こんにちは、心と身体が楽になる親子コーチング 
近藤きょうこです。

 

思春期の息子と私。
自分の心の声を聴いて
良かったと思えたこと

 

 

 

子と宿題の文字汚いことで喧嘩しました。

 

中学1年になった息子の話です。

 

休校中、課題で出ていた

数学の課題を私の作業している机の横でやっていたので、

 

私は、彼の宿題を何気なくチラリと見ました。

 

「もう!!また!?字が汚すぎる!!」

最初に思った感想でした。

 

 

字が汚い…①例えば0と6の区別がしにくい

        ②7と9も曖昧。

          ③小数点の位置を間違えたのを×で消し、
                 何個も小数点が書いてある

 

 

今までも、息子とは、

 

字が汚い(どっちの数字か判断しにくい)ことで

 

喧嘩になる事はありました。

 

学校のテストなども

 

コレが原因で本人は正解だと思った回答が

 

不正解とされたことが何度かあり、

 

テストやノートに「消しゴムで消す」という

 

注意書きも先生から何度もされていました。

 

 

 

 

息子自身も、字については毎度ケンカになるので

 

話題にされたくない事になって居て、

 

最近は文字に関しては目をつむり、

 

なるべく衝突しないようにしていました。

 

 

でも。この日は、自分が気付くより前に、

 

口が勝手に「ちょっと!字が汚いよ!」と

 

言っていました。

 

 

 

息子はキッと、私をにらみつけました。

 

言ってしまってから、

 

「あ。いかん。これ言っちゃダメなやつだ…」と

 

思ったのですが、

 

言ってしまってはもう後の祭り。

 

とっさに息子の睨みに負けじと

 

「なによ!」と言いたくなる言葉を押し込めて、

 

覚悟を決めて、こう言いました。

 

 

「ゴメン。今までも何度も

 

文字の事でケンカになってしまったから、

 

言わないようにしていたんだけど、

 

つい。うっかり思った事だから、言ってしまったよ。」

 

息子はしばらく黙っていました。

 

 

 

 

「そういう事、もう言わないでくれる?」

 

静かに…怒った風に聞こえました。

 

次に何と言おうか迷いました。

 

そして自分の心の声に耳を傾けました。

 

【 私のこころの声は…】

中学に入学したばかりで

 

 新しい担任の先生(他の先生とも)と、

 

 まだ人間関係も築けていないから

 

 また今までのように誤解されて、

 

 あなたが困るんじゃないかと私は心配だった。

(その先にあなたが困ることで、

私にイライラなどぶつけて来るのが嫌だった)

 

 

◆何度も言ってきたが、

 

 なかなか直らない事で私が感じている焦り

 

 

◆本人もすでに理解はしているのに、

 

 クドクド言ってしまった事への自分への苛立ち

 

 

自分都合の事ばかりだ…

 

このまま、自分の心の声を息子に伝えるのは、

 

少し違うなと感じました。

 

 

 

でも、こころの声に耳を傾け、

 

私は少し冷静になりました。

 

 

そして、息子が誤解して捉えて

 

居るのかも?と思ったとがあったので

 

訂正しようと思い、こう伝えました。

 

 

                                                                                                                                          

「字が汚い」とつい言ってしまったけれど、

 

ゴメンね。言葉が尖って聞こえたかもしれないね。

 

この言葉の選び方は違うな、と

 

自分でも思ったから言うんだけど、

 

本当は字が「汚い」のではなく、

 

本当は「どっちか区別ができない数字がある」と

 

思ったんだよ。と、伝えました。

 

 

 

「あとね、

 

たくさん課題をやって疲れた時とかに

 

曖昧な字になるなぁって、普段見ていて思うから、

 

区別できない数字が出てくるのは、

 

それだけ頑張って居る事も分かってるんだけどね。

 

コレとコレと…この5つだけ書き直してくれたら、

 

きっと先生も誤解しないで済むと思うんだ。どうかな?」

 

 

息子は、「…」ムスッとした表情で、

 

特に言葉にはしませんでした。

 

そうして、次の問題を解き始めたので、

 

あぁこの言い方では伝わらなかったんだなぁと思いましたが、

 

受け取るか受け取らないかは

 

相手が選ぶこと。これはこれで仕方がないと思いました。

 

 

 

しばらくしてまたチラッと見たら、

 

先ほど指摘したところは書き直してありました。

 

 

いつもだったら、

 

あのまま売り言葉に買い言葉で、

 

お互いにイライラをぶつけたり、息子からは

 

「じゃ、もう課題やらない」となるであろうシチュエーションでした。

 

 

でも、今回は心の声を聴いたことで、

 

ケンカにならずに済みました。

 

 

振り返って見て、心の声を聴いて

 

私が良かったなぁと思う事の2つを挙げてみようと思います。

冷静になったことで、

 

自分に矢印が向いていることに気づき、

 

相手の気持ちも考えようと思えた事。

 

 

◇息子の文字の事を

 

言われたくない気持ちも

 

(自分の解釈ではあるけれど、)

 

すこし理解できたので、

 

相手に届きそうな言葉を

 

選ぶことのハードルが下がった。

 

(実際届いたかは分からないが、

今までのような冷静ではない時の

言葉選びとは違うものを選べた)

 

 

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小さいころのように、

 

「うん。わかったよ」という

素直な言葉がないことの

 

寂しさもありますが、

 

成長を嬉しく思う事でした。

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