祖もニヤニヤ笑いながらディアブロスと戦っておりましたが、執拗なまでに信徒Kさんに向かうディアブロスを見て、教祖も次第に笑顔が消えていきました。教祖「マジか。えれぇな、コイツは...」教祖がエンプレスランス冥灯でつっつこうとした途端に土に潜られ、後ろにいるKさんのところにわき出したのが 3 回続いたのはまだご愛敬。寝床にいたディアブロス亜種に教祖が攻撃を加えようとした途端すり抜けるように壁に潜り、わざわざ遠くの寝床前の戦場でディアブロスと戦っている信徒Kさんに一目散に向かい、ディアブロスと一緒になって信徒K さんを攻撃している場面に何回も遭遇したのであります。狙われる比率はだいたい教祖1に対して信徒Kさんは5という異常事態。これは疑う余地がございません。信徒Kさん「も〜、なんとかしてよ」なんとかしてよ...と言われましても、そもそも土に潜ってしまったものをどうしろと...。教祖「いやいや、こればっかりは俺にはどうも...」信徒Kさん「もしかして『敵視』とってるのかな?」教祖「いやいや、ベヒーモスでしょ、それは」ランスでつっついても戦わずすぐにターゲットを信徒Kさんに向ける相手に対し、やった、メンドクサいのが向こう行ったぞ、ラッキー...と喜べばいいのか、はたまたディアブロスに全然相手にされていないぞ...と嘆けばいいのか教祖にもわかりませんでした。戦い進んで傷つき、ついには倒れゆくディアブロスを横目で見ながら、教祖はいつしかある一つの結論に思い至りました。― そうか、ヤツはディアブロスに愛されたのだ ― と。あれは35°Cを超える蒸し暑い真夏の夜の夢だったのでしょうか。なぜ信徒Kさんだけが狙われたのか今でも説明がつきません。合掌。教祖、灼熱の先に何を見る
01Aug
- 「お、お前、それはっ…！」
  ちゅど～ん！！辺りに大タル爆弾G×2の爆発音が響き渡る。ここは陸珊瑚の台地、リオレイア亜種の寝床。爆発に巻き込まれ火ダルマの教祖はまだ力尽きてはいなかった。今日も今日とて人助けの日々。教祖はツライのだ！ある時、陸珊瑚の台地で救難信号を上げている人を発見した。リオレイア亜種の討伐、既に時間が過ぎていて報酬無し…。例によってアブナイクエストだ。当たり前だがクエストリーダー以外に誰もいない。野良マで参加する場合クエストメンバーのHRが高いと、自分が乙って逆に足を引っ張ってしまいそうなのでかえって腰が引ける。教祖は、気が楽なこういうクエストに地道に参加するのであった。お邪魔してみるとやはりリオレイア亜種に翻弄されている大剣の剣士がいた。挨拶をしてみると英語で返してきたので外人さんと思われた。飛竜種は大嫌いだが、教祖はここ最近苦手な相手にはランスに持ち替えたことにより俄然ストレスフリーになった。オレのエンプレスランス冥灯が火をふくぜよ！テンポよくリオレイア亜種を追い詰め、いよいよ寝床で捕獲かと思われた次の瞬間マズイことに気がついた。教祖「…ヤバっ！罠忘れた」助けに入った時点でクエストに時間がかかり過ぎているため、キャンプへ取りに戻る時間的余裕はなかった。どうする…？淡い期待でクエストリーダーをチラ見した教祖。教祖「…！」リアル外は真夏で気温35℃を超えるというのに教祖はその場で凍りついた。なんとクエストリーダーは眠るリオレイア亜種の真横で呑気に肉を焼いていたのである。（しかも肉焼きの曲が全部流れていたのでどうやら失敗して丸焦げになったらしい）呆然と見守る（と、いうより予想外のことで動けなかった）教祖だったが、ここでリオレイア亜種が身動きをし始めた。教祖「マズイっ！起きるぞ！」仕方なしに爆弾を置き始め、ちょうど２つめを置いた次の瞬間、何を思ったのか教祖の横からクエストリーダーの大剣が振り下ろされた。教祖「お、お前、それはっ…！」ちゅど～ん！辺りに大タル爆弾G×2の爆発音が響き渡る。爆発に巻き込まれ火ダルマの教祖はまだ力尽きてはいなかった。 …いなかったのだが、しばらく空中で暴れるリオレイア亜種に巻き込まれたであろうクエストリーダーが送ってきた一言で教祖の心がヘシ折られた。「Sorry」既にクエストリーダーは2乙していたらしい。クエストはあえなく失敗に終わったのだった。今日も今日とて人助けの日々。教祖はツライよ！教祖はツライの図
