ナナちゃんは青い服がお似合いの


とってもかわいい女の子。


ツノのティアラがお気に入り。


龍結晶に陽は昇り


今日もお人形さんと遊びます。


一人は銃を持ったお人形。


とってもお遊びお上手で


ちっともナナちゃん触れません。


一人は大剣持ったお人形。


ナナちゃんお気に入りのお人形。


シッポふりふりネコパンチ。


いつものように動かなくなりました。


遊び疲れたナナちゃんを


もみあげリーゼントのお人形がジャマします。


ナナちゃん一番嫌いな金ピカの


鎧ともみあげリーゼント。


ナナちゃんのおネムをジャマします。


あのクソ野郎が今日もまた


私の寝るのをジャマしに来やがった。


あのクソ野郎が今日もまた


私を殺しにかかって来た。


でもいつからか


そんなあなたを愛しすぎ


地獄の業火で焼き尽くす


私の愛を知ってほしい。


貴方を殺しにいきましょう。


狂おしい私の青い炎


貴方を消すまで焼き尽くす。


全てを地獄に送るまで


私の愛は止みはしない。


龍結晶に陽は落ちて


スーパーノヴァで焼け落ちる


貴方の骸を抱きしめて


一緒に奈落の闇へと落ちましょう。




【評者 ポエマー教祖】

少女性の中に潜む残虐性と愛の葛藤がのどかな日常の対比と相まってよく表現されてます。

後半で展開する倒錯的で一方通行の愛はとても病んでいて、読む者を狂気の青い炎へと誘います。

ところでナナちゃんって誰?