こんにちは、心と身体が楽になる親子コーチング
近藤きょうこです。
「かけ引き」と「おどし」
子どものことを…どうにか(コントロール)しようとするとき
「かけ引き」か「おどし」の言葉になっていませんか?
駆け引き: 「〇〇したら、△△を買ってあげる」
あなたが〇〇してくれたら、私もあなたに△△してあげる。
肯定✖肯定と感じる人もいるかもしれないね。
お互いwinwinといえばそうなのかもしれない。
でもさ、例えば…
◆今度のテストで100点だったらゲームのソフト買ってあげる
だとするじゃない。
テストで100点取ることと、ゲームのソフトを買うことって
本来は別の事象。
本来、テストとゲームは無関係なのよ。
でも駆け引きの材料として、
子どものやる気を出させるには
テストで100点を取ったなら、
そのテストの延長線上で
先に良いことがある方が良いなと思う。
・勉強が面白くなる
・わからなかったところが分かるようになる
・やればできるんだと自分に自信がつく
なことがある方が、そのまた先に広がるから
また頑張ろうと思えるんじゃないかな。
けど、ゲームを買うだと、そこでゴールテープを切った感じ。
やる気はいったん終了しちゃう。
テスト勉強よりもゲームのほうが楽しいしね。
またテストにやる気を出させるには
ゲームを買ってあげないといけない。
そして、もしテストで100点取れなかったとき…
ゲームももらえない。
自信を無くす子もいるし、
やる気をなくす子もいるんだと思う。
ころんじゃった時に
再び立ち上がろうとする耐性が付きにくいと思うのです。
脅し:〇〇しなかったら、△△になるよ(罰を与える)
子どもに選択肢もないうえ、言うことも否定的なことだから、
お互いいい気分でもないよね。
でもさ、これを言うしかない状況もあると思うんだ。
例えばさ…
◆片づけなかったら、ご飯あげないよ。
ご飯をあげないって虐待になるんだってね。
でも、子どもは片づけたらご飯は貰える。
だから別にいいじゃない?と思う人もいるかもしれないね。
本音は、罰があるから行動する人に
なってほしいわけではないと思うんだ。
怖いもの罰が行動の動機付けだと子どもも苦しくなると思う。
それでも言ってしまうこともあるよね。
ママとしてはさ、もう猫の手も借りたくてさ
体力的にもヘトヘトで、でも子どもを早く寝かしてあげたい
そんな苦しい状況。
イライラもあるし、片づけをお願いするという
選択肢も頭の中から消えちゃっているのかも。
「いけない」そんなことはわかっていても
子育てって仕事みたいにうまくいかないことも
いっぱいあるよね。
本当は、
子どもをコントロールしない方が良いけれど
そうせざるを得ない時もあるよね。
なんで今そうなっちゃってるか、
誰のせいとか、何が原因か考える前に
・こういうと子どもが動くから
・こうすると楽だから
・こうするしかないから
(ほかのやり方を知らないから)
今の自分の状態に
気づくことも必要なんだと思うんです。