29Jul
- ホッコリはん！な、お話
  最近ランスに凝り始め、それに合わせて防具や装飾品を揃えたはいいものの、気がつけば来たるベヒーモス戦で信徒Kさんに押し付けようとしていた一番大変なタンカー役に仲間内から祭り上げられそうで一人恐れ慄いている教祖です。この間、何気につらつら救難クエストを見ていると、HR13のディアブロス討伐で救難信号を上げている人を見かけました。よく見ると既に時間が経過しすぎていて報酬は無し状態。こんなの誰も助けないよなぁ…と思い普段はほっとくのですがハンター名が日本語で名字＋名前。どうも本名（ここではH・Iさんと称する）らしく、なんだか妙に気になりました。「…まぁ、ディアブロスくらい無報酬でもいいか」他にめぼしいクエストもなかったので受けることにしました。大蟻塚の拠点についてまずは挨拶。ここは律儀な教祖様。するとメッセージに「動けません」の一言が。自動メッセージとはいえ相当苦戦しているのだろう。早く行ってやらねばな。現場に着くといつもディアブロスと戦うエリア15において一人苦戦している双剣使いの姿を発見しました。「あれ？二人いるのか？？ …そっか、ネコの名前か」左上のステータスを見ると、同じ名字で下の名前が女の子風の欄がありました。現場ではどこを見てもハンターは一人しかいなかったので、どうやら妹？の名前をネコにつけたらしいのです。ハンター自身の名前に生真面目に本名？らしきものをつけることといい、この時点で教祖はなんとなく、このプレイヤーはゲーム初心者でなおかつ小・中学生の男の子かなと勝手に推測。なんだかホッコリした瞬間でした。 H・Iさんのはじめての挑戦？にディアブロスは甘くはありませんでした。普段は遺憾無く火を吹いているであろうH・Iさんの双剣も、ディアブロスに振り回されて今日はなんだか沈黙気味。コリャあ教祖がなんとかせんとね。普段は無いヤル気が漲ってきました。教祖とて信徒Kさんと一緒に信徒TRさん主催のBootCamp（歴戦の古龍戦朝まで高速周回マラソン）で鍛えられた身、HR13ごときのディアブロスに負ける気はさらさらなく、これまたいつものようにエリアを変えつつ、最後の寝床までやってきました。「ん？なんだ、どうした？？」ディアブロスの寝床に先に着いてたH・Iさんは何やらモゾモゾしているじゃありませんか。傍目からの推測ですが、どうしたらいいか迷っているご様子。よしよしそれならばとセオリー通りに爆弾を置き一気に起爆！寝起きドッキリから最後の戦いが始まりました。ディアブロスを怒涛のごとく畳み掛け、ようやくクエスト終了。ふう。剥ぎ取りの時間に思いもよらない一言のメッセージがありました。「ありがとう」な、なんて礼儀正しい子だ！当たり前のことに妙に感動した教祖でした。キャンプに着いた途端にクエストリーダーからクエスト放棄にあい、あえなく失敗になったり、手強いディアブロス亜種にリーダー以外二人がクエスト放棄、その後同じようにして次々と人が入れ替わり、なんと通算6人が入れ替わった救難クエストなど、ここ最近割と苦々しいクエストが続いた後の出来事でした。教祖、珍しくギルカを渡そうとしましたがあえなく時間切れ。拠点へと強制送還と相成りました。また会えたらいつでも助けるぜ！あの少年は今何処に…
19Jul
