こんにちは、心と身体が楽になる親子コーチング
近藤きょうこです。
大人(親は)自分の経験で子どもを洗脳する
自分が体験したことは想像しやすく、
たとえトラブルにあっても乗り越えた体験があれば
解決策も自分なりに持っていたりする。
だから、一層その経験・その方法への自信がある。
たとえば…
「ママはあなたくらいの頃、
一日3時間も勉強頑張ったから
○○大学に入れたのよ。あなたは、まだ足りないわ」
一日3時間の勉強=○○大学入学?
2時間でも大丈夫な子もいるし、
5時間でも足りない子もいるかもしれない。
このママは自分の経験から、
3時間くらいは勉強してほしいという思いあるんだよね。
きっとそのくらいすれば大丈夫だろうという予想もあって
それを信じて子が素直に3時間したのに、
もしも○○大学に入れなかったとなったときや、
ちゃんと○○大学に入っても、
大学辞めたいなんて言われたら
なんて答えますか?
その経験の自信が絶対(正しい)では無いんですよね。
こんなことはありませんか?
まだ未経験の子に、ついつい
・「○○しなさいよ」
(勉強はしないとだめよ。○○するべき。)
→ほかの選択権は与えない
・○○しないと、△△できないよ。
(勉強しないと、就職のとき困るよ。
○○しないと…恐ろしいことが起こるよ)
→脅し
そんな言葉がけをしてしまうことがあると思う。
たくさんの選択肢の中から迷わすより、
一つの正解に向かって導いたほうが
大人としてもやりやすいし、時間もかからないから。
私たち講師も、自分の経験を話すことで
迷いを解決に導いたりしている。
これも、困っている人を助けるというと、
聞こえがイイいんだけれど
迷える子羊たちを洗脳しているのかも…という視点を
忘れてはいけないと、私自身は常々思っている。
洗脳にならないように
伝えるためにできること
それは、自分と相手との間に境界線を引くこと
一番簡単なやり方は…
「私の経験は…」「私のときはね…」と一言添える。
この一言があると、
子どもでも「これは一例なんだ」というとらえ方ができるから。
あくまで一例なんだと伝えるのに
「いろんな考え方があるけれど…」
「私(の場合)は・・・・だったよ」
なんて言い方もいいと思うよ。
境界線を引くことによって
得られるのは・・・
「相手と私は違う考え(だろう)」と伝えることで、
受け取る側が選択肢の一つとして受け取ることができる。
↓
すると・・・
選択肢として受け取った相手は、洗脳されるのではなく、
「自分で考え、自分で選択することによって」
自分の意志で自分の道を選ぶことができるようになる。
◆わが子にどんな子に育ってほしい?
素直に洗脳される子がいいですか。
時間はかかっても、自主的に選べて
「自分は自分」「人は人」と思える子になってほしいですか。