こんにちは、心と身体が楽になる親子コーチング
近藤きょうこです。
「こうあるべき」が壊れた時に
あなたは何を感じ、何をしますか?
・こうしたいという希望通りに
進んだこと。
・こうしたいと思った希望が
叶わなかったこと。
どちらが多いですか?
私は、この前コーチ仲間と話していて
人生の大事な時に限って
自分の願いが叶わなかったことが
思いの外たくさんあったことに気づきました。
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こんな時、私はどうしたんだろう…
そんなことを
今日は書きたいと思います。
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「こうしたい」「こうあるべき」と思っている時って、
それ以外の事を考えたりしませんよね。
そんな時は、
視野が狭くなるというと、
ネガティブに聞こえるかもしれませんが、
一点に集中している状態だと思います。
道に例えると一本道。
この先に自分の願う未来が待っている。
そんな気持ちで立っているとします。
今までも準備や苦労して歩いてきた道。
一旦立ち止まって、
目指す未来に思いをはせた時、
希望に満ちていたり、力が湧いてきたり。
そんな状態の時に、もしも…
「こうなりたい」
「こうあるべき」
が、突如壊れてしまったら。
この先の道が通行止めというか、
今立っている道が
このまま進めなくなってしまった。
それ以外に道が無いと思っていたのに
断たれてしまって、何もできなくなってしまった。
どうしたら良いか
分からなくなるような苦しい思い出です。
あの道から外れたら、
マグマに飲み込まれるんじゃないかと思って
必死にこの道の先を目指していたのです。
落ちたら死ぬかもと思いながら
必死に頑張ってこの道から外れないように、
この先にきっと素敵な未来が待っている!
怖いながらも、恐怖を糧に
一生懸命、努力も出来たんだと思います。
その努力も水の泡。
もう二度と見たくない。
記憶から消してしまいたい出来事。
そこから、私は一体どうやって
立ち直ったのか…
コーチ仲間に話を聞いてもらいました。
よく、心理学を習うと
「怖いって気持ちを手放したら、楽になりました」とか、
「こうすべきを手放すと、視野が広がります」、
「この絶望感を手放したら、楽になるよ」と、
誰に聞いても、「手放せばいい」という答え。
この時の私はできませんでした。
「手放す」というのは
国語辞典の意味
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1 手に持っていたものを放す。手元から放す。
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2 所有していたものを人手に渡す。
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3 目をかけていた部下や子供を手元から放す。
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4 仕事などを一時中止する。
心理学での意味
- 執着・思い込み・観念を手放す
- 恐れ・嫌な思いや感覚を手放す
- 期待を手放す
この頃の私は、「手放す」は、
所有していたもの「捨てる」に
近い意味で捉えていました。
「その絶望感、捨てればいいのよ」そんな意味で
捉えていたのです。
「だから、絶望感の捨て方なんて
分からないんだってば!!!」と、
こころで叫んでいました。
また、「(絶望感を)感じては いけない。」
そんな意味にも捉えていました。
「感じてはいけない」というのは、
「そう感じる自分が悪い」と言われたようにも
思い、「自分を否定されたんだ」と、
感じていました。
私にとっての「手放す」は、
【諦める】でも、
【捨てる】でも
【仕方がないこと】でも
ありませんでした。
この道が良い!そう思っていたけれど、
その道から外れてしまった。途方に暮れ…
でも、別の道がそこには有って。
その道の先が
どこにつながってるか分からないけれど、
崖から落ちたら死ぬって思って
必死にしがみついた道だったけれど、
落っこちてみたら、とりあえず「私、死んでない」
それに、他の道もあったことに気づいた。
じゃどうする?どうしたい?
登って、元の道に戻ることもできるはず。
でも、このままこの道にも何か良いことあるかもしれない。
何を選ぶ?次、何をする?
私がしたことは、
新しい道を進む事を
「自分で選びなおした」
そういう感覚です。
執着を手放すと言えば手放す何ですけれど、
執着していることに気づくのは、
他人のは、すぐわかるけれど、
自分でココ執着しているなって
気付くのは至難の業。
何度経験しても
絶望感、無力感を味わっているときに、
「手放す」って、簡単じゃないなぁと改めて思うのでした。