- 野良マのドラマ
  野良マルチプレイにはドラマがある。最近教祖はちょくちょく救難信号クエストで人助けをすることを生業としている。 HR11～14くらいの3人組がいるリオレイア討伐のクエストのことだった。この時HR100を越えていた教祖は、さぞや頼りにされているだろうと心の中で優越感に浸りつつプレイを始めた。しばらく古龍以外の討伐に遠ざかっていて初期出現地をド忘れしていた教祖はリオレイアを探していた時のことである。地図で確認するとそこには不思議な光景があった。教祖「ん？なんだ？全員バラバラの位置にいるぞ？」教祖以外の他のプレイヤーはリオレイアを追っかけているかと思いきや、3人はてんでバラバラの方向に向かっていた。仕方なく教祖が久し振りにリオレイアの痕跡を取りつつ向かっていると、途中で一人が鉱石をひたすら採掘している現場に遭遇した。何もこのクエストの最中に取らんでも…と横目で見つつひたすらにリオレイアを目指す。現場に到着した瞬間に一人が乙ってしまった！コリャ～気合い入れねばと、普段はあまりないヤル気を振り絞って愛用の麻痺スラアクをリオレイアに振り下ろしたまではよかったが、その日はことの外、行動が裏目に出まくった。スラアクの間合いを外されたのはまだいいが、飛龍種特有の地上で行ったり来たりする膝蹴りのコンボをくらうわ、ようやく目がくらんだ！と思って喜んで飛びかかると尻尾で叩かれ、起き上がりを狙ってブレスと毒の爪、そしてきわめつけはリオレウスの乱入。このために教祖は飛龍種がことのほか大嫌いだった。しばらくすると2匹が飛び上がったが誰も撃ち落とす者がいない。教祖「ちっ！誰も閃光弾も持ってねぇのかよ！」散々無様な姿を晒した教祖はストレスが重なり、閃光弾を自分も持っていないことを棚に上げて毒づきを始めた。そう、この時点で教祖以外の3人は思ったに違いない。「コイツ、使えねぇ…」と。最後はリオレイアの寝床において、リオレイア自身が壁を壊し溢れてきた洪水に自身が飲みこまれあっけなくクエスト終了。とても悲惨なクエストだった。落下地点ではちゃっかり全員が剥ぎ取りに来てたのが印象的だった。他にも、地に潜っていった元気いっぱいの黒ディアブロスに何故か罠を仕掛けたまではいいが、地中から飛び出された瞬間に罠がキャンセルされクエスト主が1乙したり、歴戦ナナテスカトリ討伐1乙のクエストにおいてクエストリーダーが現場に遅れて参加、それをいち早く発見したナナにブレス&突進猫パンチであえなく1乙、前代未聞の二分針でクエスト終了など挙げたら枚挙にいとまがない。（信徒Kさん「…？あれ？そのナナのヤツってこの前、教祖様がクエストリーダーの時の…ぐわっ！」信徒Kさんが何者かの手により「力尽きました」）そういえば信徒Kさんが野良マに参加した時のこと、ヴァルハザクが瀕死で寝ているところに全員で爆弾を仕掛けたまではいいが、誰が起爆するかで腹の探り合いが始まり、しばらくフリーズ、やむなくKさんが自ら起動したのだということがあったそうな。この点信徒TRさんは、そういう状況ならば問答無用で自ら率先、爆弾を置き起爆するのだという。さすがマルチで腕を鳴らしたHR400越えの歴戦の個体である。だが、古龍は寝ていても爆弾を置く以外に選択肢がないからまだいい。教祖はトビカガチの寝ている野良マで「捕獲…でいいんだよな？？」と、自らがクエスト主でなく、まして周りに誰もいないので恐る恐る捕獲した記憶がある。野良マはカオスすぎて面白い。教祖サボっている間にクエスト終わるの図
08Jul
- 秘密の地下組織発見！
  ここはアステラから少し離れたところにある空き家の地下室。夏場のムッとする湿気と地下室の嫌な臭気が立ち込めていた。できの悪い木製テーブルの真ん中にロウソクがあり、二人の女性が座って何やら話し込んでいた。？？「…以上、先日のイビルジョー討伐以降、素材剥ぎ取りの瞬間を狙って小タル爆弾を設置、爆破に至るもなお平然と起き上がるターゲットX（以下Xと略す）は、もはや…」小綺麗な青のブリゲイドスーツに身を固めた女性が半ば諦め顔で吐き出すように言った。？？「バケモノ…いや、ゾンビっすかね」白の鎧に身を固めたポニーテールの女性がチッという舌打ちとともに横を向き、蓮っ葉な言葉遣いで吐き捨てるように言った。まるで男性のような雰囲気だ。ブリゲイドスーツの女性「わからんが人間でないことは間違いない」？？「これからどうするンす？このまま続けてると流石にバレるんじゃ…」ブリゲイドスーツの女性「それは問題ない。この前の剥ぎ取り爆破で危うくバレそうになった時、コードネームK（以下Kと略す）がとっさに言ってくれた『ガジャブーのせいじゃないっすか？』というのを信じてるほど愚かな奴だからな」K「…アホっすね。真正のアホだわ」ロウソクが二人の間で揺らめいた。ブリゲイドスーツの女性「とにかくこのまま任務を遂行する。我々には時間がない。各地の同士が集結しつつあるのだからな。我々、『反タロイモ（TaRoimo）教武装解放戦線トラの穴（通称 TR）』には崇高な使命があるのだ。そのためには…」K「…ハイ、わかってるっす」ジジ…という音と共にロウソクの火が消えようとしていた。まるでXの運命を表すかのように。教祖の運命やいかに？（つづく…のか？）
06Jul
- 夢見るナナちゃん
  ナナちゃんは青い服がお似合いのとってもかわいい女の子。ツノのティアラがお気に入り。龍結晶に陽は昇り今日もお人形さんと遊びます。一人は銃を持ったお人形。とってもお遊びお上手でちっともナナちゃん触れません。一人は大剣持ったお人形。ナナちゃんお気に入りのお人形。シッポふりふりネコパンチ。いつものように動かなくなりました。遊び疲れたナナちゃんをもみあげリーゼントのお人形がジャマします。ナナちゃん一番嫌いな金ピカの鎧ともみあげリーゼント。ナナちゃんのおネムをジャマします。あのクソ野郎が今日もまた私の寝るのをジャマしに来やがった。あのクソ野郎が今日もまた私を殺しにかかって来た。でもいつからかそんなあなたを愛しすぎ地獄の業火で焼き尽くす私の愛を知ってほしい。貴方を殺しにいきましょう。狂おしい私の青い炎貴方を消すまで焼き尽くす。全てを地獄に送るまで私の愛は止みはしない。龍結晶に陽は落ちてスーパーノヴァで焼け落ちる貴方の骸を抱きしめて一緒に奈落の闇へと落ちましょう。【評者ポエマー教祖】少女性の中に潜む残虐性と愛の葛藤がのどかな日常の対比と相まってよく表現されてます。後半で展開する倒錯的で一方通行の愛はとても病んでいて、読む者を狂気の青い炎へと誘います。ところでナナちゃんって誰？
- 教祖の「あったらいいな」シリーズその1
  ・歴戦王ヴァルハザク10体連続討伐（50分以内）・【次回予告】ついに正体を現した！凶悪イビルジョーに変身した受付ジョーをやっつけろ！行けっ！5頭戦隊キリンジャーと巨大メカキリン！ー来週をお楽しみにー・歴戦王ドスジャグラス・討伐すると所持金が減るショボいマムタロト（鑑定武器全部木製のパチモン）・写真集「ー星の船シスターズー受付嬢たちの日常」付録セクシーショットのメイキング動画（ボイス付）定価3000円（絶対ほすい。誰か作って！）・ヴォルガノスの活き造り（熱そう）・プケプケの刺身（100%毒に当たって乙）・【新商品】マグマを吹くゾッ！原寸大！頭にリボンのついたかわいいペットのドドガマルちゃん（パッと見、ス◯ーウォーズのジ◯バ・ザ・ハット）
02Jul
- 新展開…
  ニュースキャスター「…あっ、今新しい情報が入りました。タロイモ教聖騎士団広報部より正式にコメントが出た模様です。中継繋がりますか…？」タロイモ教聖騎士団広報部室長信徒TRさん『この度は一部報道にございます、当方教祖爆破殺人未遂事件というものについて、信徒の皆様、並びに世間の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。当宗教の教祖が殺害されて…されそうになるという、タロイモ教始まって以来の看過しえぬ事態を重くみた当方といたしましても、独自に内部調査委員会を立ち上げ、調査をいたしました結果を此処にご報告申し上げる次第であります。精査の結果、去る7月1日に起きた、教祖が大怪我を負ったという事に関して、なんら事件性はないものと判断いたしました。あれはウチのクソ教…教祖様が酸の海で勝手に足を滑らせ、自分のせいで落ちたものだと思われます…』『また、これも一部報道にあります、教祖亡き後の、団体の名称をタロイモ教からTR教に改名するとの噂も事実無根でございます。信徒様も報道の皆様もどうかそのような根も葉もない噂話に振り回されないようにお願い申し上げます』教祖の運命やいかに？
- タロイモさん爆破事件
  ニュースキャスター「次のニュースです。瘴気の谷において爆破事件が起きました。新大陸拠点アステラで住所不定無職…失礼いたしました、新大陸拠点アステラ内の一部住民に信仰のあるタロイモ教聖騎士団の教祖タロイモさん（年齢不詳）が7月1日深夜、瘴気の谷において何者かにより爆破され重傷を負うという事件が起きました。幸いにも命に別状はない模様です。現場リポーターの〇〇さん…」現場リポーター「ハイ、こちらは瘴気の谷の現場です。ご覧のように今日も相変わらず瘴気が強いのですが…あっ、ありました。ここです。ここがタロイモさんが爆破されたとみられるちょうど実際の現場になります。すでにタロイモさんの…いえ、ヴァルハザクの死体は撤去された後ですが、ここから爆風で飛ばされたタロイモさんが、こう…空を舞って…あそこですね。運悪く一番近いあの酸の海に着水して大怪我を負われました…」現場リポーター「…え～と、ハイ、爆破の跡ですか？そうですね…現場は過去にモンスターと死闘を繰り広げたハンターたちの痕跡だらけで、正直どれが実際のタロイモさんを襲った爆破の跡なのか見当もつかないというのが現状ですね。昨日まで現場検証に来てたアステラ事件調査団も調査を打ち切る方向だということです。ハイ…えぇ、ハイ。正直、事件だという証拠が現場からは発見できない以上、これは事故だというのが大筋の見方ですね。ハイ。現場からは以上です」ニュースキャスター「〇〇さん、ありがとうございました。続いて事件を目撃された方の話です」匿名希望信徒Kさん「…コレって、オフレコっすよね？勘弁してくださいよ。オレが言ったってナシっすからね。…そっすね、あれは今思い返しても見事…いや、すごかったっすね。教祖様がこう…ピューっとね。ヴァルハザクの頭の上を燃えながら飛んでったンスよ。ハイ、無様なカッコで笑ったっすよ。そしたら酸の海にドボーンってね…。アイツ昔っから運が悪いんすよ～。誰がヤッたか知らないっすけど、素材剥ぎ取りの瞬間を狙ってモンスターの影から近づいて足元にライトボウガンで爆弾ブチこむって、あれは紛れもなくプロの手際だね。えっ？オレがやったのかって？冗談じゃナイっすよ。オレは敬虔な信徒スよ？信徒！やるワケないじゃ…。えっ？誰かに依頼したんじゃないかって？クエストの依頼？な、なんすか？ソレ？ワケわかんね～。…アイツ生きてるンスか？マジ？な〜んだ、ツマンねぇ〜の」ニュースキャスター「現在タロイモさんはアステラ病院の集中治療室で治療中とのことです。うわ言で『…TR さんが、TRさんが…』と言ってるとの未確認情報もあるとのことです」